とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2022京都トレイル第2回京北コース:1日目

2022-04-05 17:53:02 | 京都トレイル
昨年に引き続いて、京都トレイルの西北コースの続きを歩いてきた。1日目は、京都駅から周山までJRバスで移動し、周山からは京北ふるさとバスで、山国御陵前で下車。山陵橋から常照皇寺に向かって歩き出す。


常照皇寺の入り口には桜の木があったが、まだ蕾も膨らんできていない。


由緒ありそうな山門に向かって石段を進む。


山門の前で記念撮影。


杉の木がやたらと赤い。何なんだろうと、近くにいた職人に聞いてみると、お寺の屋根に葺くために皮をむいたあとが赤くなっているという。


苔むした石段が歴史を感じさせてくれる。


拝観料を払って、境内に入ると、国の天然記念物「九重桜」があった。残炎ながら、この桜もまだまだだ。


御所より枝分けした「左近の桜」などの名木もあるが、4月中旬ごろが見頃だという。この辺りは京都でも標高が高く北の方なので、平地よりは桜の開花が遅いようだ。


本堂の中に入り、庭を見ていく。常照皇寺は臨済宗天龍寺派の禅寺。北朝初代の光厳天皇が開き、南北朝の動乱という歴史の渦に巻き込まれ、ここに隠棲した。また天皇は周辺の自然を庭に見立て、寺の裏山を猿帰嶂、滝を白玉泉、山全体を万樹林と名付け、周囲の十勝を選ばれたという言い伝えがあり、今もこの景観をほとんど楽しむことができる。


広間には大きな玉座があり、天皇が座ったのだろうか。


一通り、寺の拝観を終え、山門前の石段でもう一度記念撮影。


常照皇寺を出ると、京北コースの続きが始まり、井戸峠を越える。


山道が終わると、しばらく舗装道路を歩く。


道路の脇の田畑の境界には、害獣よけの柵が張り巡らされている。


熊野神社御旅所の前を通る。御旅所とは、神社の祭礼で、祭神が巡幸するとき、仮に神輿(みこし)を鎮座しておく場所。


民家の庭で見つけた巨大な足の指。


廃校になった学校の庭にある大きなご神木。


水車の前を通る。


石積みの橋を渡る。


橋の先にある広い敷地は山中城跡だ。平安時代末期の平地に築かれた楕円形の珍しい城だったという。


広い通りにあるパン屋さんで、翌日の昼食用にパンを購入する。


京北病院の横から小高い丘に登ると、この日の宿となる“あうる京北(京都府立ゼミナールハウス)”の入り口が見えてきた。


あうる京北が1日目のゴールだ。歩行距離7.8キロ、歩行時間3時間の短いウォークだった。


この日の宿泊者は、小学生の団体と我々の2団体だけだった。食堂で夕食を済ます。


翌日は、天気が悪くなる予報のため、何とかカッパを着ないですむことを祈りながら眠りについた。

参考1.1日目の高低図&コースタイム


参考2.1日目のコースマップ


「2022京都トレイル第2回京北コース:2日目」に続く。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。