『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

時計を遊ぶ

2014-10-21 06:24:00 | 趣味
教員時代は、
授業時間の始業・終業を
厳格に守るために
腕時計は必須アイテムだった。

カウンセラーに転身してからは、
腕時計を見る仕草は
クライエントに「動揺」を与えるので、
ここ20年ほどは
置時計をチラリと素早く見る
職業技が見についた。

それゆえ、
日常でも腕時計をする習慣が
まったくなくなってしまい、
哀れ時計たちは収納庫の中で
永き眠りについたままでいた。

ところが、最近、
服飾マンガの『王様の仕立て屋』で
「腕時計編」を読んでいたら、
俄然、興味が湧いてきて、
電池切れのまま眠っていたものを
掘り起こして、
長い眠りから覚まさせた。







悲しいかな
「老眼」で
極小電池の番号が読めず、
近所のダイソーで
老眼鏡ではなくルーペを買って
型番を読み取り
いくつか合うものを購入した。

そしたら、
当然ながら
息を吹き返したように
時計たちは再び時を刻みだした。

亡き父の形見でもある
手巻き式のスイス時計も
ネジを十分に巻いてやったら
コチコチと動き出した。

なんだか、久しぶりに
父と対面したような気分でもある。


気分転換に
バンドと機械の
交換をすることにした。


中合デパートの時計売り場で、
お洒落な緑色の鰐皮バンドを見つけたが、
3.240円だったので、
帰宅後、ヤフオクを見てみたら、
同じものが1.200円であったので、
それを落札した。

これをどの機械に合わせようか
と思案するのも、
オシャレ遊びとしては
楽しいものである。




小さい腕時計が
欲しかったので、
ヤフオクで落札した中古品は、
すべてレディース物である。

いずれも稼動品で、
5点で2.350円である。

4万点もの出品数の中から、
三日がかりで
安くてエレガンテなものを選ぶのは
目が痛くなったものの
楽しくもあった。



中学入学の時に、
父親に買ってもらった
自動巻きの青文字盤の
『セイコー・ロードマチック』は、
これで、高校入試、大学入試、教員試験、
大学院入試・・・と、自分史の節目に
役立ってくれたものだが、
さすがに今は壊れて
お役御免である。

その代用で父親にもらった
始めてのクォーツも、
もはや故障者リスト入りである。



高3の三男の勉強机には、
はめもしない3ケの
現代的時計が飾られていた。

やはり、数寄者親子の
血は争えないようだ。

┐(´ー`)┌  




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