神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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創造の美がくれるもの

2014-01-28 | 茶にまつわる文化・芸術
「私がぬかづくのは,美しいもののみにございます」
というのは映画『利休にたずねよ』の中のセリフです。

私はもちろん美しいもの以外にも美味しいモノとか面白いモノとか
時には本当につまらないモノにもぬかづいちゃいますし、
自分の生活も美しいにはほど遠い様ですが、
だからこそ、と言っては何ですが、
「美しいもの」を見る時間を大切にしたいと思っています。


先日は三井記念美術館の「楽茶碗と新春の「雪松図」」展(既に終了)と
出光美術館の「板谷波山の夢みたもの」(3月23日まで)に行ってきました。

三井記念美術館は去年11月に茶陶三昧 三館めぐりをしたときにいただいた入館券があったことと
五島美術館で見た光悦の楽茶碗が印象的だったので
楽家の茶碗も見たいと思ったからでした。

20代の頃通っていた茶道の先生に「一楽二萩三唐津」と教えられ、
その時には「私はだんぜん萩焼のほうが好きだけどな」と思っていたのが
最近になって楽の良さを感じることができるようになりました。
あの手の中にふと収まる感じ、深い色合い、茶をたてて初めて完成する美という気がします。


板谷波山は7年前笠間の茨城県陶芸美術館「景徳鎮千年展」に行ったときに立ち寄った常設展で
葆光彩磁の花瓶を見たときから注目するようになりました。
去年茨城で開かれた没後50年記念展には行けなかったので、
今回の出光美術館の展示はとても楽しみにしていました。

今回は青磁や窯変なども展示され、
写生や図案も見ることができたので、
波山の旺盛な製作意欲を肌で感じると共に
オリジナリティに到達するまでの道筋をたどることができます。


戦国時代、それまでの唐物など名物を尊ぶ風潮を変えた楽茶碗。
近代日本陶芸の第一人者であり、陶芸家も芸術家であることを身をもって訴え続けた波山。
既存の価値観をくつがえす創造性とパワーはその作品を見るだけでも静かに伝わってきます。
私にとっては一種のパワースポットかもしれません。



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コメント (2)
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