丸ごと受け入れる

 「イエスは、彼らの足を洗い終わり、上着を着けて、再び席に着いて、彼らに言われた。「わたしがあなたがたに何をしたか、わかりますか。
 あなたがたはわたしを先生とも主とも呼んでいます。あなたがたがそう言うのはよい。わたしはそのような者だからです。
 それで、主であり師であるこのわたしが、あなたがたの足を洗ったのですから、あなたがたもまた互いに足を洗い合うべきです。
 わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするように、わたしはあなたがたに模範を示したのです。」(ヨハネ13:12-15)

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 弟子たちの足を洗うイエス。

 足というのは、人の体の中でおそらく最も汚いところだろう。
 イエスは上着を脱いで、弟子たちのその最も汚いところを洗う。

 ところでどんな人でも、心の中にきれいな部分と汚い部分とが同居している。
 たとえ相矛盾する性質同士であっても、心の中に収まっている。
 この、相手の汚いところ、少なくとも自分にとって嫌なところを、足を洗うように扱う。
 相手を丸ごと受け入れるということである。
 だからイエスは、相手を丸ごと受け入れなさいと模範を示している。

 人がこのことをできるだろうか。実は自分には難しい。
 だが、ここで範を示したように、復活のイエス・キリストはこの私を丸ごと受け入れてくださる。
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 健やかな一日をお祈りします!

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