悔い改め

 「この時から、イエスは宣教を開始して、言われた。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」(マタイ4:17)

---

 罪深い人間の肉を救うための、最後のしかし最大のチャンス、それがイエスである。
 そのように肉をまとった神であるイエスが来られたということがすなわち、「天の御国が近づいた」ことにほかならない。

 イエスは言う。「悔い改めなさい」。
 しかし、人間の肉は、それを耳に入れることまではできても、実際に悔い改めに至ることが出来ない。
 まず、そもそも受け入れない人が大半である。
 また、受け入れようとしても肉が邪魔をして、イエスの言うように悔い改めるに至らない。
 悔い改めとは、ヨブの悔い改め(ヨブ42:5-6)と同じであり、自分から悔い改めるのではなく、悔い改めさせられるものなのである。
 人は肉を突き抜けることは出来ない。しかし神にはお出来になるのである(マタイ19:26)。
 ただ、悔い改めさせられるためには、イエスが言うように悔い改めようとすることが必要なことは、言うまでもない。悔い改めようと、ただイエスとの出会いを待つのである。

 イエスは「悔い改めなさい」と、宣教を始めた。
 宣教の相手は、全ての人である。
 そもそも受け入れない人も、宣教のことばは聞いている。
 聞いた上で受け入れなかった。
 そのことが、近づいている終わりの日には問われるであろう。

---

 よろしければクリック下さい。
にほんブログ村 哲学ブログ キリスト教・クリスチャンへ ブログランキングへ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )