とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

米粉でもパンやケーキが出来る

2010-03-23 20:55:17 | 呟き
テレビで見たのだが、最近「米粉」を使ったパンとかケーキが作られているそうである。いままで、パンとかケーキというと小麦粉で作るものだという認識しかなかったが、米でも作ることが出来ることを初めて知った。

「米粉」とは、うるち米を水洗いして水切りし、製粉したものである。製粉の仕方で粒子を粗くしたり、細かくしたりして用途をいろいろ選択することができるらしい。粒子の細かさに応じて、だんご、煎餅、まんじゅう、パン、ケーキ、和菓子等用途はいろいろあるそうだ。

米粉を使った食べ物の利点は、こんなにあるそうである

①国産のお米が原料なので、安心して食べることができる。
②小麦粉と比べて消化のスピードがゆっくりなので、血糖値が上がりにくくヘルシーなのに腹持ちが良い。
③米粉を100%使用したものは、小麦アレルギーの人も食べることができる。
④小麦粉のでん粉量は全体の45%に対して、米の粉は80%。でん粉の多いほうが吸水量も増えるので、小麦粉に比べて米の粉でつくるお菓子やお料理はタマになりにくく、粉っぽさもない。よって、カスタードクリームやホワイトソースは失敗なく作れるし、パンはもっちり、ケーキはしっとりとした仕上がりになる。
⑤小麦のように米にはねばりの成分である「グルテン」を含んでいないため天ぷらの衣、お好み焼きなど、たくさんかき回しても粘ることがない。
⑥水にさっと溶けるので、後片付けも楽。
⑦から揚げ、かき揚げは冷めてもカリカリのまま。

こんなに利点があるのに、何故今まで普及していなかったというと、小麦粉と米との価格差が大きかったこと、米を微粉末に製粉する技術がなかったことが挙げられる。しかし最近、小麦粉の国際相場が高騰してきたことや製粉技術の確保が出来たことにより日本国産の米粉が脚光を浴びることとなってきており、農林水産省も代替原料として米粉の増産支援に乗り出すことになったという。

食料自給率が著しく低い日本としては、改めて米のよさを見直し米の生産量を上げる努力を是非進めてほしいものだと感じる。農業分野にも雇用の範囲が広がり、経済効果も大きいのではないだろうか。日本人は、やはり米が一番である。米粉の利用拡大は大いに期待したい。