『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

リトリーヴ

2019-09-27 07:57:00 | 風景
きのうは
町教委の指導主事として
Y中に仕事に来た
中学時代の同級生ミツマサと
数十年ぶりに再会して、
1時間ちかく歓談した。

中2、3と最高に
オモロイ学級だったので、
いや~、その回顧談は
尽きることがなかった。

人生で
もいちど戻れるとしたら
あの中学時代を
迷わず選ぶだろう。

未だに、
クラス全員の顔も名前も
覚えていて、
それぞれのエピソードも
鮮明に思い出せる。

坊主頭ながらも、
そういう素敵な
青春時代を過ごせたのは
とても幸せなことであった。

学校が楽しくて
仕方なかったもんねぇ、
あの頃は・・・。

学校が楽しくて
仕方なかった。

だからこそ、
幼稚園来、今日まで、
いちども学校を
離れていないのかもしれない。





箒で掃いたような絹雲が
層雲と重なりあって、
空の高さを感じた。

まさしく、
天高く馬肥ゆる秋、
である。

川俣路には
来月のコスキンの
万国旗が飾られていた。

かつては
5年連続出場して
表彰までされたが、
最近ではとんと縁遠くなった。

『復興支援リサイタル』に
係りっ切りになっていたので、
あっちもこっちもとは
いかなかった。

また出たくなったら、
出ればいいし・・・。





Y中への通勤路には
トンネルが3つもあり、
まさしく山越えしての
僻地出勤という感じがする。

全校生3人で
生徒・職員ともに
家族的でアットホームな雰囲気は
とても気に入っている。

きのうは
空き時間に
修復したチェロを弾き、
体育館ではグランドピアノを
全館に響かせ鳴らせた。

カウンセリングの合間には
先生方と話し合ったり、
論文を読んで新しい知見を蓄えたり、
まだ始まりもせぬ
「市民セミナー」の構想を練ったり・・・と、
けっこう知的な楽しい時間をも過ごしている。

むかし、
霊視能力のある教え子から
「先生には知のカルマがあります」
と、透視され、
絶えず泳いでいないと
酸欠になるマグロみたいに、
何かしら知に関わっていないと
いられないのかなぁ・・・と、
思わされたことがある。

通勤路のトンネルを抜けるたびに、
「暗愚・迷妄から啓蒙される」
というような、
なんだか、毎度、
産道を通過しているような
【通過儀礼】気分を味わっている。





ツタヤに駐車した
我が車のロゴを見て、
(おやっ!?
MOVE!って、
動け!っていう、
命令形じゃん・・・)
と気が付いた(笑)。

もっと、
積極的に人生にコミットして
「運動」もしなきゃなぁ・・・と、
フィジカルな「運動」も含めて
思わされた。

不思議なものである・・・。

ε= (•̀ .̫ •̀ ) 

かつて10年間勤務したO高で
深くカウンセリングに関わった
生徒たちの顔を眺めていたら、
それぞれのセッションの
生々しいやりとりが
蘇ってきた。

ふだんは忘れ去っていることでも、
こうして、刺激を介在させると
人の記憶というのは
あんがい鮮明に想起されるものだ・・・と、
再認識した。

心理学の授業でもよく講義し、
国試問題にも出されたが、
記憶には<記銘・保持・想起>の過程があり、
エピソード記憶の想起過程には
手がかり再生(cued recall)というのがある。

想起は「retrieval」というが、
ルアー釣りでは、
リール操作でルアーを泳がせながら
手前に巻き取るのを
「リトリーブ」という。


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