余りもののエビフライが三っつあるので、カツ丼のような「エビフライ丼」
にしたらさぞおいしかろうと思いつくってみます。玉ねぎと生しいたけを
下地に煮て、たまごは省きました。
とんかつもカツ丼も、もとは洋食系ですが、れっきとした日本料理です。
明治の中ごろ、イギリスから伝わったカツレツが日本で独自に考案され
たのが「とんかつ」で、それが「カツ丼」に進化します。
「とんかつ」は、東京・銀座の西洋料理店「煉瓦亭」が始めたと言います。
「カツ丼」は、東京・新宿のお蕎麦屋さんで、宴会用に作ったとんかつが、
キャンセルにあい、窮余の一策・・店主の機転で生れたものと言います。
豚はとんかつと言い、エビはエビフライと言う・・カツレツとフライの違いは、
素材が肉系は「カツレツ」、魚介・野菜系が「フライ」とされているようです。
フライものはおいしいが、気をつけないといけないのが摂取熱量です。
揚げ物は、素揚げ、空揚げ、天ぷら、フリッター・フライの四つに分類され、
この中で、熱量が一番多いのがフライで「吸油率」は10~20%です。
天ぷらは15%、空揚げ6~8%、素揚げ3~5%です。
吸油率とは、100gのものを素揚げにすると、油を3~5g吸収することを
言い、フライにすると10~20gの油を吸収します。油は10gが92kcal.
もあります。熱量制限しているかたは気をつけないといけません。
熱量を気にする余り、お酒を飲みながら、さかなのフライのころもをはがし
て食べる人をみかけます。フライはころもと一緒に食べるからおいしい・・
摂取熱量にこだわるのなら、1合200kcal.もあるお酒を控えたら・・と思う
のであります。レシピの「エビフライ丼」は「ころもつき」で食べてください。
お昼に4~5人集まるという・・それも女性ばかりです。なにか作ってほしいというので、エビフライをメインにしました。
1尾が70gある大きいエビが冷凍庫に20尾あったのを使います。日ごろ、食べざかりの子供たちや夫が食べるのを
優先する主婦たちに、たっぷり食べてもらおうとふるまいましたが、いくらか余りました。レシピはそれを活用しました。
材 料 エビフライ 3尾分 240g 一口大に切る
たまねぎ 大 1こ 250g たて二つにして、5ミリのくし型に切る
椎茸 2枚 30g じくをのぞき、5ミリにスライス
菊菜 2本 20g 葉の部分だけを、横二つに切る
ごはん 2杯分 320g ・・・二人分
こぶ出汁 1カップ 180cc
鰹まる 小さじ 1 5cc
日本酒 大さじ 2 20cc
みりん 大さじ 1 10cc
醤油 大さじ 1 10cc
さとう 小さじ 1 4g
作り方 底の広いなべに、昆布だしと調味料をいれて中火で煮る。
煮汁が沸騰したら、玉ねぎと椎茸を加えて、4~5分煮る。
玉ねぎと椎茸が煮えたら、エビフライを加える。
・・エビフライは、冷たいままでよい・・
玉ねぎと椎茸を、なべ半分のスペースに寄せて、
そのあとに、エビフライを入れ、転がしながら煮る。
・・このときエビフライの下に火があたるように鍋をずらす・・
2~3分も煮れば、エビがあたたかくなる。
最後に、菊菜をいれ強火にして、全体をかきまぜる。
・・ごはんにのせる具は、これでできあがり・・
・・ものたりないというときは、溶きたまごを流しいれる・・
ごはんは温かいのを用意する。
冷やごはんのときは、チンしてあたためてください。
丼ものは、ごはんがあたたかくないといけません。
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