とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

高尾山はすごい人ごみだった

2008-12-07 21:58:45 | 山登り
ミシュランの観光ガイドに三ツ星として紹介された日本の観光地は、富士山と高尾山の二つだそうである。なんでこれだけなのと言いたくもなるが、調査員が東京に来て探し回る手間が楽だったからかもしれない。しいて言えば、東京から手軽に自然を満喫できて老若男女が登りやすい人気の山といったら『高尾山』ということになったのだろう。NHKの「クールジャパン」でも外人に人気の山ということでも紹介されたので、前から興味があって登りたかった山でやっと行って来る事ができた。

人気の山であり、東京都内の山なので人出が多いことが予想されたので、できるだけ早くから登るために前日の夜、家を出て東名、河口湖、中央高速を経て八王子まで行った。3時間ちょっとで八王子の道の駅に着くとそこで仮眠をとった。今年一番の冷え込みだったようで富士山周辺を通過した時の車外温度は-6℃を示していた。道の駅で仮眠した時も明け方の冷え込みは厳しく、寒さで目が覚めてしまいやむを得ずヒーターを入れてしまった。

幸い天気は快晴で、ファミレスのモーニングをとってから、まだ交通量の少ない八王子市内を抜け高尾山口の駐車場に着いた。

駐車場を後にして高尾山のケーブルカーの駅に向かうと、登山者や一般観光客等が電車からぞろぞろ降りてきた。

ケーブルカーは始発から2番目というのに満員で立ち乗りとなった。ここのケーブルカーは日本でも最高の傾斜を登っているとの事で、上を見ると恐ろしくなるほどの急傾斜の坂であった。体が傾きそうで必死に手すりにつかまっていたのだ。

ケーブルカーで楽をしたので、山頂までの表参道は(1号路)は階段が多かったもののかなり楽であった。

たこのような根をもつ「たこ杉」や浄心門、仏舎利塔を抜け薬王院まではお寺の中を歩いているという感じであったが、奥の院をすぎるとやっと山のハイキングコースらしくなってきた。


ほどなく10分ほどで山頂に着くとすでに大勢の登山者で賑わっていた。紅葉は盛りを過ぎていたが、北西側には真っ青い空と白い雪を被った富士山が見事だった。遠くには南アルプス、手前側には相模大山、丹沢山、蛭ヶ岳などの丹沢の山並みがくっきり望めた。

あまりにも簡単に山頂に着いてしまい物足らない感があったが、ますます増えてくる登山者の数に圧倒され、早めに下山することにした。帰りは稲荷山コースで下りることにした。こちらは、なかなかいいハイキングコースで見晴らしのいい尾根のコースである。

ただ、地面が湿っていて硬くなっているのかすべりやすく下山は慎重に下りなければならなかった。どちらかというと登りむけのコースである。若者のグループ、中高年のグループ、家族連れ、外人のグループなどいろんな人たちとすれ違った。

稲荷山の展望台からは、都内の高層ビル群、横浜の高層ビル群、東京湾などが展望でき素晴らしい景色を堪能した。ここの展望台を下りてしまうと完全に下りてしまい、せっかく準備してきた「チ-ズフォンデユ」を食べるタイミングを逸してしまうので、ここで食べることにした。

お昼にはまだ時間が早かったが、東京都内の景色を遠望しながらの食事は楽しかった。再び下山してケーブルカー駅に着いたのはちょうど12時。

駅の周りは賑やかで大道芸やニュージーランドの観光案内などがあり、これから登山という人たちが大勢いた。

自分たちは、混雑を尻目に高尾山を後にして「高尾の湯」で汗を流し、帰路に着いた。帰り際に朝霧高原で見た富士山も美しく、一日中富士山の雄姿を眺めることができたいい一日だった。