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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

寝養生

2013-01-11 06:57:00 | 映画
一昨日からの咽の痛みが
抗生物質の服用で楽になってきた。

なんだか、この一週間は
風邪っぽいと思っていたら、
相当な寒波に見舞われていたようだ。

幸いまだ冬休み中なので、
お勉強の論文読みも
ベッドの中で電気毛布にくるまって
ホコホコしながらやっている。

ホーム・バカンスは
相も変わらずの映画鑑賞である。

昨日までで、
今年度は85タイトル鑑賞したので、
目標の年間100本まで
あと15本になった。

この分だと、
3/31の春休みまでに、
達成できそうである。

最近は、その目標のために
少々ハズレものや駄作でも
ガンバッて観ている。

その分、ツッコミと酷評で
ウサを晴らすしかない。


映画も観ない、本も読まない、
音楽も聴かない、趣味がない、
という人も周囲に少なくないが、
その人たちの話は
仕事の不満や家庭の愚痴が多く、
一緒にいて楽しくないので
近づかないようにしている。

カウンセリングの場でも
映画好きな子や文学好きな子とは
嬉々として話が進み、治療も進む。




1960年のフェリーニ監督の
傑作だというが、モノクロで
3時間近い退屈な映画であった。

マストロヤンニが
若々しく美男なのと、
ジェーン・マンスフィールドを
モデルにしたかのような
アメリカのグラマー女優の
セクシーさが絵的には
見どころだったかもしれない。

1950年代後半の
ローマの豪奢で退廃的な
上流階級の生態を描いているが、
現代の富裕層もあるいは
精神的には不毛なのかもしれないと、
ふと考えさせられた。



モロッコ、メキシコ、日本の
3箇所のサブ・ストーリーが
交互に織り交ぜられ、
「バベル」という言葉が象徴する
テーマに収斂されていく。

『ノルウェイの森』で観た
菊池凜子が印象的だったので
借りてみたが、ここでも
独特の存在感で、
猟銃自殺した母親を
目撃したトラウマから
愛を渇望し性的逸脱する病態を
生々しく演じていた。

「負のスパイラル」というのを
まざまざと見せられて、
少々、胸の痛くなる作品ではあったが
最後まで面白く観れた。





キリストの死後から
使途たちが迫害される話が
展開される。

クリスチャンだった
狐狸庵先生の影響で、
高校時代から
キリストものは
ほとんど観てきたし、
聖書も朗読テープで
『ヨハネ福音書』や『マタイ福音書』
『使途行伝』などを聴いてきたので
十二使徒の名前には馴染みがある。

パウロがテント職人で
初めは迫害する側であったことは
知らなかった。

『聖パウロ』が原題なので
殉教までが描かれるのかと思いきや、
延々3時間近くもやって、
ローマに向かうラストシーンで終わったのは
アララ・・・という幕切れだった。

切った張ったの活劇もあるが、
あまり面白いものではなかった。

咽頭炎

2013-01-10 08:17:00 | 健康
ここ数日の寒波で
喉に違和感があるなぁ・・・
と思っていたら、今朝方、
痛み始めたので、
去年、アテローム手術で
残っていた抗生剤を呑むことにした。

長年、近所の耳鼻科に通っているから、
こういう症状では
どういう薬が処方されるか
分っているので、家にある薬で
ホーム・メディケーションができる。

それでも、風邪気味なので
今日もまた、十分に温かくして
水分と栄養を補給しながら
寝養生しようと思う。

風邪は腎臓にも悪影響を与えるので
大事をとるに越したことはない。




大学時代に、
今はなき松竹映画館で
上映されていた。

ちょいと気のあった
テニス部の先輩が、日曜に
見に行くというのを小耳にはさんで、
(ああ。一緒に行きてぇなぁ・・・)
と思ったのを覚えている。

当時は、映画にさほど
興味もなかったので観る機会を
逸したが、偶然ゲオでみつけたので
当時を懐かしんで観てみた。

ちゃんと作ってあって
まずまずの面白さだった。




劇場で観たものだが、
TV放映のリアルタイムで
また観てしまった。




2002年にテレビドラマとして、
菅野美穂が出ていたのを
チラッとだけ一瞬観たことがあるが、
つまらなそうだったという記憶がある。

68年アメリカ映画で、
原題は、主人公名の『Charly』だが、
邦題は『まごころを君に』といったらしい。

知的障碍者が手術によって天才化するが、
また元に戻るということを知り、
学会に集う学者たちに向かって
痛烈な批判をするシーンがよかった。




戦争名作ワンコイン・シリーズで、
若きジョン・ウェイン主演の
1942年の作品だから、
終戦直後のものである。

ウォーホークという愛称がある
カーチスP-40の実機が出てくるのが
WWⅡオタクの心をくすぐる。

ただ、敵である日本機は不明のもので、
しかも、搭乗員の日本語が
日本人キャストではないため
メチャクチャで
「戦闘用意」という所を
「戦争用意」とタドタドしく言ったり、
敵機の来襲に
「ヒコーキ来るでしょう」
などとアホげなことを言っている(笑)。





hereafterというのが
「来世」というのを知った。

2010年の作品だが、
冒頭の津波のシーンが
リアルであったために、
3.11頃、公開延期になった
曰くつきのものである。

あの『ダーティー・ハリー』の
イーストウッド監督が、
こんなスピリチュアルなものを
撮るんだと感心もした。

分解清掃

2013-01-09 10:59:00 | パソコン


前のプリンタの
エラーサインが消えないので、
思い切って分解してみた。

インク吸収体を取り出してみたら
インク排出パイプに
ヘドロのようなインクが
山盛りになっていた。

これがエラーの原因かと思って
全部取り除いて、ついでに
吸収体もバケツで揉み洗いして
再装着して元に戻してみたが、
けっきょくエラーサインのままで
起動しなかった。

徒労に終わったが、
プリンタの分解法と
メカニズムが解っただけ
よしとしておこうと
思い分けした。






ホーム・バカンス

2013-01-08 08:06:00 | 映画
カミさんは
今日から始業式だが、
高校は今週いっぱい
冬休みなので、
まだノンビリと暮らしている。

何をする予定も
何処に行く予定もないので、
夕飯の買い物と
ランチ作りだけが
もっぱらのルーティーンである。

昨年、寝室用に
ハイビジョン37型テレビと
ブルーレイ・レコーダーを2台買ってから
テレビを見る機会がグッと増えて、
手持ち無沙汰になると
電気毛布をコタツがわりにして
ベッドにもぐりこんで見ている。

歩いて2分ほどの近所に
ゲオとツタヤがあるから、
映画ソフトが借り放題で、
休みになると切れ目なく
見ている。

ゲオは50円セールがあるから
10本借りてもコミック1冊分くらいである。

生来、出不精なので仕事以外の
観光目的で旅行したことはなく、
毎日、世界遺産の名所名跡を
ハイビジョンで見ているので
わざわざ現地まで
それを確認に行く気にもなれない。

「百聞は一見にしかず」というが、
旅番組などで百見も二百見もしているので
ヴァーチャルに世界旅行を
何度もしている気分ではある。

旅には、わざわざ不便をしに行く、
という非日常性を味わう意味もあろう。
そして、誰もが帰宅すると
「あ~。うちがいちばんいい」
と感慨にひたる。

そうなのである。
うちには自分の寝床、
読みたい本、見たい聴きたいソフト、
居心地のいい空間・・・と、
なんでも揃っているのである。

最近、ホーム・バカンスなる概念が
浮かんで、家で本を読んだり、
お酒を飲みながら映画を見たり、
本を書いたり、ギターを弾いたり・・・と、
マッタリ過ごせるのは
とても贅沢な時間だ
と思えるようになった。

殊に、3.11直後の
あの窮乏生活、
不安な生活を体験したので、
平穏無事なだけでも
どれほど幸せかわからないのである。




昭和49年作品というので、
高2の頃、公開されたものである。

特攻隊の発案者である大西中将が
主人公で、それまで、トンデモナイ奴だと
思っていたが、当人には苦悩・葛藤が
あったのだということを
描いている。

37年前の日本映画界の
錚々たるオールスターが
総出演している。

3時間半の大作だが
濃密な演技で飽かずに
見させてくれる。

ただ、ゼロ戦の戦闘シーンで
模型を吊るす糸が見えるのは
興醒めで、もすこしなんとか上手く
処理できんかったのかい、
とツッコミたくなった。

その点、円谷監督の模型を吊るして
カメラを逆さにして映した
という特撮技術は
秀逸だったかもしれない。




『ミラーの交差点』という
よく解らないタイトルだが、
禁酒法時代のイタリア系と
アイルランド系マフィアの
抗争を描いたギャング・ドンパチもの。

裏切りと騙しの応酬は
なかなかスリリングであった。




実写タッチの
記録映画風の画面は
新鮮ではあったが、
終盤にはエイリアンもどきになり
急にちゃっちくなって
「あ~あ。今までの緊迫感はなんやってん」
と思わされた。

B級作品であった。


ここまで
年度視聴77タイトル目である。
あと、23本、ガンバッて
見てみっか。

ドラマ三昧

2013-01-07 08:25:00 | TV・ドラマ


連ドラとして
見ていなかったので
総集編を見た。

半年間のドラマを
3時間に圧縮すると、
やはりかなり端折っており、
ストーリーの展開だけを
追っているようで、
人情の機微が振るい落とされ
感動するには至らなくなるようだ。




かつて「国民的ドラマ」と言われ、
世界各国でも支持された『おしん』の
全編放送が始まったので、
この機会に見てみることにした。

日曜ごとに全6話ずつ放映するようで、
1-6話を観た。

最初、83歳の「おしん」が
乙羽信子だったのは知らなかった。
その回想から始まる。




大河ドラマは
まったく観たことがないが、
会津が舞台になるというので、
この機会に観てみることにした。

第一回目は、まだ幼女時代である。
役者たちが「んだげんちょ」とか
「くなんしょ」などと
広域福島弁を使ってはいるが、
鼻濁音ではないので
純粋の東北訛りには聞こえない。

その点、西田敏行は
さすがにネイティヴ郡山人だけあって
完璧な広域福島弁で演じている。

お前という意味の
「にしゃ」というのを
久しぶりに聞いた。

小学生の頃、
立子山では
「にしゃ、しゃってろ」
って言うんだ、と仲間内で流行って、
笑いながらよく使ったものだ。