『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

睦月の懐石

2024-01-27 08:35:47 | 食べ物・飲み物

 

 

オフ日のきのう。

月一の
「自愛の日」として
三ツ星懐石で
お昼を頂いてきた。

*

毎月、訪ねているので、
女将さんから
「今年もよろしく、お願い致します」
とのご挨拶を頂いた。

*

先付けは
胡麻豆腐。

スーパーの既製品とは
一味も二味もちがう
まさに料理人の一品であった。

*

懐石の華『椀刺し』の
『煮物椀』は
湯葉豆腐の「薄氷仕立て」。

薄く透明に切られた大根が
真冬の「薄氷」に見立てられ
美しい風景であった。

*

お造りは
鮪・鯛・烏賊。

スーパーにもあるネタだが、
やはり、包丁技が違い、
エッジがキリリと立って
断面の細胞が潰れていないので、
味がシャープに感じられた。

*

焼き物は
鰆の幽庵玉素焼き。

幽庵地は、
レシピ本なぞでは、
醤油・味醂・酒・水が
「1:1:4:4」とある。

薄桃色の
酢蓮根とハジカミが
緑釉の器に映えていた。

*

つづいて、
茶碗蒸しが供されたが、
張られた餡が絶妙の
舌触りで、それは
艶冶でさえあった。

定番の
百合根・銀杏も入った
肌理細やかな
料亭の味であった。

**

酢の物は
水雲(もずく)と海月(くらげ)。



口中がサッパリとしたところに、
小粒の黒豆『黒千石』のご飯が
供された。

家庭では真似できない
プロの出汁加減の味噌汁と
ほどよい漬け加減の
お新香も美味しく頂いた。

*

主菓子は
小豆の二色羊羹。


口中が甘やかになった処へ
お薄を頂戴し、
小一時間の茶懐石を堪能した。

親方には
カラダが温もり
十二分に満喫した事を伝え、
来月も楽しみにしてます、
と伝えたら、笑顔で
「頑張ります・・・」
との誠実なお応えを頂いた。

 


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