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男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

つくしの醤油漬け(つくしご飯)

2008年04月08日 | ご飯類
先日来つくしを求めて田舎道をドライブしていますが、
よい場所に行き当たりません。
そうこうするうちに今年は終わってしまいそうです。

レシピのつくしはご近所からいただいたもので作りました。
お昼に「つくしご飯」を頂きましたがけっこうなお味でした。

私は「つくし」は摘む方が楽しみなので、喜びは半分です。
でもおかげで、写真入りのレシピができました。

「梅醤油」は試行錯誤の末にできた「つくしの漬け汁」です。
「山蕗の葉」や董立ちした「蕗の董」をこの漬け汁に漬けると
緑色のきれいな「蕗の醤油漬け」ができます。
ほろ苦い味がなんとも美味しく、これも「春の味」です。

谷あいの、日当たりの良くない場所なら、まだ摘める場所があると思います。
たくさん採れたら「醤油漬け」を作って見てください。

さくらの花が咲き始めるちょうどそのころが、つくしが生え揃う時期でもあります。
つくしもさくらも年に1回、それも最適の時期はせいぜい10日前後、今年を逃したら来年まで待つしかありません。
つくしは自分で摘むのが無上の楽しみ。でもこのつくしはお向かいの角谷さんからのいただきものです。
醤油漬け・・・と言っても、色にこだわって白しょうゆと梅干を使いましたが、しっかりした味に出来上がりました。


つくしの下拵え(はかまをとって茹でる)
  つくしのはかまを取り除く。穂(あたま)は緑色がかって固いのはつけたまま。
  胞子が飛んで黄色になったのは取り除く。
  きれいに取れたら水洗いして、熱湯に通す(30秒くらいで引き上げる)。
  コツは茹ですぎないこと(茹ですぎると筋ばっておいしくない。嵩も減ってしまう)。
  たっぷりの沸騰した湯に入れて箸でかき混ぜ熱をムラなく通す。
  つくしを冷水に入れて粗熱を取り、酢水に半日着けてアク抜きをする。
  酢水(水2リットルに酢大さじ3~4杯)につけるとつくしはきれいなピンク色になる。


漬けしょうゆ(梅醤油)を作る
材料
水 300cc
梅干し 30g
白醤油 30cc
日本酒 30cc
しお 5g
鰹まる 10cc

作り方
つぶした梅干しと材料全部を鍋に入れて火にかける。
沸騰したら中火にして4~5分煮て火を止め、そのまま冷ます。
冷めたらざるでこし、さらにペーパーでこして「梅醤油」の出来上がり。

つくしに味をつける
  水気を切ったつくしを2~3センチに刻んでざるにあげ水切りして、梅醤油に漬ける。
  つくしを引き上げて、漬け汁(梅醤油)を鍋に移して火にかけもとの味に戻るまで煮詰める。
  (つくしから出る水で味が薄くなるので水分を飛ばす作業です。)
  煮詰めた梅醤油を冷ましてつくしを入れ、火にかけて弱火でゆっくり味を含ませる(沸騰させないこと)。
  漬け汁の味がはじめの醤油の味になるまで、煮含ませる→引き上げる→煮汁を煮詰めて冷ます・・・を繰り返す。

火にかけるのは煮るのではなく「味つけのための火入れ」と思ってください。
ポイントは二つ・・①煮汁とつくしを同じ温度にして火にかける②沸騰させない・・です。
こうして、始めの梅醤油の味になったら出来上がり、煮汁のまま冷まして器に移す。
温かいご飯のおかずにして良し、炊き立てのご飯に混ぜ込んで「つくしご飯」にすると
さらに良し・・・春を食べると言う実感がわきます。




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