とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015四国八十八ヶ所巡り:番外編6-内子町街並み散歩

2015-04-01 19:15:22 | お遍路
内子町の八日市護国重要伝統的建造物群保存地区は、ハゼの流通で財をなした商家が建ち並ぶ町並み保存を手かがりに、白壁と木蝋のまちづくりを進められ、江戸後期から明治、大正期とそれぞれの時代に建てられた建造物が並んでいる。200年以上に及ぶ時の流れを感じることができ、見どころ一杯の街並みであった。

まず最初に、内子町ビジターセンターに寄って町の概要を調べる。


ビジターセンターからしばらく行くと、「住まいと暮らし博物館」がある。


江戸時代後期から明治時代の商家をそのまま利用し、大正10年(1921)頃の商家(薬屋)の商いと暮らしを人形と当時の道具類を使って再現している。






各部屋に行くと、センサーで人を感知するらしく、突然しゃべりだすのが面白い。昔の薬屋の人々の暮らしぶりがわかるようになっている。




酢卵で有名らしい森文茶屋。茶屋内では、森文醸造の商品が試食・体験でき、森文の水戸黄門が目印だ。


旭館。森文醸造(株)など地元有志が大正14年に作った活動写真館。こんな映画館の建物が現存しているなんて驚きだ。


さらに白壁の街並みを進む。




本芳我家住宅。庭だけ見学できる。




屋根の下の飾りが凄い。


木蝋資料館上芳我邸。




上芳我家は、内子最大の製蝋業者であった本芳我家から分家した家で、木蝋生産を営んだ商家だという。木蝋で財を成した商家を見学できるが、その贅沢な造りに圧倒される。








邸宅とは別に、木蝋資料館が併設され、木蝋の作り方を詳しく知ることが出来る。






これは蝋を絞る設備。他にも、木蝋作業場であった晒場や作業工程の「釜場」なども見ることが出来る。


いろいろ見てたら、あっという間に1時間も経ち、そろそろ宿に行かねばと引き返した。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
博識 (kazukawa)
2015-04-01 20:26:10
とっちーさんらしく博識満載!

読む方は簡単に読んでしまうが書く方のとっちーさんは書くためにしっかり下調べや勉強されているんだろうな~。

これでますます博識が深まって行くのでしょうね。
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kazukawaさんへ (とっちー)
2015-04-02 16:26:32
ブログを書くことは勉強になりますねえ。
間違ったことを書いてはいけないので、いろいろ調べてはいます。
自分が行った所の事は良く知っておきたいからですね。
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面白そう・・ (見切り発車)
2015-04-03 16:07:38
お遍路の合間にも余裕をもって 楽しんでいらっしゃいますね、
古い商家や町並みなど大規模に良く残っていますね・・
建屋の中に井戸があるなど 薬屋さんらしい作りになっているのでしょうか・・


>藤沢周平 「漆の実のみのる国」

で 米沢藩が長年の貧窮対策に木蠟に取り組む本を読んだばかりです。
上杉鷹山の時代の米沢藩の木蠟は 大洲藩初め西南国の木蠟に品質で明らかに劣り 困窮する藩の財政改革は はかどりません。
こちらでみせてくださった木蝋生産を営んだ商家の贅沢な作りに その違いを見せられた思いです。

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見切り発車さんへ (とっちー)
2015-04-03 20:26:50
内子は、古い商家や町並みなどが大事に保存され見どころ一杯で楽しめました。

木蝋についても、初めてその作り方を知りました。
この辺りは、その昔木蝋生産で凄い羽振りが良かったようです。
それらの儲けで、歌舞伎劇場を作ったりできたのでしょう。
邸宅も贅を尽くしたものが多く、当時が偲ばれます。
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