『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

カウントダウン

2018-05-24 07:51:00 | 風景
いよいよ
リサイタルまで
あと四日と迫ってきた。

早く終わって
ホッとしたい気持ちと
今年も成功して
みなさんに喜んで頂けるか
という若干の不安も
ないではない。

自信満々ということは
いつになっても、
何度やってもないものである。

それを天才落語家
立川談志は「芸術家の良心」と
呼んでいた。

授業も15.000時間もやったが、
毎回、教壇に立つまでは
緊張感を伴っていた。

うまくやれるだろうか、
ちゃんとできるだろうか、
という予期不安である。

そのくせ、
教員大会の大会場で
数百人の前で講演する時なぞは、
舞台の上でまったくアガらず、
自らも楽しんで話しができる。

昔から
人を楽しませるのが
好きだったので、
生来のパフォーマー気質
なのかもしれない。




企画、広報、印刷、
グッズ製作、練習・・・と
“楽壇ひとり”でやってきた
大イヴェントの大詰めが
四日後の「本番」である。

終わりよければ
全てよし、
となってほしい。

W先生とは
デュオ「ピアミルダ」で
この3年の間に何十回もの
公演活動をしているので、
第二部に関しては
信頼のおけるパートナーである。

昨日の練習後も、
つい冗談で
「親戚よりも
先生と会ってる方が多いわ」
という笑いになった。

今回は、
プログラム印刷後に、
イメージトレーニングとして
客席に座ったつもりで、
観客側の心理で
曲順にシミュレーションしてみたら
どうも重苦しい部分があり、
W先生に相談して
一曲予定を変更することにした。

ヴィラ・ロボスの
「ブラジル風バッハ第5番」
という名曲なのだが、
中間部に現代風の難解な部分があり、
クラシックに親しみの薄い方々には
前後にも短調の長い曲が続いて
気の毒に思えた。

それで長調で短く
比較的なじみのある
ビゼーの『カルメンの間奏曲』に
変更した。

なので、
当日、アナウンスで
プログラムの変更を
伝えることになった。

これは、
5年目で初めてのケースである。

舞台袖でアナウンスを担当してくれる
福大ギター部の学生さんの為に、
その原稿も今日
書かなくてはならない。




ダイソーの
100均キッズ・タイにハマッて
ヤフオクでも
タータンチェックの100円タイを
落札した。

柄の中では
タータンチェックが
いちばん好きである。

ふつうのネクタイだと、
締めるのに、
エイッと気持ちのハードルが
一段高い気がするが、
このゴム輪で結び目が
すでに出来たものだと
気軽に首輪みたいに
ポンと装着できる。

大人用の
ファスナー・タイプもあるが、
それはさすがに
1000円以上するみたいだ。

それでも、
ネクタイとしては
安物の部類になるが。

本物の高級ネクタイから
パチモンまで
0から100まで取り揃えていると
その日のシチュエーションと気分で、
今日はこいつでいってみっか、
と相棒を決めるかのように
楽しめる。





連日、ニュースのトップで
日大の「反側タックル事件」が
取り沙汰されている。

あの問題映像を
何度見せられたか
わからない。

当事者の学生は
すぐに素状がバレて
ネットで叩かれ
炎上したようだが、
意を決して実名と素顔を晒して
会見に臨んだのはよかった。

その態度は
潔しだろう。

でも、やったことは
あるまじき行為である。

自分がレギュラーでありたいがため、
国際試合に出たいがため、
たとえ監督・コーチの意を
忖度したとしても
何をやってもいいのか
という問題である。

その行為には
人間性の品位が問われる。

まだ学生とはいえ、
成人になった以上、
自己決断力、現実検討力が
なかったと、指弾されても
致し方あるまい。

しかし、それ以上に
許されぬ輩(やから)が
大の大人である
監督とコーチ共である。

腐っている。
「真善美聖」の対極にある
「偽悪醜邪」そのものだ。

35年教育現場にいて、
教師とカウンセラーとして
千人以上の人間と向き合ってきたが、
この二人は明らかに
嘘を付いている
挙動不審の態度であった。

監督に至っては、
世間の憶測や中傷を
「心外だ」と放言し、
「常務理事は辞めない」と
自己保身を図っていた。

どんだけ厚顔無恥な
人間なんだろう。

コーチは監督の太鼓持ちである。
週刊誌によれば
AV出演歴があるとのことで
その人柄が知れよう。

しかも、
理事長への直撃取材を見たら
その口ぶりが八九三っぽくて
驚いた。

週刊誌では、
その筋との付き合いの
黒い噂が絶えないという。

こんなトップのいる大学に
次男をやっていたのかと思うと
保護者としても愕然とした。

日大のアメフト部員たちも
監督らの虚偽保身会見に
あいそを尽かし、
もうこの大人たちには
ついていけない、
とグループラインで
言い合っているという。

私学なので
全国一を成し遂げた監督は、
少子化で経営難の迫る大学には
いわば客寄せ効果に貢献した
ヒーローなのであろう。

しかも、
常務理事でもあるので
王様気分となって、
自分のことを「何様」かのような
自我肥大を起こしているのだろう。

それゆえ、
北朝鮮みたいな
独裁恐怖政治が
学内で罷り通っているのかもしれない。

副学長は
アメフト部の顧問だというので、
この際、関係者一同、
「傷害罪」「障害教唆」で
有罪になることを
願っている。

***

大戦中、
多くの若者を前線で戦死させ、
自分たちは敗戦後、
何の責任もとらずに、
のうのうと要職について
富裕層になった司令部の人間が
少なからずいた。

卑しい歴史が
またしても繰り返している。

東電問題でも感じたが、
河合先生が仰った
「中空構造」社会の日本では
責任回避というシャドウが
潔い切腹の対極の姿として
隠然としてある。

モリカケ問題も
同様なのかもしれない。









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