きのうは、午前中はテニスに行き、
昼食は行きつけの鮨屋で世間話に盛り上がり、
午後から市民茶会に寄って、
小倉邸前の船着場でギター練習してから
川俣に赴いてコンサートに出演し、
夜からは連山車を見に出かけた。
まことに目まぐるしくも
充実した一日であった。
さすがに、今朝は
久しぶりのテニスとギターコンサートの
疲労で背中が痛い。
裏千家で十年お稽古してきて
茶事も何十回も経験しているので、
大寄せの薄茶会に気軽に普段着のままで
参加している。
この日は、宗偏流の主催だったが
裏の手前にかなり似ていた。
久しぶりに30分近く正座をして
背筋をシャンと伸ばして
いい意味での緊張感が
味わえた。
今年、初参加のコスキンだが、
その前哨戦として絹蔵というカフェでの
プレ・コンサートに出演してきた。
一人30分の持ち時間なので
たっぷり7曲ほど演奏できた。
タンゴ・アン・スカイ
アギーレ賛「インカのメロディー」
前奏曲第4番「インディオ賛歌」
インカ幻想曲
ブラジル風部曲
花祭り
コーヒールンバ
ただ、今回3日間の160組近い出場者の中で
ソロ出演は二人しかいないので、
マイナーに際物立っている。
他の参加者はみなグループで
しかも純フォルクローレで、
ドガチャカ、ドガチャカ景気よく
ノリノリでやっているところ、
ギター一本はさすがに寂しい。
前二組のグループが陽気で、
さんざん会場を沸かしていた後での
ステージだったので、客はソロギターに
引き気味で、出だしから
お互い緊張した嫌なムードだった。
ソロギターを見てか
客は潮が引いたように帰ってしまい
客席はまばらになって
数人が演奏を聴くでもなく
テーブルで雑談をしていたので
なんだか哀しくなった。
まるでフォルクローレのメッカに
異分子が紛れ込んできたようで、
あたかも敵地に単身乗り込んできたような
気がして、久しぶりにステージで
緊張して指が回らなかった。
そのせいか、普段は鼻歌同様に弾ける
出だしのタンゴ・アン・スカイの途中部分を
忘れてミスってしまった。
それで、よけい惨めな気分になった。
でも、3人ほどが聴いていてくれたので
その方々のために真剣に弾くことにした。
それと、モニタースピーカーもあり
音質抜群のPAだったので
自分も楽しもうと気持ちを切り替えた。
いつものようにデジタル録音したが
さすがに、チェックしてみると
かたい演奏で、テンポもツッコミ気味だった。
今日は大ステージでの演奏だが、
午前の部だから、また客もまばらだろう。
でも、また、自分が楽しめる演奏と
今度は、3.11の追悼という目的を持って
望みたい。
夜、テニスとコンサートの汗を
風呂で流すと軽く夕食をとって、
カミさんに送ってもらい
宵祭の街に繰り出した。
ちょうど連山車が巡行中で
南町がきた所で
親友のタケシを見つけた。
こ奴、毎年、町内の世話役なので
このために千葉から帰ってくる。
3.11では仙台で津波に呑まれ、
危うく一命を取り留めたという話を
春休みに会って聞いていたので、
酔っばらって山車を引いている姿を見て
つくづく無事でよかったと思った。
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