『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

山行き

2019-10-11 07:01:00 | 風景

きのうは
見事なまでに雲ひとつない
秋晴れだった。

まるで、
今日から大荒れになる分を
“前払い”で
償ってくれたかのようだった(笑)。

地元TV局の
「紅葉が見ごろ」という
誘い文句に載せられて
土湯「道の駅」まで登ってみたが、
この辺りはサッパリだった。

(*_*) ゼンゼン、ジャン・・・







それでも、
湿度のない透明な空気により
吾妻山がクッキリ鮮明に
8K画面のように見えた。

標高700mほどだったが、
気温は17℃で
涼しいくらいだった。

それが、
下界に降りたら
25℃もあった。






秋らしい
「マロン・ソフト」を頬張り、
温っかい「挙げ饅頭」を味わい、
むかし懐かしいベタ甘の
「UCCミルク・コーヒー」の
ホットを呑んだ。



下山時は、
左右にうねる下り坂を
スラローム感覚で
80km/hでスッとばしながら
遠心力で体が振られるのを
楽しんできた(笑)。

ホ~ッ!! ( ˙◊˙ ) ホ~ッ!! 

標高計の
ディセント・レイト(降下率)が
5m/secくらいの急勾配箇所では
ダイヴ感覚があった。

ヒュッ、ヒュ~ッ!! ( ˙◊˙ ) ホッホ~ッ!!







ノーベル文学賞に
今年も村上春樹の名は
挙がらず、ハルキストは
落胆していることだろう。

全世界で
もっとも翻訳されて
もっとも売れている
日本人作家ではあるが、
その代表作の大部分を読んできたが、
ノーベル賞にはピンと来ないなぁ・・・
というのが、正直な感想ではある。

ファンタジックな読み物としては面白いが、
さりとて『ハリポタ』がノーベル賞には
結びつかないのと同じだろうし、
現代人の「虚無性」や「暴力性」、
「愛と癒し」のようなテーマを描いてはいるが、
思想性というよりも通俗性をより感じる。

ことに、
執拗な性的描写は
一部の読者をして
嫌悪感を抱かせているようだ。

文学賞の選考機関は
スウェーデン・アカデミーという
ローカルな組織であり、
昨年は、その内部スキャンダルで
発表中止となる人間臭さも演じている。

文学賞に歌手のボブ・ディランが
選ばれるというような
おかしな年度もあった・・・。

***

ハルキ物の初期四部作の
4作目の『ダンス・ダンス・ダンス』の
上巻を読了した。

少し、面白くなってきた処である。

羊男が登場して、
生きることには意味なんてないんだ、
とにかく踊るしかないんだ、
ならば上手く踊れだ・・・
というような事を言う。

もちろん、
題名の『ダンス・ダンス・ダンス』は
そのことを指しているのだが・・・。

その箇所で、
なんだかピンと来るものがあった。

そっか・・・
生まれ落ちて来た瞬間から、
心臓が動いている間は、
Move! Move! Move!
Dance! Dance! Dance!
Play! Play! Play!
・・・なんだと。

乗ってる車が
Move!…で、
ギターやピアノを
Play!・・・してんなぁ(笑)。

ヒュッ、ヒュ~ッ!! ( ˙◊˙ ) ホッホ~イッ!!

ライフ・モットーが
「人生を遊ぶ」
だもんねぇ。

Dance! Dance! Dance!
・・・は、
いかにも文学的、修辞的だ。

***

そも細胞は、なぜ、
単細胞が、多細胞に進化する
必然性があったのだろう?

元素は、
素粒子が、水素・ヘリウム・リチウム・・・
以下“水兵リーベ”と周期表順に
複雑化する必然性があったのだろう?

もっとも、大元の
「宇宙そのもの/Cosmos being」が、
「0」から誕生したものである。

“真の空”であるはずの「真空」の
『揺らぎ』から偶然に、
この時空・物質・エネルギーが誕生した、
というのが定説である。

何の為に、
単純なものが複雑なものに?

これ自体が、
Dance! Dance! Dance!
・・・なのか。

あるいは、
より、複雑に、多様に
Dance! Dance! Dance!
する為なのか・・・。

我々が棲んでいる宇宙は、
今現在、加速的膨張を続けており、
10の33乗年後には終焉を迎えると
計算されている。

一説では、
-273℃の絶対0℃になり、
分子運動が停止するからとも、
素粒子が崩壊するから、
とも言われている。

音楽や舞踏に例えるなら、
激しくクレッシェンド(音量増大)しつつ
激しくアッチェレランド(速度増大)して、
その極みに、
ゲネラルパウゼ(全体の休止)となる。

それまでの、
Dance! Dance! Dance!
なのだろうか・・・。

【自己実現】とは、
寿命という持ち時間と
自意識でもって
この世界を
Dance! Dance! Dance!
することなのだろう・・・。

ならば、宇宙と同じく、
人生という一曲の生涯に、
モア・クレッシェンド、
モア・アッチェレランド、
すべきなのか・・・
(せめてソウル・レベルだけでも)。

その〈Step〉が
止むまで・・・。





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