全地に響き渡る福音が聞こえるかどうか

 「そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。
 でも、こう尋ねましょう。「はたして彼らは聞こえなかったのでしょうか。」むろん、そうではありません。「その声は全地に響き渡り、そのことばは地の果てまで届いた。」(ローマ10:17-18)

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 「キリストについてのみことば」とは、端的に福音のこと。
 この福音は、全地に響き渡った。今もなお、響き続けている。
 この福音を聞くことによって、その人は信仰に至る。

 ところが、すべての人が「耳のある者」(たとえばマタイ13:9)なのではない。
 聞く耳がないために信仰とは無縁の人がいる。
 否、無縁の人は多いのである。
 言い換えると、福音を聞く耳というのは、ただ神の恵みによる。
 人間のいかなる努力をもってしてもどうなるものでもなく、もっぱら神の主権の下にある事柄なのだ。
 そのような構造にあって、「耳がある」という神の恵みにより信仰に至る。

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