とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018東海道ラン:新安城~熱田

2018-07-02 21:25:01 | マラソン
5回目の東海道ランは、新安城駅からスタートする。駅から500m進むと、前回の旧東海道の終了地点の交差点だ。8:55。旧道らしく松の木の前で集合写真を撮ってから走り出す。


さすがに7月ともなると暑さが半端ではない。朝から日差しが強く、首筋や顔の周りをタオルで巻いて日差しを完全防備しながら走る。


9:20。来迎寺一里塚に到着する。来迎寺一里塚は来迎寺の集落を通る旧東海道の左右に設けられた一里塚である。写真は左塚(南塚)だが、右塚(北塚)は旧東海道と右塚との間に公民館が建設されたので景観が損なわれている。




9:33。知立松並木に入る。


この知立松並木は、幅7m、約500にわたり凡そ170本の松が植えられている。側道を持つのが特徴で、この地で行われた馬市の馬をつなぐためと推定されている。


側道がある松並木は走りやすい。


知立は、江戸時代、池鯉鮒宿(ちりゅうしゅく)と呼ばれていたという。歴史的仮名遣いでは「ちりふ」と読み、この辺りには池があって鯉や鮒の産地であったということによるらしい。


また、馬市が立ったことで知られており、歌川広重の「東海道五十三次」にも「首夏馬市」として描かれている。馬市乃碑前で記念撮影。


9:56。知立古城址に着いた。知立神社の神官永見氏の居城で、桶狭間合戦後に落城したそうだ。


落城後、刈谷城主水野忠重が、この土地にお屋敷を建てたが、元禄期の地震で倒壊したのちは、再建されていない。現在は、公園になっているのみだ。


知立といえば大あんまきだ。元祖小松屋本家で、大あんまきを買う事にした。


暑い時期になったという事で、知立市のご当地キャラ「ちりゅっぴ」が描かれた大あんまきのアイス状になったものを買った。


10:06。知立神社に到着する。アイスあんまきがちょうど解けて柔らかくなってきたので神社の休憩所で食べることにした。


知立神社の池にいる亀には、何故か鳥居マークが描かれている。


豊明辺りに入るとお昼近くとなり、お腹がすいてきた。たまたま見かけたスーパーの中に入り、焼きそば、お寿司、ビールなどを買ってランチ休憩する。


スーパーを出て先に進むものの、何かコースがおかしい。地図を確認した結果、まったく違う方向にコースアウトしていたようだ。正規の旧東海道に戻るまで約5キロ余分に走ってしまっていたのだ。

13:51。旧東海道に戻り、やっと桶狭間古戦場址に到着する。


中京競馬場近くを通り抜ける。


名古屋市緑区有松町は、旧東海道筋に残る古い町並みと有松絞りで知られ、平成28年に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。この辺りでも、1キロ程コースアウトしていたらしく逆方向から古い街並みに入った。


15時近くとなり、暑さもピークとなっていた。カキ氷屋を探して、やっと見つける。3種類ほどのカキ氷を頼み、みんなで食べ比べする。




有松から今回のゴールとなる七里の渡しまで、まだ10キロ近くもある事が分かり愕然とする。




14:56。有松一里塚に到着する。頭上には、名古屋第二環状自動車道が見える。


15:47。笠寺一里塚に到着する。


七里の渡しまで数キロとなり、先が見えてきた。もう一頑張りである。


17:00。七里の渡しに到着する。かつては、この先で渡し船に乗り、伊勢参宮の一の鳥居である川口港までの七里(約28キロ)を移動したのだ。


七里の渡し碑前で最後の記念写真を撮る。ここで、旧東海道のコースは一旦終わりだ。


熱田神宮を抜け、JR熱田駅まで向かう。


七里の渡しからは、2.3キロ程だ。最終的には、新安城駅から熱田駅までの全走行距離は、38.1キロとなった。内、旧東海道の距離はコースアウト分などを除くと29.3キロである。真夏の時期としては、かなりキツイ距離となったが、ところどころで休憩しながらだったので、全員無事ゴールできて良かった。一人では、この時期にこれだけの距離を走るのは勇気がいるが、仲間がいたから走れたことに感謝だ。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図