『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

「あなたを大切にしない人を、あなたが大切にする必要はない」

2022-11-12 09:48:19 | 箴言

おとついの
「失敗つづき」で
落胆していたら、
さっそく、大学の同級生ふたりから
「そんなの、あるある、だよ」
と自らの失敗をカミングアウトして
慰めてくれた。

それで、少しは癒されたが、
そしたら、きのうは、またまた、
勤務日でもないのに
山の学校に出勤してしまい、
先生方に驚かれてしまった(笑)。

校長先生まで出てきて(笑)、
出役表の確認などをしたら、
やはり、自分が年度初めに
スケジュール帳への転載ミスを
犯していた。

でも、それは、
3月末の事なので、
認知の「錯誤行為」の連続性とは
言い難いエラーである。

…とすれば、
「この時期」に
「過誤」が集中している…
というコンステレーション(布置)と
取れる。

こういう時は、
ユンギャン(ユング派)は
ユングに倣って
『易』を立てる。

結果は『山沢損 初爻』
(さんたくそん しょこう)

その象意は、
「沢は、その深さが深いほど、
その山を一層高いものにさせり」
であり、
そこから
「己を減らして他を益す」
「事を已めてすみやかに往く。
咎なし。酌りて之を損す」
となる。

すなわち、
相手を助けたり、
自分の物を与えたり、
自分が損して相手に益してやるから、
咎められるような過失はない、
…ということである。

そんなんで、
きのうも勤務外だったが、
いつもと変わらず
生徒たちと関わり、
ケース・カンファレンスをし、
カウンセリングもし、
自己分析も、ギター練習もしてきた(笑)。

失敗を益することに費やしたので、
まさに易経の「山沢損」の
意味する通りである。

ついでに、
「WWT(言語連想テスト)」も
二通りやって自己分析してみたら、
「難は御蔭」
「身を削れ」
「今ここを生きよ」
という三つの
キーワードが出てきた。

いずれも、
納得・了解でき、
腑に落ちるものだった。

*

せっかくの研究時間ができたので、
ネットで、認知エラーについて
「細胞死」の観点からも調べてみた。

25歳を超えると脳細胞は
毎日24時間、絶えることなく
1秒で約10万個ずつ死滅するという。

また、記憶を司る「海馬」も
1年で約1%ずつ小さくなるという。

この生理的な減衰を
少しでも抑えるには、
やはり、ランニングや筋トレなどの
適度な運動が有効のようである。

それにより、
『脳由来神経栄養因子』
(BDNF/Brain-derived neurotrophic factor )
という液性蛋白質を分泌させ、
神経細胞の生存・成長・
シナプスの機能亢進が起こるという。

誤出勤したおかげで、
勉強もでき、奉仕もできて、
学徳・積徳とできたので、
【転んでもただは起きぬ】
気概は必要だなぁ…(笑)。

*

家から30㎞もある山間校には、
曲がりくねった山道を延々と行くが、
途中、拡張工事のために、この三年ほど
ずっと続いている
対面通行用の工事信号で
「300秒」ストップという箇所もあり、
ウンザリするが、その時は、
ドライバーは一様に
スマホに目を落としている。

*

片道45分の通勤路のため、
車中には、シガレット電源から
ラジカセをつないで
千本以上もあるラックから
「耳学問」できるものを
いつも選んで出かける。

これを、20代の教員時代から
40年以上つづけているから、
未聴の講演テープはなく、
朗読物もおよそ全クリしてるだろう。

勉強物では、河合先生の
『ユング心理学』全10本は、
何百回聞いたかわからないので、
その一字一句は、
臨床でも、研修でも、
講演でも、雑談でも、
掛け算の「九九」なみに
スラスラ出てくる。

自分は9歳からギターを始めたので、
「聴覚型」人間のようで、
大学院試験も国家試験も、
テープやCDに「学術語」を吹き込み、
それを通退勤車中で
何百回と繰り返し聞いて
「旋律」が定着して、
自然に再生できるようになる、
という勉強方法だった。

だから、
どちらも社会人で受けたので、
一緒にいるカミさんは、
いつ勉強してたんだろう?
と思ったことだろう(笑)。

*

きのうは、
「生物教員」時代に
広い生物教室用の
カセット付き拡声器の
ピンマイクで録音した
「1992/93年」の
『学習』と『最終授業』の
貴重なテープを偶然見つけたので
聴きながら出かけた。

授業が終わってからの
目の前のJKとの対話も入っていて、
車中で笑えてしまった。

「池田ぁ。
 夏休みは、どうやった?
 なんか、アバンチュールは
 あったか?(笑)」
「いえ。
 岡山のおじいちゃんが
 亡くならはったんで、 
 お葬式に行っただけです」
「なんや…。
 くらい青春やのぉ…。
 キビ団子は喰ってきたか?」
「いえ…」

…て、ヒドクね?(笑)

…まずは、
「それは、気の毒やったなぁ。
 ご愁傷様でした」
言うのが人間やし、
教師やんなぁ…と、
思わず、関西弁モードで
自分にツッコンでしまった(笑)。

…でも、教員時代は
「口が悪くて」
「ツンデレ」って
思われてたらしく、
よく、JKたちからは、
「腹立つやろ、このオッサン」
って、笑いながら言われていた。

なので、後年、
学校カウンセラーになるなんて、
信じられへん…と、思った教え子は
多いはずである。

先の「池田さん」も
三年生の18歳だったから、
30年後の今は、
48歳の立派なお母さんに
なっておられることだろう。

この時の授業では、
「母性」について、
心理学レベルでも重要な
「アタッチメント(愛着)」について
適切な例を挙げて、
解りやすく説明している。

「口は悪いが」
大事な事は、ちゃーんと、
生徒には教えてたんだなぁ…と、
30年前の自分に安心した(笑)。

*

Y中のカウンセリング室の
デスク前には、
十年以上前に、
退職された美術の先生が、
コンサートで弾いたリュートを
ご覧になって、
「いちど描かせて頂きたい」
と仰られたので
一週間ほどお貸しした。

その折、できた作品の
コピーを頂いたので、
額装して飾ってある。

これは正式には、
スワンネック型の
『ジャーマン・テオルボ』
と言うが、通常は、
「バロックリュート」
と時代名で呼ばれる。

*

我が家の
『佐々木心理教育カウンセリング室』に
十年以上通われて、
もうすぐ「500回」の夢分析・
教育分析になるHさんの為に、
洒落名の『国際魂理学院』名での
ディプロマを差し上げようと
英文案を考えている。

こういう時、
翻訳ソフトは役に立つ。

*

朝刊の新刊書のコピーに
「…だよなぁ…」
と思わされる
キャッチーなフレーズを見た。

ここ十年で、
ずいぶん、いろんな人と
関係を意識して断ってきた。

いずれも、
我田引水、自己中、
自分だけ、愛着障害、
のような人たちである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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