神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

廣雲貢餅圓茶60年代

2005-07-06 | 黒茶(中国茶)
プーアール茶.comの7月お試し茶は「廣雲貢餅圓茶60年代」です。

廣雲貢餅というのは雲南省から仕入れた茶葉を広東省で加工したもののことで、主に輸出向けなのだそうです。
60年代、70年代、80年代に生産され、この廣雲貢餅圓茶60年代は最も古いものとのこと。

プーアール茶.comさんの扱う年代物はだいたい美味しいに決まっているのですが
その中でも40年を過ぎた生茶ということで期待大でした。

3gの茶葉を茶壷で。
一煎目、二煎目、想像通りの美味しさです。
大葉種のどっしり感に、独特の香り(これが樟香と呼ばれるものでしょうか)がします。
十分な熟成を経た結果でしょうか、とても口当たりがまろやかです。

六煎目あたりから少しパワーが落ちたような気がするのですが、
思ったよりも煎が効かないのは茎の部分が多いからでしょうか?
とは言え、七煎目以降はソフトでまた違った美味しさが楽しめて、
出涸らしと呼ぶのも憚られるのですが。


さて、プーアール茶.comさんから届くお試しプーアール茶も半年が過ぎました。
毎月貴重で高品質の茶葉を送っていただけて本当に得した気分なんですが、
高価なものの味を知ってしまうのは果たして幸か不幸か?(笑)
順位をつけることなんてできないくらいどれも美味しいお茶でしたが、
今現在、自分の好みでトップを挙げれば「早期紅印春尖散茶」。
ネタにするなら「早期藍印鉄餅50年代」。
普段飲みにしたいのは(ちょっとお高いけど)「7581後期文革磚80年代」。
お試し茶後半も魅力的なラインナップが期待できそうです。
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