『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

手間賃4000円・・・

2024-02-11 10:22:10 | 古楽器製作

 

 

これまでになく、
珍しく、ヤフオクに出品して
一週間内にリュートフォルテが
2本とも落札されたので、
きのうは、中央郵便局まで
配送手続きに出向いた。

3.11来、13年も
放ったらかしのままだった
ボディ部分に端材を合わせた
試作品だったので、
1.5万という超廉価で供出した。

送料も出品者負担としたので、
1本あたりの経費は・・・
弦・・・3500円
ペグ・・・500円
出品料・・・1500円
送料・・・2500円
材料費・・・3000円
・・・ほどとなり、
実質の手間賃は
4000円ほどしかなかった。

これならば、
タダで誰かに譲渡しても
よかったくらいである(笑)。

それでも、
ウォッチリストが20人もついたので、
市場のリサーチにはなった。

それと、廉価で
古楽器を入手して
喜んで頂ければ、
リューティエ(製作者)冥利にも尽きる。



**

晴れ上がった
吾妻山は、
その名の「小富士」のとおり、
冠雪を抱いて
美しく佇んでいた。

 



*

三連休で近所の局がやっておらず、
街中の中央郵便局まで赴いたので、
その脚を郊外まで伸ばして
久しぶりに『鉄平ラーメン』に
行ってきた。

前夜・朝と食事抜きだったので、
オナカがグーグーいっていて(笑)、
ラーメン+半ライス+餃子
という大食セットにした。

さすがに、
二食分空くと、
こんな若者用みたいなセットでも
平らげられるので、
人間、喰わなきゃ生きていけない・・・
という妙な自己憐憫を感じてしまった。



***

帰途、久しぶりに
隈畔(わいはん/阿武隈川沿い)の
土手道を通ったら、
青空を映した川面(かわも)が
冬枯れの河原に美しく見えたので、
わざわざ車を停めて、しばし見入っていた。

対岸の柳町には
今はない生家跡があり、
祖父が東京五輪の時に
橋桁の五輪マークの木型を造った
信夫橋を眺め、その袂の
母校の清明小をも
視野に入れた。

一帯は
幼い頃、たんと眺めた
我が原風景である。

11年間の
関西への内地留学のような体験から
帰郷して久しいが、
終の棲家は故郷なり・・・
と近頃、ふと思うようになった。

*

帰宅したら、
日曜と勘違いしていた
ソーちゃんの『朝日杯』の
準決・決勝の日だったのを
YouTubeを見て知り、
すぐさま『アベマ』をつけた。

すでに、準決勝は終わっていて、
糸谷八段に逆転勝ちをしたという。

決勝相手は、
VS(二人研究会)仲間の
永瀬ッチだった。

王座戦でタイトル奪取して
八冠となった相手でもある。

将棋関連サイトによれば、
ソーちゃんにタイトル奪取された
トヨピー、ナベ、ナガセッチ、
ガースー・・・という
錚々たるA級棋士が
軒並みメンタルをやられて
絶不調に陥ったという。

さもありなん・・・である。

中学デヴュー時に
【四百年に一人の天才】
と棋界から畏怖されたのは、
天才たちの集う棋士たちによる
命名だけに、まさに、
それは正しかったのである。

師匠の杉本八段は、
ワイドショーで
適切な異名を問われて、
【異次元超特急】
と当意即妙に答えたが、
それもまた言い得て妙だった。

*

きのうの決勝は、
朋友に軍配が上がった。

「早指し戦」ながら
全棋士参加の公式戦なので、
勝敗は勝率に記録される。

昨年は4つの公式早指し戦の
すべてを制した
グランドスラムを達成したが、
その四冠のうち、今年度は、
はやくも銀河戦・朝日戦と
二冠を連破できずに失冠した。

今年度、タイトル全制覇して
八冠になった時は、
グランドスラムを加えると
「十二冠」であったが、
今は「十冠」になったわけである。

さすがに、
五番・七番勝負という
タイトル戦と違って、
一度負けたらそれでオワリになる
トーナメント戦を最後まで
勝ち抜くのは、超天才をもっても
天才集団がひしめく棋界では
至難の技なのかもしれない。

それでも、
瞬間風速的にでも
「十二冠」の頂きに立った事は
前人未踏の快挙であった。

どの棋士の口からも
「あと、十年は、
藤井竜王・名人の天下だろう・・・」
という弱気の発言が
漏れ聞かれる。

・・・とすれば、
八冠×10年で
タイトル80期が合わさると、
羽生永世七冠の棋界最高の
「99期」超えの達成は
「異次元超特急」で
ありそうである。

***

近所にできた
未訪のカフェに行く予定だったが、
突然の棋戦観戦の為に
カミさんがひとりで行ってきた(笑)。

しっかり、
お土産は買ってきてくれたので、
午後のオヤツとして
夕食を抜くことにした。


***

マエストロ小澤の訃報に接し、
何とはなしに
CDラックから
その名を冠したものを
何枚か抜き出してみた。

他にもいくつかあるが、
武満作品のものは
武満さんがジャケット写真になっていた。

今朝の朝刊にも、
各界の識者から
追悼文が寄せられていた。

定期購読はしていないが、
来月号には、おそらく
追悼特集になると思われる
『音楽の友』は購入しようかと
思っている。


***

リュートフォルテが2本とも
売れてくれたので、
昨晩から、また、
ビウエラの製作を始めた。

ネックと表面板は
すでに数仕事で出来てるので、
裏板を張り合わせ、
いよいよ、メインとなる
側板のベンディング(曲げ)加工に
取り掛かろうかと思っている。

















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