きのうは
標高550mの高原にある
Y中に初出勤してきた。
幸い、全国的に
温暖な天気となったので、
学校へのアプローチである
長く曲がりくねった上り坂には
雪も凍結箇所もなく
安心して登ることが出来た。
それでも、
北側校舎にある
カウンセリング室の廊下の外は
まだ残雪があって
冷え冷えとしていた。
*
職員室内の
自分用の連絡ボックスには、
先生方が入れて下さっていた
「ウェルカム・スイーツ」類が
どっさりと入っていた(笑)。
中には、ティッシュボックスや
新年挨拶カードもあった。
*
今年の「給食はじめ」は
ウドンと大学芋だった。
具材のなかには、
雪だるまを模った
ナルトが三枚も入っていた(笑)。
*
今朝の朝刊で、
コロナ禍の推移が
データ化されて載っていた。
毎日、世界の死者数のみを
数字で確認しているので、
グラフで可視化されると、
よりその傾向分析に役立つ。
3年を経て
第一波から第八波まで、
「回帰直線」(赤線)を引くまでもなく
きれいな右肩上がりの
「y=ax」にある。
「y=ax²」でないだけ
マシだなぁ・・・とは、
中学生レベルでも判るが、
それでも、この先にあるだろう
「第9波」のビッグウェーブには、
さすがに、自分も
捕まってしまうのでは・・・
という危惧を抱いた。
・・・となると、
60代の重症化率や死亡率が
関心の的になる。
重症化率は、約5%、
死亡率は、1.7%
・・・とある。
高くはない確率だが、
それでも、罹らないのに
越したことはない。
*
『サイエンス』の
査読済の論文に拠れば、
従来、6割と言われていた
集団免疫が獲得される割合が、
43%で達成できる
との研究報告がある。
このことから、世界規模で
未だ収束を見ないというのは、
どの国もその水準に達していない、
という見方もできる。
日本に当てはめてみると
「第9波」のビッグウェーブで
4500万人ほどが感染すれば、
集団免疫が獲得されて
「収束」が期待できることになるが、
しかし、ウイルス株が変異するたびに
二度も感染している一群があり、
果たして、この集団免疫「獲得」説は
正しいかどうか疑わしい。
現に、アメリカで猛威を振るっている
「XBB.1.5」変異株は、
「人体の防衛メカニズム(免疫機能)を
回避する新たな方法を獲得した」
と見る専門家もいる。
・・・とすれば、
生来もっている自然免疫も
ワクチンも集団免疫も
まったくスルーする
ウイルスに進化したということで、
その病原性が「どれほど有害」か、
というのが今後の研究焦点に
なってくるだろう。
進化生物学に則せば、
「感染率×有害率=一定」
であるはずである。
何故なら、
致死率100%で宿主を殺せば、
ウイルスも自己消滅する・・・という、
生存戦略に矛盾が起こるからである。
また、人類が唯一
「撲滅」したとされる
「天然痘ウイルス」のように、
適度に感染率が高く
適度に致死率が高ければ、
「宿主」によって
絶滅させられる確率が高い。
ウイルスは自己増殖力をもたない
「遺伝子のかけら」として
非生物扱いされている存在だが、
ヒトの進化の過程では
それは胎盤形成などで
その遺伝子が利用されてきた、
という有益性を持つ面もあるのである。
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