『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

口に福あり

2017-07-28 07:58:00 | 風景
連日の猛暑日も
いいあんばいに途切れ、
梅雨の戻りで
涼しげになって
過ごしやすくしている。



先日の
叔父の会葬御礼カードに
従妹のミキの
心のこもった小文が
載っていて
しみじみと読んだ。

千葉から帰省した兄が
帰りしなにポツリと
「これから、葬儀ラッシュになるな・・・」
と言ったのを聞いて、
齢80を超えた叔父・叔母たちの
ことを考えると、
さもありなん、と思った。

既に、四祖父母・父、
叔父・叔母の七人が
鬼籍となった。

かつて、
「死」というゾーンの前に
衝立かバリアのようにあった
年長の親族が次々と亡くなってくると、
その障壁が一つひとつ除かれて、
自分の前に「死」が迫ってくる
感覚を覚えた。

子どもの時、
重症の喘息で
肺炎もたびたび併発し
呼吸困難で酸素のテントの中から
世界を見つめていたので、
「死」というものを恐れ、
それを考えない日はなかった。

後年、
生物学や心理学、
宗教学、宇宙論に興味を抱いたのも、
「死」とは何ぞや、
「命」「存在」「意識」とは何ぞや、
という根源的な問いの
答えを知りたいという
欲求からである。

今は、
魂理学という独自の
学際的なポップ学問を打ちたて、
これらの根源的問いの
還暦の時点で得られた知見を
平易に伝わるように
一書に纏めている。




夕刻の駅前で
はじめて
ムクドリの大群が
空一面に飛び交うのを
目撃した。

まるで、ヒッチコックの
『鳥』の一シーンのようで、
不気味ですらあった。

一群が真上を飛び去るときは、
落し物のフン爆弾を
浴びせられるのではないかと
ヒヤヒヤしたが、
幸いにも無事だった。

ただ、
連れの車には
案の定、何箇所にも
白いスポットが炸裂していた。

***

昨日の朝方、
長らく懇意にしている
C先生から電話があり、
午後から近所に所用で赴くので、
夜、会食できないかという打診だった。

長い付き合いなので、
すっかり、こっちを
見通しており、
「夏休みで、ヒマで困ってるんでしょ」
と言うから
「そうなのよ。
 ヒマで、ヒマで、
 どうしようかしらんと
 思ってたところですわ」
ということで、
会食の段取りとなった。

C先生とは、
F高、O高、教育センターとで
一緒になり、長らく
相談部のコーディネーターを
担当して頂き、
永年のグルメ仲間でもある。

毎年、
『復興支援リサイタル』にも
来て頂き、いろいろと
ご支援も頂いてきた。

数年前に
お母様を亡くされた時には、
我が家にカウンセリングに
来られたこともある。

この春、
指導主事から教頭になられたので
多忙を極めているとのことだった。

大手術も無事乗り越え、
激務でスリムになって、
一段と美熟女になられていた。

「先生のヒマを
 買取りたいくらいです」
というほどに
マジに忙しいらしい。

お知り合いの
O高の女性教頭先生も交えての
楽しい会食を
夜の10時までしていた。




C先生からは
モロゾフのシャーベットを
頂戴した。

夕方には、
お向かいさんから
リサイタルCDのお礼にと
ビールを頂いたり、
おとといは桃が届いたり、
接骨院からはスイカを頂いたり…と、
ここの所、連日、
我が家に食べ物が舞い込んでくる。

思い当たることは、
叔母さんち通いしていた時に、
従妹のミキティと娘のチーちゃんに
ラーメンを奢ってやったが、
その時は財布に7.000円しか
入っていなかった。

ミキにも冗談で、
「超ボンビーで、財布んなか、カラッポよ」
と開けて見せた(笑)。

ここ数年のライフ・モットーに
「くれない族」にだけは
ならないようにしよう、
と決めて実行している。

「あーしてくれない」とか
「こーしてくれない」と
不平不満を言う人間にはなるまい、
人様に何も「くれない」人にはなるまい、
ということで、我がシステムノートには
「一日一与」として、
実践したら「与」マークを記している。

気のせいか、
「与」マークが増えるにつれ、
いろんな頂き物が
次々と舞い込んでくるようになった。

これは、
ニュートンの第三法則でもある
「作用・反作用」の
法則なのかもしれない。

大学時代に、
興味本位で
「カバラ占星術」というのを
読んでいたら、
「金曜日生まれは、一生に喰うに困らない」
とあり、
「ほー。そうなんだ」
と感心したことがある。

実際に、その後、
食に困ったことは一度もないから、
まんざらウソではないのかもしれない。

もっとも、
飽食の時代で、
今の日本で餓死したら
それこそニュースになるだろう。

でも、格差社会化し、
貧困は確実に広まっているし、
その家庭の食糧事情に
心が痛むような生徒もいる。

飽食、美食に
甘んじている自分に
時折、忸怩たる思いを
することがある。

この夏休みには、
プチ断食でもしてみようか、
とも考えている。









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