神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

晩秋を楽しむ茶会 お茶編

2010-11-27 | 自宅サロン
今年最後となる自宅サロンでの茶会、全ての日程を終えました。

母が7月から10月まで入院していたため
その間は開催の目処が立たず、ずい分ご無沙汰してしまいましたが、
MLで開催のお知らせをお送りしてすぐに「待っていました!参加します」
と返信してくださる方がいらっしゃるのは本当に幸せなことです。

間が空いた分、いつもに増して張り切って準備したお茶は
手前味噌になりますが、とても美味しいラインナップになりました。

最初のお茶は安徽省六安の野生緑茶。
六安瓜片で有名な産地の自生茶です。
普通に急須で入れても美味しいですが、
今回は一人ずつ蓋碗でお出しして、ゆっくり味わっていただきました。
とても香り高く滋味のあるお茶です。



(写真提供:Iさま)

次は今回の主役、安溪鉄観音の秋茶です。
先月末に上海と安溪を訪れた上海小町さんにお願いして、
とっても清らかで香りのいい新茶を仕入れてきていただきました。
感徳の標高の高いところで採れたお茶で、清清しい青さに癒されます。
小さめの蓋碗で、温度を若干落として玉露のようなイメージで入れさせていただきました。
(小町さん、ありがとう~

三番目のお茶はサロンの定番、鳳凰単[木叢]。
18、24日は通好みのshe門(sheは[山大車]を縦に並べた漢字一文字)、
25日は初心者のお客様が多かったので八仙をお出ししました。
このお茶はお茶請けなしで、じっくりと味わっていただきました。

四番目は武夷岩茶の3年物。
今年の台北旅行の際に小Y老師の秘蔵の岩茶の中から譲っていただきました。
ほんのりと甘味と酸味があり、飲みやすく、身体に染み渡るような岩茶です。

最後は2009年の桐木の正山小種。
スモーキーなタイプではなく、
とても甘く、カンロ飴のような味わいです。



(写真提供:Iさま)

お客様にどのお茶が一番好みだったかお聞きしましたら、
見事に意見が分かれました。
中国茶を飲み始めたばかりの方々には野生緑茶と安溪鉄観音が、
中国茶経験が豊富な方々には正山小種が特に印象的だったようです。

※茶譜※
六安 野生緑茶 2010(安徽省)
安溪鉄観音 2010秋 (福建省)
鳳凰単[木叢] 2009 (広東省)
武夷岩茶 水金亀 2007 (福建省)
正山小種 2009 (福建省)

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