とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018京都一周トレイル:伏見・深草ルート《その2》

2018-12-20 18:43:15 | マラソン
白菊ノ滝から伏見稲荷に向かう道も台風の被害が大きい場所がある。片側の樹木が根こそぎ倒れている。


伏見稲荷の敷地内に入ると千本鳥居の途中から入ることになる。


千本鳥居は、最初から最後まで歩いてみたいので一旦下まで下っていく。鳥居には奉納した人たちの名前がずらっと書かれている。ちょうどお昼も近くなっていたので、まず腹ごしらえをする必要もあった。


一番下まで行くと参集殿という建物があり、そこのレストランで昼食を済ます。その後、改めて楼門から参拝していく。


本殿でお参りする。


伏見稲荷大社のキツネは、いろいろなものをくわえている。何があるかというと、稲穂、巻物、鍵、玉の4種類だ。稲穂は稲荷神が五穀豊穣の神さまとして崇敬されていたことによる。写真の狐は、稲穂をくわえている。また、巻物は知恵をあらわしている。玉と鍵は、陽と陰、天と地を示すものだという。興味深いことに花火が打ち上げられる時、「たまや~」とか「かぎや~」とか掛け声をかけるが、あれは伏見稲荷大社のキツネがくわえている玉と鍵に由来しているという。面白い。


さて、いよいよ千本鳥居の入り口に向かう。


さすが京都でも最も有名な観光スポットだけに観光客で大混雑。しかも、外国人だらけだ。


20分ほどで稲荷山の最高峰(標高233メートル)の一ノ峰に到着する。


一ノ峰から奥に行ったところに見晴らしの良い場所があり、京都市内を一望できる。


三ツ辻からは別のルートで下山する。京都伏見稲荷の末社である末廣大神ではカエルが狛犬の代わりに守っている。


なかなか可愛いカエルだ。


手水舎の水の出口はカエルの口だ。こんなの初めて見た。


こちらは銭洗弁財天。ザブザブ洗うと財力絶大だと。




13:09。一通り伏見稲荷を回って伏見稲荷駅にゴールする。ここで、京都一周トレイルの伏見・深草ルート約10キロ(実際は、いろいろ回り道したので15キロ)を完走。しかし、まだ時間は早い。ついでに宇治の平等院まで行こうという話になり、タクシーで移動する。

平等院の中に入ると、さっそく鳳凰堂と池が見えてきた。池の畔には置物のようにアオサギがたたずんでいた。


1052年、藤原道長の子である関白・藤原頼通が「極楽浄土」を寺院として再現したのが、現在の鳳凰堂だ。国宝で世界遺産にも登録されている人気の観光スポットである。10円玉の表にもデザインされているからなじみ深い。タクシーの運転手が言うには、曇りの日の方が、池にくっきり鳳凰堂が映るという。幸い天気は曇りで、まさにその通りになった。右から、正面、左からとそれぞれのショットを撮ってみた。






折角だから記念写真も。


最後は、宇治の抹茶をレストランでいただく。




そろそろ雨が降り出しそうな気配になってきたので、近くの宇治駅からJRに乗って帰路に着いた。二日間の東海道ランと京都一周トレイルで京都のいいとこどりが楽しめた旅だった。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図