とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

山の知識を試す検定制度が出来た。

2011-12-06 21:14:49 | 山登り
Kazukawaさんから、「山の知識検定」なるものが行なわれたとメールが来た。

第1回は、今年10月に行なわれ、受験者172名(うち女性が28人)のうち、合格者は109名で合格率は63%。80点満点で最低点21点、平均54点、最高点は75点(71点以上の方4人)だったそうだ。最年少の合格者は、15歳の女子高生で山岳部に在籍しているという。

初めて聞いた制度なので、どんなものか調べてみた。下記詳細は、「山の知識検定 公式サイト」からの抜粋だ。
http://yama-kentei.org/index.html

《検定の目的》
「山の知識検定」は、自らの山に関する知識を高め、安全で楽しい登山をおこなっていただくことをサポートするための知識検定です。
・山で迷わないためのノウハウ
・遥か遠くに見える山の名前を知る方法
・山路に咲く花の名前や、いま登っている山の名前の由来や言い伝え
・思わぬ転倒でケガをした時の、とっさの救急法
これらの知識を知っていることで、登山はもっと楽しく、安全に登れます。明日からの登山の第一歩として、ぜひ、チャレンジしてください。

《山の知識検定の合格ラインと出題範囲》
出題は、おおむね山の安全に関する知識(道具、救急法、テクニック、読図等)から30%、山の自然科学に関する知識(地理、気象、動物、 植物等)から30%、山が楽しくなる山の雑学、山の文学、歴史、地名等から35%出題されます。合格ラインは70%以上の正解になります。

《検定資格》
年齢、性別等制限はない

《検定料》
ブロンズコース(初級):3150円(税込金額)
より難しいシルバーコース(中級)、ゴールドコース(上級)は来年から実施する予定。

※ヤマケンは、自らの山の知識を高め、安全で楽しい登山をおこなっていただくための知識検定であり、ガイド資格検定・指導者資格検定ではありません。

以上のような内容で、今年第1回の検定試験が行なわれたようだ。因みに、第1回の試験問題と解答は公式HPからダウンロードできる。試しに私も、試験問題に挑戦してみたが、80問中正解したのは6割弱くらいだった。合格ラインの70%には到底達成していない。なかなか難しい問題もあるようだ。苦手なジャンルが、山の安全に関する知識だ。このあたりは、山岳会に入っていないからしっかり勉強できていない。また、登山関係の歴史についても深い知識がない。自信があるのは、山の自然科学に関する知識あたりだ。この分野は、実際に山に行く為に事前に調べていることが多いからほとんど判った。

ただ、第1回はブロンズコース(初級)だけということなので、ゴールドコースになったら、相当難しそうだ。それでも、ブロンズコースに合格するだけの知識があれば、山仲間の間では少し鼻が高くなるに違いない。

《おまけ:例題》

①初級 縮尺の読み取り
山でよく使用する登山地図で5万分の1の縮尺の場合、1cmは実距離で何mでしょうか?
1.50m  2.100m  3.500m  4.1000m

②初級 高度と温度の関係
高度が上がるにつれ気温も下がってきます。では、100m高度が上がると、約何℃下がるでしょうか?
1.約0.1℃  2.約0.3℃  3.約0.6℃  4.約1℃

③中級 山の安全と遭難事故
平成21年に発生した山岳遭難者数は2085人であったが、発生原因のうち最も多いものは次のうちどれか?(警視庁生活安全局地域課発表資料)
1.滑落 2.転倒 3.道迷い 4.転落

④上級 「大光山」の読み方は?
静岡県の安部奥にある「大光山」の正しい読み方を次から選びなさい。
1.おおてかりやま 2.だいこうさん 3.おおひかりやま 4.おおぴっかりやま


(解答は①3、②3、③3、④4)