きのうから
ソーちゃんの『王位戦』
第三局が始まった。
初日は、
「57対43」の
ややリードの中盤で
「封じ手」となった。
先手番の勝率が
「94%」という
驚異の数字なので、
このまま勝ち切るものと
確率的には考えられる。
そうすれば、
対戦成績「3-0」で、
挑戦者がタイトル奪取するには
4連勝というほぼ不可能な
チャンスになり、
防衛は確実である。
・・・となると、
8/4の「王座戦」の挑戦者決定戦の
トヨピー戦が、注目の大一番である。
この一戦に勝てば、
これまで不敗のタイトル戦となり、
永瀬「王座」から奪取する可能性は高く、
前人未踏の『八冠』制覇が成就する。
***
きのうの対局中、
夕方頃に、不思議な現象が見られた。
対局室に射す西陽が
記録係の背後にある
金屏風に反射して、
なんと、ソーちゃん側の駒だけを
明るく照らし出す・・・という
怪異な現象だった。
『王位』の駒だけが
金色に輝き、
まるで、この一戦の勝利どころか
防衛は必然、八冠も必然・・・と、
暗示されているかのような
シーンであった。
もっとも、
いつものように集中して
盤上没我の彼は、
そのことに気付いていたか
定かではないが、
長らく盤面を直視していた彼が
いつになく目をしばたたかせていたので、
きっと眩しかったのだろう。
今日の対戦で
対局場の調整がされるのかも
見所のひとつである。
*
きのうも36.7℃という
猛暑日で、
まだ体調が完全じゃなかったので、
外出は控えて、出校したカミさんに
夕餉の買い物をメールで頼んだ。
ソーモン・フュメ
(スモーク・サーモン)と
アボカド、アスピック(ゼリー)で
『ガトー仕立て』を創ってみた。
夏らしく
涼し気な見た目に
カミさんも
「キレイ!」
と喜んでいた。
体調も今朝方はだいぶ善くなり、
1週間も続いた夏風邪も
やっと抜けかけている。
今日も今日とて
37℃もの予報である。
なので、午前中に
買い物を済ませて、
キッチンにも冷房を効かせて、
将棋の合間にちょこちょこと
夕餉の仕込みをしようと
思っている。
カミさんは
なんやかや仕事があって
夏休みになっても
毎日出勤しているので、
自分が毎日の夕食係になっている。
*
あと数頁を残して、もうすぐ
狐狸庵センセイの『銃と十字架』を
読了するところだが、
共感した一文があり
我が意を得たりと朱線を引いた。
教祖の生き方、み教えと
死後に組織化された
教団・教会は、
必ずしも同一のものではなく、
「キリスト」と「キリスト教」
「金光教祖」と「金光教」
のように、そこに
宗教的本質が乖離している事を
狐狸庵センセイはさすがの慧眼で
喝破しておられ、感服した。
かく言う自分も
在籍教会の不行状に嫌気がさして
教会から離脱して、
神様と直接向き合う信心・信仰に
切り替えて久しい。
そして、自分の考えに
理解も示してくれた
Tちゃん先生の教会には
お取次ぎに出向いている。
『銃と十字架』のタイトルどおり、
西欧列強の侵略と布教の歴史について、
自らもカトリック信者である
狐狸庵センセイは
真実の追求に一切妥協がない。
なので、かつては、
異端視されて、保守的な神父らに
「恣意的、独善的なキリスト教観だ」
と非難された事もあった。
しかし、ヴァチカンの不正問題やら、
カナダの神父による児童虐殺事件など、
宗教者として有り得ない
不行状・不品行が衆目に晒されて、
狐狸庵センセイの指摘が
正当性を持つことが証明されつつある
現代である。
その教義の中には
『聖戦』の定義もあって、
それは、イスラム過激派の『聖戦』と
なんら違いもない内容で
驚いてしまった。
「唯一の正しい宗教」の名のもとに
どれほどの原住民がその地を侵略され
虐殺され、彼らの宗教を邪教として
弾圧して改宗させたか・・・。
『魔女狩り』『魔女裁判』『火刑』も
「唯一の神」の名のもとに
なされた蛮行である。
日本人は
無宗教とか
宗教音痴として
世界的にも珍しい民族と
見做されている。
もっとも、
「頂きます」
「勿体ない」
「有難うございました」
という言葉や
お彼岸やお盆の墓参のように
明確な絶対的対象(神)を
持たないだけで
日常生活の中には
宗教性が潜んでいたりする。
19世紀フランスの政治思想家・
トクヴィルは、その名著
『アメリカのデモクラシー』で、
民主主義は退廃を歩むというのを
事細かに指摘しており、
その200年前の天才的頭脳が
予言した通りに今日なっている。
彼の悲観的な予言に対する処方箋は、
マテリアリズム(物質主義/拝金主義)の
荒廃・衰亡から脱却するには
本質的な「宗教性」を取り戻す事しかない、
と明言している。
「神」や「魂」について
真剣に考えて、
それとの関係性において
一人びとりが己れを定位することで、
個人の安心立命や
社会の道徳・倫理が保たれる、
という。
まさに、
魂理学を研究するものとして
我が意を得たり、と思った。
**
去年だったか、
市内にも『ビッグモーター』の
大展示場がオープンし、
キチキチに中古車が並べられ、
そのどれもが高値で
驚いていた。
そしたら、
このスキャンダルである。
昨晩は、
社長の謝罪・辞任会見を
ニュースで見たが、
「全く知りませんでした」
「ゴルフボールで傷つけるなんて
ゴルフを愛する人への冒涜です」
なんて、嘘と頓珍漢な事を
白々しく語っていた。
これまで、教育現場で40年間、
数千人もの人間を観てきたので、
(こいつ、ウソこいてんな)
というのがすぐに判った。
その表情、口調、内容で
人はその浅はかさが
バレてしまうものである。
この不祥事に
保険会社も数社絡んでいた
というのだから、
業界の闇は深い。
まさに、双方とも、
ブラック中のブラック企業である。
これもトクヴィルの指摘していた
マテリアリズム・拝金主義・
経済至上主義・・・の
成れの果てなのだろう。
道徳・倫理や
「お天道様が見ている」
「天知る・地知る・我知る」
という宗教性が
まったく欠如しており
「今だけ・金だけ・自分だけ」
の典型である。
ついでに、邪推・
下種の勘繰りをすると、
社長・副社長が潔く辞めた、
というのは世間を欺くポーズで、
息のかかった専務を代行させて
絶対に院政的に介入する筈だろう。
倫理・道徳・宗教性が欠けている
悪党は、軽薄短小なので
見え透いているのである。
*
WHOの馬鹿テドロスが
G20で承認されたのをいいことに、
「ワクチン・パスポート」なるものを
グローバルに機能させると
まるで、「通行手形」を世界に
普及させると言ってるから、
【馬鹿は死ななきゃ治らない】
だなぁ・・・と、つくづく痛感した。
これは、日本政府は
マイナカードとの紐づけを
画策するに違いなく、
未接種者は公共サービスから排除しよう
というトンデモない政略である。
そもそも、WHOは、
国連機関ではあるが、
実質はビルゲイツ財団などの
民間の富豪や製薬会社などによる
莫大な寄付により運営されている。
それが、国家や個人の主権を
制限するというのだから、
馬鹿も休み休み言えである。
*
アメリカでは
貧富の差が拡大しており、
上位1%の資産が
国民の90数%の資産を上回るという。
金持ちは益々金持ちになり、
貧乏人は益々貧乏になる、
という構造が固定化しつつある。
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