『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ハナだらけ・・・

2019-03-29 08:11:00 | 風景
落語の雑俳に

 この山は
  風邪をひいたか
   はなばかり

というのがある。

我が家の玄関も
カミさんの送別会やら
離任式やらで
花束が増え、
花屋さんの店先みたいな
様相を呈してきた(笑)。

外から帰ってくると、
ムッと花々のフレグランスが
鼻腔を刺激する。

これは「匂い」と言うより
「香り」と言うべきだろう。

さるグルタレ(グルメ・タレント)が、
松茸ご飯に
「いい匂い」と言ったのに
そこは「香り」やろが・・・と、
違和感を覚えたことがある。

間違いではないのだが、
「におい」と同じ読みの
「臭い」を連想させ、
「犯罪の臭い」や「トイレの臭い」
のように悪臭としての
「くさい」をも連想させるので、
「いい匂い」限定の「香り」の方が
格調高く上品である。

古くは、
芳しき香りのことを
「蘭麝(らんじゃ)」とも言って、
これは、蘭の花と麝香(じゃこう)の香りが
合わさって出来たようである。

茶道でたびたび話題になる
「蘭奢待(らんじゃたい)」は、
正倉院に収蔵されている
天下第一の名香木(伽羅/きゃら)とされ、
足利義満や信長ら
時の権力者たちが珍重品として
切り取っている。





カミさんも花粉症らしく
目が痒いと言って
眼科に行ってきた。

自分もアレグラ呑んで、
ハナをズピズピ言わせてる。

 この家は
  カゼをひいたか
   ハナばかり(笑)

家の向いの
園芸店の駐車場の
ブロック塀んところに
ツクシがルンルンといった感じで
生え出していた。

ツクシは食べれる野草だが、
未だに試食したことがない。

なので、
明日、小6のU君が
体験学習合宿に来るので、
この機会に、一緒に「食育」として、
チャレンジしてみようかと考えた。

もっとも、
彼が嫌じゃなかったらの
ハナシだが・・・(笑)。

フキノト採りの楽しさも
教えたいと思ったが、
苦味のある味は
まだオコチャマには
無理かも・・・(笑)。

ビールにせよ、
ピーマンにせよ、
なんで、大人になると
苦味が好きになるんか、
不思議と言えばフシギである。

いちばん説得力のあった
サイトに拠れば、
味覚センサーである味蕾数は
30~40代では子ども時代の
1/3まで減少するらしい。

つまり、子どもは、
苦い、辛い、酸っぱいものを
刺激として敏感に感じるので
嫌悪するという。

ナルホイド!!(笑)←小学時代のギャグ(ホイド=コジキ)

ε= (•̀.̫ •̀) 

『なるほど!ザ・ワールド』←昭和だなぁ・・・

生物学的には、本能として、
ヒトは母乳成分である
甘味、塩味、旨味を好み、
自然界の毒成分である
苦味、酸味、辛味を嫌うという。

本能的に嫌っていた味も
加齢とともに味蕾が減ると
その刺激が和らぎ、
ヒトの持つ「好奇心」という
別の本能によってチャレンジして
新しいものとして
文化的に後天的に獲得してきた
と考えられる。

苦いコーヒー、劇辛キムチ、
えぐい山菜、臭いチーズ…等々が
食せるようになると、
「大人になったなぁ・・・」
と少しく嬉しく感ずるものだが、
それは大脳新皮質による
「文化」を獲得したと同時に
味蕾の発達が臨界点を超えた
ということでもあるのだ。

 ふたつよいこと
  さてないものよ

     ┐('~`;)┌





きのうは所用で
飯坂温泉に赴いたので、
いつものとおり
名物スーパー「アルタ」に寄って
名代の「ジャンボ・チキンカツ」(180円)を
夕飯用に買ってきた。

これは、
名人針師マキノ先生も
お気に入りで、
よく施療中に
お互いその話題で盛り上がる。

正体は、胸肉を観音開きにして
叩いて拡げてから揚げたもので、
手の平みっつ分くらいの大きさで
圧倒される。

それで、180円だから、
飛ぶように売れるのだが、
いつ行っても、
品切れになっていたことがないので、
裏でドンドコ、ドンドコ
揚げているのだろう(笑)。

100円のハムカツは、
通常の三倍くらいの厚みの
ビアソーセージで、
これも喰いでがあって
オモロイ奴である。

ゆんべは、それを
ニンニクを入れたバター&オリーヴ油で
軽く揚げ焼きにして
「ヴィーナ・シュニッツェル」風
「コート・ミラネーゼ」風に
パルミジャーノとパセリで
やってみた。

鶏胸肉のサッパリした味は、
孔牛肉に似てないこともない。

見た目、大きさ、味が、
ウィーン風、ミラノ風だと、
まさかアルタの揚場の
おっちゃん、おばやん達は
知るまいと思う(笑)。

「観音開き」は
「double doors」と言うが、
料理用語では別な呼び方があり、
それが、どーしても思い出せない。

ク~ _(_ _)ノ彡☆バンバン!

「エンジェル・カット」
かと思って検索しても
ヒットしない・・・。

***

フレンチで言う処の
「ディジェスティフ」(食後酒)に
コーヒー・リキュールを拵えてみた。

「カルーア」という
銘リキュールを「べろコピ」してみようと、
25°の芋焼酎に深入りコーヒーを
半日滲出させ、黒糖、スコッチ、
ヘーゼルナッツ・リキュール、
バニラ・エッセンス、アーモンド・エッセンスを
それぞれカクテライズしてみた。

練乳を少し加えてみたら、
かなり「カルーア」っぽくなった。

備前のミルクピッチャーと
豆角皿で一杯やってみたが、
なかなか乙なリキュールに仕上がった。

春休みなればこそ、
暇人なればこそ、
半隠居なればこそ、
こんなことで楽しめている(笑)。





ナツが
卒業式の写真&コメを
FBにアップしていた。

【カップ麺を食べずに4年間過ごし終えました】
勉強嫌いで小学生のときには九九が言えず泣きじゃくり、勉強そっちのけで卓球しかしてなかった人間がラケットを置くほどお熱になれる学問を学べた価値ある4年間でした。
"失敗しても当たり前、成功したら男前"精神で
力み過ぎず、気負い過ぎずに楽しんでこれからの大学院2年間を過ごしていこうと思います。

・・・とのことで、
兄貴ふたりが「いいね」していたので
そこにトーチャンも加わった(笑)。

三人並ぶのは
稀有なことである(笑)。

3年前のリサイタルには
フミとナツが来てくれて、
音楽堂のパイプオルガン前で
貴重なファミリー・ショットが撮れた。

リサイタルで着用している
襟付きウェスト・コート(ジレ)を
成人式に貸したら、
気に入ったらしく、
卒業式でも貸してほしいと
カミさんが持って行った。

リサイタルまで
郵送で返してくれるようだ(笑)。



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