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男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

かくやのこうこ(覚弥の香々)

2010年02月07日 | 野菜類

「かくやのこうこ」と聞いて、落語の「酢豆腐」が連想できるのは、そこそこの年配か
・・・でなければ、古典落語がお好きな方と思います。話のあらましはこうです。

長屋の連中が、たまたま手に入った二升の酒で一杯やろうと相談します。ところが、
お酒はあるが「あて」がない、あてを買うにも宵越しの銭を持たない江戸っ子のこと、
みんなお金を持っていません。どうしようとがやがや相談しているうち、中の一人が
昨日買った豆腐があるのを思い出し、水屋からだしてみたら、暑いさなかのことで、
黄色いカビが生えていて食べられません。一同があたまをかかえているところへ、
町内の「キザ」な若旦那が通りかかるのをみて、連中が彼に食べさせようとします。

すえた強烈な臭いの豆腐を「ウプッ」とむせながら、若旦那が一口食べる・・連中が
「もっとお上んなさい」とすすめるのに対し、若旦那「酢豆腐は一口に限ります」と言う
「落ち」です。この話の中に、酒の「あて」として「かくやのこうこ」が出てくるのです。
「見た目が洒落てて、腹につかえなくて、衛生にも良いなんて言うさかなを」と言い、
「古漬けを水で洗って、トントントンと刻んで絞って、かくやのこうこって、おつなもんだ」
と言うくだりがあります。

かくやのこうこ・・こうこは香々(こうこう)で漬物のことです。かくやは「覚弥」と書きます。
その昔、高野山で隔夜(かくや)堂を守る年老いた僧のため、たくあんを細かくきざんだ
ことから「かくや」と名づけられたと言うのが一説。

もうひとつは、徳川家康の料理人「岩下覚弥」がこれを考案して家康に供したところから、
その名をとって「覚弥」と名づけられた言う二つの説があります。

若い高校生のころ、この「かくや」をよく作りました。父親が長の患いで家が貧乏でした。
その日の米(と言っても安いタイ米)は何とかなってもおかずをかうお金がない、そんな
とき、漬物たるの底から白菜の古漬けをとりだして、しょうが汁と醤油で和えました。
今思うと、このころから料理が好きでした。雑誌で読むレシピは「かくやのこうこ」のような
つつましいのが多かったですね。1954年(50年以上も前)のころのことであります。
  
白菜などのつけものを、刻んで卓上に出しても、全部を食べきらずに、残ってしまうことがあります。
残ったのは冷蔵庫のすみに置かれ、翌日食べてもらえばよろしいが、そうでなければ捨てられます。
白菜漬けやたくあんなどを集め、細かくきざんで良く絞り、しょうがのおろし汁としろごまで和えました。

日本料理で、細かくきざむことを「かくや」と言うそうですが、本来は「たくあん」を細くきざんだものと聞きました。
古漬けを塩出しして刻んだものに、おろししょうがと醤油を混ぜ合わせたものですがおおいしい一品になります。
落語「酢豆腐」に出てくるのがこれです。細かく刻んであるので、歯がわるい方に喜んでいただけるおかずです。


材料
たくあんの古漬け・・・ほかに白菜など塩漬けの野菜ならなんでも
しょうが
しょうゆ
すりごま
分量は省きます・・・じぶん好みにつくってください。

作り方その1
たくあんでも白菜の塩漬けでも、古漬けをこまかくきざんで
水に放してしお抜きします。
しおを抜きすぎると、味がぼけておいしくなくなります。
ほどほどに塩分がのこっているころあいをみてざるに上げ、
水けを絞っておきます。

しょうがをすりおろしてしょうゆと混ぜたのを、絞ったつけものに
混ぜ合わせます。しょうがは絞り汁の変わりに、細かく刻んだのを
まぜあわせてもよろしい・・・ここはこのみで応用します。
出来上がったら切りごまか、すりごまをトッピングします。

作り方その2
材料のつけものをうす切りして水に放してしお抜きします。
これをこまかくみじんに刻みます。
ここへ梅干をほぐしたのをまぜあわせて、ごまをのせます。
これを「かくやのこうこ」と呼べるかどうかは自信ありません。
でもおいしいことはまちがいありません。
これをあたたかいごはんにたっぷりのせて、お茶漬けにしたら
申し分のないお茶漬けになりました。

お茶漬けにしないで、ごはんとまぜて食べる「かくや丼」も
おいしいもの・・・10日間くらい続けたら体重が1キロ落ちました。
ダイエット指向のかたにお勧めのレシピです。











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大根葉で作るふりかけ風

2010年02月06日 | 野菜類

大根葉の食品成分が優良なのは、承知しているので捨てずに調理して
食べます。決して捨てませんが、沢山とれるとその料理方法に困ります。
大根葉の成分を、皮むきした根と比べてみました。以下( )内は根です。
どちらも「茹で」たもので、100gあたりの成分です。

熱量25(18)kcal、たんぱく質2.2(0.5)g、炭水化物5.4(4.5)g、
カルシウム220(25)mg、鉄22(10)mg、ビタミンC21(9)mg、
食物繊維3.6(1.7)mg、βカロテン4,400(0)μg、亜鉛0.2(0.1)mg
などで、葉っぱの方が優れているのがよくわかります。

大根を抜いたのが昨年11月のおわりごろです。大根1株分の葉っぱは、
かなりの量ですが、これが7~8本もあると正直、始末にこまります。
そこで思いついたのが、レシピの「だいこんの葉でつくるふりかけ風」です。
ちりめんじゃこ、ごま、削りかつおなどに梅干、海苔、昆布などを使うので
からだに良いとされる食材ばかり、あとは塩分を抑えるのみです。

こうして作った「だいこんの葉のふりかけ風」を、毎日のようにお昼ごはんに
食べました。1食あたりのご飯は150g位、これと同量位の「ふりかけ風」を
どんぶりにのせて、お茶漬けにしてたべました。これが滅法旨いのです。
かれこれ2週間くらい続きました。なくなったら次回お送りする予定の
「かくやのこうこ」でお茶漬けをしました。

わたしは健康管理のため、毎朝、体重と血圧測定をして記録をしています。
それまで、ずっと66~67キロ前後の体重が少しづつ落ちはじめました。
12月10日ごろには、64キロ台までになり、心配症のわたしのことです。
体重が落ち始めると、何か重大な病気が体にある・・・と聞いているので
かかりつけのクリニックで、「癌」の主な腫瘍マーカーの検査を受けました。
結果は来月の通院のときにわかります。

体重の減少が恐ろしくなり、cal.の高い食材を食べ体重の変化をみました。
間食もするように努めた結果、体重が徐々に戻り始めました。ここ数日は
67キロをキープしていますが、この経験からの提案です。
ダイエットに挑戦する方は、お昼ご飯に「だいこん葉でつくるふりかけ風」の
お茶漬けをおすすめします。ただし、お昼はそれだけにしてください。
ちなみにわたしの朝食は、食パン半分と野菜サラダ(または温野菜など)を
300gくらいだけです。夕食もそこそこにします。


これを続けたら、3ヶ月で3キロは落ちること、請け合いです。
ダイエットは1か月あたり1キロまで、それ以上だとムリが生じると思います。
ただ「痩せ」より「太り」気味の方が、長生きするみたいですよ。 

畑に源助だいこんが7~8本残っております。9月の終わりに種まきした40本ののこりです。
煮物にしようとぬきとって、葉っぱは油揚げと炒め煮にしようか、塩茹でしてこまかくきざんで、
菜飯にしようか・・・と考えているうちに、手の方がうごいてレシピのようなものができました。


材料
だいこん葉 1株分
ちりめんじゃこ 大さじ 3
白・黒ごま 各・大さじ1
細切り昆布 大さじ 1
うめぼし 中 1こ
削りかつお 10g
日本酒 大さじ 2
オイル 小さじ 1
作り方
だいこん葉を、茹でてかたくしぼり、青い葉の部分と、白い
茎の部分とを切り分け、両方ともこまかくみじん切りにする。
青い葉の方は、お皿にうすく均等に敷き詰めレンジにかける。
3分経ったら取り出して放熱させる(いっしょに水分も飛ぶ)。
これを2~3回繰り返すと、パラパラになる。

なべに日本酒を入れて中火にかけ、ちりめんじゃこを加える。
ちりめんがしっとりしたら、大根葉を加えてまぜ合せ火をとめる。
ここへ、梅干を細かくちぎって加え、はしで全体を良く混ぜる。
白ごまと黒ごま、削りかつおを加え、かき混ぜたら出来上がり。

白い茎の方は、少量のオイルでよく炒め、あとは青葉と同じです。
梅干の代わりに、細切り昆布をみじんにしたのをまぜ合わせて、
白・黒のごまと削りかつおを加え、混ぜ合わせたら出来上がり。

昆布の代わりに淡口を使ってもよいが、塩からくしないことです
ちりめんじゃこやけずりかつおのような、しおっぽい味の材料が、
多く入るので、しょうゆ味は加えないでもおいしく出来ます。

これは保存食と考えず、単なるおかずとしてたっぷりと食べます。
味がもの足りないなら、味しおを振りかけるなどしていただきます。


炊き立ての熱いご飯にたっぷりとのせ、ごはんとかきまぜて食べるか、
千切った焼き海苔をのせ、熱いお茶をかけたお茶漬けもおいしいです。









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根菜と油揚げの煮物

2010年01月08日 | 野菜類
今日1月7日は、一年の息災を願って「ななくさがゆ」を食べる日です。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの7種の
若菜を、今年も家の前の田んぼで採集しました。
すずな、すずしろの「かぶ」と「だいこん」は畑でつくりますが、あとの5種は
自然に育ったのを採ります。

まいとしの行事ですが、5種の野草をそろえるのはむつかしいものです。
その年の気候によるのかも知れませんが、大抵何か一つが足りません。
「なずな」は1年おきに不作の年があって、さがすのに苦労します。
今年はどういうわけか、5種の野草がすんなりとそろいました。
それも姿・形がよく色目の良いものがとれました。


私ども人間にとっては、けっこう寒い日の多い年ですが、野草にとっては
育ちやすいのかもしれません。

レシピは、「ななくさがゆ」と同じように、お腹にやさしい煮物です。
紹介文にある「おおかましい」と言う言葉は、ふるさと山口の方言です。
荒っぽい、雑っぽいと言う意味にちかいことばです。

○○かましい・・・と言うことばは厚かましい、なまめかしい・・などありますが、
山口にはもう一つ「かかりがましい」と言うことばがあります。
すぐに因縁をつける・喧嘩っ早いの意ですが、言いえて妙・・・とおもいます。

おおかましいの語原はわかりませんが、たぶん「大きかましい」が変化した
のだろうと、勝手に解釈しています。
私自身は本来は「おおかましい」性格と思いますが、料理をつくるときだけは
ていねいに、綿密になります。人は好きなことをやるときはていねい、綿密に
なり、好きでもないときは大雑把になるのでしょうか。
誰でも、ていねいさと大雑把な二面を持ち合わせているのだろうと思いました。

今年も色んな料理のレシピをお送りします。どうぞ読んでやってください。
そして気に入ったのがあったら、作ってみてください。
  
レシピは家人の得意料理で、わたしが大好きな野菜料理です。作り方は家人からの聞き書きですが、
写真の野菜はわたしが切りました。彼女は、味つけは良いのですが、切り方が荒っぽく形状不ぞろいで
写真うつりが冴えません。ふるさと山口の言葉では、こういう(荒っぽい)のを「おおかましい」と言います。


材料
だいこん 1/3本 400g 皮むきして1.5~2㎝の短冊に切る
にんじん 1本 250g だいこんとおなじ
こんにゃく 1/3枚 100g 1.5cmの短冊(5㎜厚さ)に切る
あぶらあげ 1枚  20g 1.5㎝×3cmの短冊に切る
いりこ 15尾  10g 頭と腸を取って茶袋に入れる
調味料
オイル 小さじ 2 12g
日本酒 1/3カップ 60cc
みりん 大さじ 3 30cc
淡口醤油 大さじ 2 20cc
さとう 大さじ 2 16g
水 1/3カップ 60cc
作り方
鍋を中火にかけてオイルをいれて、こんにゃくを
から炒りする。
つぎにだいこんとにんじんを入れ、底からかきまぜて
よく炒める。

だいこんがしんなりしてきたら油揚げとさとうをを加え
日本酒とみりんをいれ強火にしてバアーッと炒める。
ここで酒とみりんのアルコールを飛ばす。

中火にして、いりこと水を加え、おとしぶたをして煮る。
5分くらいして弱火にして、野菜が柔らかくなるまで煮る。
最後に淡口醤油を入れて、全体になじませてできあがり。


レシピでお分かりのようにシンプルな煮物です。
具材もだいこんとにんじんが主役で、脇役はこんにゃくと油揚げです。
写真でお分かりのようにだいこんの白とにんじんの赤がきれいです。
醤油は淡口を使います。濃い口はだいこんが黒くなり色がさえません。


だいこんの味が実においしい煮物とおもいます。
だいこんがおいしい時季なので、いちどおためしください。
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ゆず三題

2009年12月25日 | 野菜類

ここ数日はたいへん寒い日が続いています。そんな中、畑の作業を
するのは勇気が要りますが、雨が降らないかぎりはたけに出ます。
風邪引きの予防には、ホットカイロを3枚つかいます。
2枚は背中に2か所、1枚を下腹にはりつけます。こうすると少々寒い
日でもあまり苦になりません。

通りすがりの方から「お寒いのに精が出ますね」と声をかけられますが、
当の本人は案外と寒さを感じないものです。

先日、作業中になにか体調がおかしいと感じて、早々と家に入りました。
血圧を測っても平常でしたが、そのうちくしゃみと鼻水が出はじめました。
キケンを感じてしょうがをすりおろして、蜂蜜をたっぷりと入れた生姜湯を
作って飲み、あとひたすら体を温めました。これが効いたのか恐れていた
風邪引きはまぬかれました。

「ゆず茶」「しょうが茶」は風邪の引き始めに効くと聞いていたので、ゆず茶
を作ろうと思い立ちます。友だちの方から頂いたゆずがたくさんあるので、
それをつかいました。「ゆずの皮の甘煮」を辻嘉一さんの料理の本で読んだ
ことがあり、ゆず茶と甘煮の二つを作り始めます。搾りかすと白い皮が沢山
残りました。これを捨ててしまうのはもったいないと思い、マーマレードを作る
要領でジャムを作ったら、思った以上においしく出来上がりました。

白いところしか使わないので、できあがりは「りんごジャム」のように見えます。
翌日食べたら少し苦味を感じました。あともう1~2回茹でこぼすか、さとうを
多めにしたら良かったかな・・・と思いました。
この作業で一番手間がかかるのが、白い皮の部分をすきとるのと、黄色の
皮をほそく切ることでした。手間はかかりますが風邪引き予防の妙薬を作る
と思って、挑戦してみてください。 

Tさんからたくさんのゆずが送られて来ました。ことし2回目です。きれいなゆずで今日は冬至の日とはいいながら
風呂にいれてしまうのはもったいない。そう考えてつくったのがこの三品です。つくり終えたころ5才の孫がきました。
「ゆずのにおいする」といい食べたいというので、ジャムと皮の煮たのを出したら「おいしい」とお代わりをしました。


1品ごとの分量は省きますが、ゆず600g(うちタネ60gは捨てました)とグラニュー糖400gを使いました。

ゆずの下ごしらえ
ゆずを水洗いして、横二つに切って、タネをとりだします。
タネをとったら果汁をしぼり、果皮と果肉をスプーンでとり出します。
皮を6等分か8等分に放射状に切り、白いところを薄くそぎとります。
白い部分は、ゆず茶用は全部をとり、さとう煮用はすこしのこします。

1ゆず茶
ゆずの皮の黄色いところと、果汁・さとうでつくります。
黄色のゆず皮は、1ミリ巾の半分くらいの細い繊切りにします。
きれいな空き瓶にさとうをいれ、きざんだゆず皮を入れます。
その上にさとうをいれ・・・という具合に積みあげて、おしまいに
たっぷりさとうを乗せて、果汁を注ぎます。
常温で2週間くらいしてからが、たべごろになります。
できあがったら、あついお湯に入れていただきます。
2ゆず皮の砂糖煮
白いところ全部をとるより、少しのこして2~3回茹でこぼしてから
さとうで煮ます。ゆず皮の苦味がのこりますが、この方が野趣が
あっておいしいと思います。苦いのがにがてなら、もう1~2回
茹でてからさとう煮にするとよろしいでしょう。
 
懐石料理の一品ですが、お茶受けにもピッタリのお味です。
3果肉と薄皮のジャム
果汁を絞った果肉と、黄色い皮からすきとった白い皮を使えないものか、
そう思ってつくってみたら、案外のおいしさでした。
果汁の絞りかすは、薄皮といっしょに包丁で叩いて、こまかくきざみます。
白い皮は、たっぷりのお湯で茹でてざるにあげ、また茹でなおします。
2~3回くりかえすと苦味がなくなりました。
両方を合せてなべに入れ、グラニュー糖を加えて中火で煮ました。
煮詰まったころがころあいで、パンのおかずにはうってつけです。
これは甘すぎないようにあっさりと煮て、一度にたっぷりと食べます。
作りたてのおいしいうちに食べきるのが一番、残ったらおいしくなくなります。








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さつま揚げと冬菜の炊きあわせ

2009年12月23日 | 野菜類
今年もあと10日をのこすのみとなりました。
なんとなく気ぜわしくなりますが、気ぜわしいときに簡単にできる
おかずに「さつま揚げの煮物」をつくりました。

さつま揚げの親類みたいなのに、「ごぼう天」があります。
おでんのタネに使う練りものですが、学生のころの弁当のおかずの
定番でした。ごぼう天1本を五つくらいにななめに切ったのを、醤油と
さとうで甘辛く煮て、それをおかずに1合近くのごはんのおかずにして
食べる・・いま考えると、質素なおかずでしたが、当時はご馳走でした。

貧しくてごぼう天が買えないときは、ご飯の上に削り節をパラパラッと
振りかけ、醤油をたらすだけの時もありましたがそれでもおいしかった、
みじめとは思いませんでしたね。今どきこんなものを食べさせられたら、
ダイエットならともかく、猫の子でもあるまいにと不満に思うことでしょう。

そんなことを思いながら、食べるさつま揚げの煮物は、存外においしく
いっしょに食べた家人も「おいしい!」と言いました。
忙しい日のおかずの参考になさってください。
  
夕食のおかずに何か一品ほしい・・・と言うときに、手早くできておいしい煮物です。
冬菜というと小松菜が代表格ですが、いまごろ取れる青菜の野菜なら何でもおいしいですね。
畑には壬生菜が大きく育ていたので、それを使いました。小松菜はタネをまいたばかりです。

材料1
さつま揚げ 6こ  180g
醤油 大さじ   2
さとう 大さじ   2
酒 大さじ   2
水 1/4カップ
材料2
壬生菜 1株  200g
水 半カップ
鰹まる 小さじ   1
淡口醤油 小さじ   1
酒 大さじ   2
作り方
さつま揚げを煮る
さつま揚げに熱湯をかけて、油抜きする。
鍋に水と調味料全部を入れて火にかけ、沸き立ったら
さつま揚げを入れて煮汁が少なくなったら出来あがり。
壬生菜のサッと煮をそえます。

さつま揚げのほか、かまぼこなど魚肉の練りものや、厚揚げを
煮てもおいしいおかずになります。

壬生菜のサッと煮
壬生菜は5~6センチの長さに切る。
鍋に水と調味料全部を入れて火にかけ、沸き立ったら
壬生菜を入れ、全体に火が通ったらできあがり。


壬生菜の代わりに、小松菜、水菜、しゅんぎくなどの葉っぱの
野菜なら大抵のものがOKです。
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べったら漬

2009年12月23日 | 野菜類

だいこんの千枚漬けに続いて、べったら漬けをつくりました。
たくあん漬け、割り漬け、千枚漬けに続きだいこんを多用するのは、
畑から取れるだいこんを使うためです。

秋口から初冬にかけて3種類のだいこんのタネをまきました。
漬物用の「秋まさり」、煮物用の「源助だいこん」、年越し用の「二年子
だいこん」の3種類です。「秋まさり」は今たくあんに漬け込み中です。

源助はまだ畑に残っていますが、もう抜き取らないといけません。
大根は最盛期になるとそれまで寝ていて葉っぱが、グンと立ち上がり
抜いてくれと言わんばかりの姿になり、見ていても良くわかります。

この時季を放っておいたら、スができたり、割れ目が出たりします。
割れ目ならまだしも、スができたらもうだめです。

だいこんを冬に漬け込むのは、だいこんの最高においしいときに収穫
して漬け込む・・・昔の人の知恵だったのだろうと思います。

べったら漬けは初めて作りましたが、程々においしく漬けあがりました。
漬けはじめから12日間かかりますが、お正月のあと食べるつもりで
つくってみてください。  

 糀を使ってつくるつけものはなすのからし漬けと、かぶと塩ぶりでつくるかぶらずしをつくったことがあります。
べったら漬けは初めてで、作り方を見ながら漬けました。昆布を入れるのを忘れましたがまずまずの味でした。
 

材料
だいこん 3キロ 皮をむいて半割りに切る
しお 180g だいこんの重さの6%
米糀 300g パラパラにほぐしておく
鷹のつめ 少々 タネを取って輪切りにする
さとう 80g
みりん 135cc
作り方
① 下漬け(一回目)・・・5日間漬ける
大根を漬ける容器に合せて切りそろえ、塩をまぶして容器に漬ける。
塩は1回目は分量の3分の2・・120gを使う。
大根は切り口を横にしてきっちりとすき間なくならべる。
切りそろえるときに出た端切れもすき間なく詰め込む。
中ぶたをして大根の2倍の重さの重石をして5日間漬ける。
レシピでは、大きめのタッパーを大小2つ使いました。
大きい方に大根を並べ小さいほうに重石を入れて漬けました。

② 下漬け(二回目)・・・2日間漬ける
大根から出た水を捨て、大根に塩60gをまぶして2日間漬ける。
③ 本漬け用の漬け床をつくる
ほぐした糀をタッパーに入れ、60度の湯をしっとりするくらいに
ふりかけてふたをし、コタツなど(60度の中)に一晩おく。
レシピでは湯たんぽを使いました。なければ2リットル入りの
ペットボトルを使います。湯の温度は冷めるのを計算して少し
高い目して毛布などにくるんで6時間おくと醗酵します。

醗酵した糀にさとうとみりんを加えて良く混ぜて糀床を作る。

④ 本漬け・・・5日目から食べごろになる
下漬けした大根を水洗いして水気をふき取り日陰に干す。
容器の底に糀床を薄く敷いて、その上に大根をすき間なくならべ、
鷹のつめを散らし残った糀床を厚く乗せ、中ぶたをして重石をおく。
重石は軽く押さえるくらいのものでよい。5日目くらいから食べ始め、
ひと月くらいに食べ終えるが、その間は冷蔵庫に保存すると良い。
常温だと醗酵が進んですっぱくなることがあります。 
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大根の千枚漬

2009年12月16日 | 野菜類

千枚漬けは京野菜の聖護院蕪をうすく切って塩漬けしたあと、
良質のこんぶで本漬けをします。
レシピは「かぶ」の代わりにだいこんを使いました。


作り方はいたって簡単・・・だいこんを均等に薄切りすることです。
そして、塩をするときはほんとうに薄塩にすることです。
つぎに大事なことは、こんぶをケチらないことです。

この三つを守れば、大根でも蕪でもおいしい千枚漬けができます。

だいこんで作る千枚漬けはかぶに劣らないくらいのお味でした。
作りながら、これは「大根の昆布締め」である・・・とおもいました。
畑から抜きたての大根は、皮をむいて薄く切りはじめると、水が
おどろくほどたくさんにでてきます。

大根は94.6%が水分です。干し大根にしたら原型をとどめない
くらいに小さくなりました。
ふろふき大根を作ろうと、米の砥ぎ汁で輪切りの大根を大なべで
煮て子どものうちに届けました。

おいしい大根だったので喜んでくれたと思い、感想を聞きました。
息子とその子(孫です)は食べながら、大根から水が出てくる・・・と
苦情たらたらだったそうで、息子の嫁さんは何か間違ったのでは
ないかと、とても不安になったそうです。

それを聞いて、彼らはこれまでどんな大根を食べてきたのだろうと
疑問に思いました。
  
だいこんを薄く筒切りしてまな板にならべ、ほんの少し振り塩をして昆布じめにした千枚漬け風の漬物です。
だいこんの代わりにかぶを漬けると京都の冬の味覚千枚漬けです。おいしいのは違いないがねだんも高い。
そこで手軽なだいこんで漬けてみました。だいこんはちょっと野暮かと思いましたがおいしく漬け上がりました。


材料
だいこん 400g
たかのつめ 2~3本

出し昆布 20cm
調味料
さとう 小さじ   3
しお 小さじ   1
日本酒 20cc
酢 小さじ   2
作り方
大根を薄く切る
だいこんの皮をむいて、薄く筒切りする。
厚さは1.5ミリ~2ミリくらいまで。
菜切り包丁を使うと刃が直線で切りやすい、
洋包丁は、刃渡りが曲線なので切りにくく
切り残り部分がでて、きれいに切れません。
薄塩に漬ける
ただいこんに軽くしおをして全体になじませます。
塩は薄塩・・ほんのり塩っぽいくらいの塩加減です。
まちがっても、からい・・・と思う味にしないことです。
これを一晩おいて翌朝昆布じめにします。
漬け汁を作る
調味料全部を混ぜ、さとうとしおを良く溶かします。
漬け汁につける
漬け汁を、だいこんぜんたいになじませながらまぶし、
10cmに切った板昆布を漬物器の底に敷き、その上に
薄切りのだいこんをならべ、その上にも板昆布をおく。
だいこんのあいだに「たかのつめ」をちらばせます。
漬け汁を昆布の上から注いで、重しをかけます。

だいこんからたっぷり水が出て、代わりに昆布の味を
吸い取ります。その日の夕方にはたべごろになります。

浅漬けなので長くもちません。精々4~5日のものです。
つくるときは、いっぺんに大量につくらないことです。


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なすときゅうりの柴葉漬け風

2009年10月05日 | 野菜類

秋なすが鈴なりに実をつけました。8月始めに切り戻しをしたあと
元気がなくなり、実も一本の木に1こか2こしか成りませんでした。

9月に入ると元気になり、茎・葉が茂り花もたくさん咲いたと
思ったら、次つぎに実が成りはじめました。
3日に一度収穫しますが、30こ2キロもとれます。


家人と2人では食べ切れないので、しかるべく処理をしますが、
たまってきます。ずいぶん前、なすときゅうりを酸っぱくなるまで
塩漬けして、紫葉漬けを作ったのを思い出しました。

そのときは本格的な漬け方でしたが、今回はかなり手抜きです。
「・・・紫葉漬け風」としたのは、そのためです。


梅干しの漬け汁と赤紫蘇を使いましたが、これは正解でした。
赤い色と酸っぱさが効き、できあがりの紫葉漬けは、ホンモノに
近い味になりました。

今はナスもきゅうりも安く出回っています。曲がりきゅうりなどは
ホントにやすいです。みょうがもびっくりするほど安いですね。
今日みたら1パック14~5こもあるのが100円でした。
高いときは3こで200円もするのに・・・です。


夕方みょうが畑であっという間に、20こくらいもとれました。
たくさん取れるから安いので、今が漬け込みのチャンスです。
紫葉漬けを細かく刻んでお茶漬けにするとおいしいですね。

漬け物を作るのは面倒ですが、たのしいものです。

ぜひ一度、自分でつくってみて欲しいとおもいました。
  
はたけのなす5本を、8月はじめに切り戻しをしました。切り戻しは「更新選定」とも言い、茂りすぎた茎・葉を
全体の3分の1くらいを切り取ります。そのあと出る新しい芽が立派な茎に育って、秋茄子の実をつけるのです。
切り戻したあとできるなすは小ぶりで鈴なりに成ります。どんな料理にしてもおいしいですが漬け物が最高です。


材料
きゅうり 3本 500g
なす 6本 500g
みょうが 5本  70g
しょうが 1こ  50g
しそ梅漬けのしそ  40g
しお 30g
作り方
下漬け
きゅうりを一つまみのしおで板ずりして、漬物器にいれる。
みょうがは、たて半分に切ってきゅうりのすき間にいれる。
塩15gを100ccの水に溶かしてきゅうりにかけて重しをする。
しょうがは、皮つきのまま薄切りして、きゅうりのすきまにいれる。
なすのへたをとりたて半分に切ってしおを摺り込む。
漬物器に並べ入れて、しお15gを全体にふって重石をかける。
水が出にくいようなら、水50~70ccをなすに振りかけて
重石をする。
下漬けは、きゅうり、なすともに2日間漬ける。
本漬け
きゅうりとなすはよく絞って、小口から細かくきざむ。
みょうがは、半割りしたのを、たて三つに切る。
薄切りしょうがは、5mm.のたんざくにきざむ。
梅漬けのしそは、こまかくきざむ。

材料全部をよく混ぜ合わせて、漬物器に入れ
(あれば)梅干の漬け酢を大さじ3杯を入れる。
重しを一杯にかけて、1日目は冷蔵庫に入れる。
一晩で、漬け汁が材料をかぶるくらいになる。
重石をはずして、材料を良く混ぜて、重石をする。
あと2日間は常温において、日に一度材料を混ぜる。

4日目からが食べごろ・・・保存は漬物器に漬けたまま
冷蔵庫に入れるのが無難です。
漬物器は、写真の即席漬物器が手軽でべんりとおもいます。
ねだんは、2千円前後です。








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じゃがいもと野菜のチーズ焼き

2009年08月11日 | 野菜類
今年は8月はじめまで梅雨が長引き、おかげで畑の作物に
異変をきたしています。
この分では野菜の値段が高くなる・・・と予想していたら
「案の定」でした。それも菜っ葉類の軟弱野菜が高くなるなら
ともかく、じゃがいもが高いと言います。

行きつけの中央市場の女将さんいわく「じゃがいもが高こう
なって4000円もする・・」それまでの会話の流れから10キロ
の値段と推察しました。玉ねぎ10キロが1700円になったと
言い、この前聞いたときより200円値上がりしていました。

8月下旬に秋じゃがいもを植えようと、種芋を保存しています。
収穫できるのは晩秋なので、食いつなぎができるか心配です。
5月に植えたサツマイモの探り掘りをしたら、ずいぶん大きく
育っていて、大きいのは1キロ近くありました。

この分ではできすぎて困ると思いますが、さりとてサツマイモに
じゃがいもの代わりができないのがナンギなことであります。
  
レシピは、家人の友人からの頂きものです。一作目はメールを読まずに作り方だけを家人からきいて作りました。
このときは、材料のうち「トマト」を聞き逃して作ったのですが、皮肉にもこれがとてもおいしかったのです。
第二作はトマトを加えました。こんどは量が多すぎて、焼きが足らず失敗作でしたが、娘はおいしいと言いました。
三作目がレシピの作り方です。じゃがいもに焦げ目がつくくらい焼いたのがおいしいとおもいます。
材料も作り方もシンプル、焦げるくらい大胆に焼いて、それでも出来上がりは実においしい料理であります。


材料
じゃがいも 中 2こ 300g 5mm巾にスライス
たまねぎ 大 1/2こ 100g 7mm巾のくし型にスライス
ベーコン 1枚 70g 7mm巾に切る
トマト 中 1/2こ 100g 5mm巾にスライス
ピーマン 2こ 60g 7mm巾の短冊に切る
パセリ 少々 細かくきざんでおく
調味料
チーズとバター  各30g
白ワイン 1/3カップ
クレイジーソルト・ハーブ&スパイスミックス 各・小さじ1
作り方
フライパンにバターを引いてじゃがいもをならべ、ベーコン、玉ねぎ、
トマト、ピーマン、チーズをおき、クレイジーソルトを振る・・・これが1段目。
その上に、1段目と同し材料を順番にかさね、材料全部をかさねて、
その上からハーブ&スパイスミックスをふりかけ、中火で焼く。
バリバリ言い出したら白ワインを加え、ふたをして10分焼く。
はじめ3分は中火、あとの7分は弱火、最後20秒は強火
焼けたらうつわに盛ってパセリをのせ、好みでタバスコを添える。

トマト抜き
その1の材料の「トマト」だけをのぞいたレシピです。
これもおいしかったのですが、好きな食材を使うとレパートリーが
広がって、自分好みの「じゃがいものチーズ焼き」ができます。

1人あたりの熱量は350㎉、塩分2g、食物繊維4g、たんぱく質10gです。




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葉玉葱を使って

2009年05月08日 | 野菜類
昨年秋植えつけた玉ねぎが、順調に育ってきました。

「泉州玉ねぎ」の種から育てたのが500本くらいと、苗で買った
「赤玉ねぎ」200本を、家の前の畑に植えつけました。


昨秋から、今年の春に向けて気温が低く、おまけに雨量も
少なかったので、育ちがいまひとつでしたが、このところの
気温上昇で、日ごとに大きくなりました。

玉ねぎの葉が食べられるのを知ったのは、玉ねぎ栽培を始めて
から10年以上経ってからのことでした。
以来、玉ねぎ栽培は、葉玉ねぎを食べる目的で作ります。
玉ねぎはまだ大きくなっていませんが、抜きたてをスライスして、
酢と醤油少量を振りかけて、その上に削りたてのかつを振って
食べると、甘くて柔らかい、これぞ「The 玉ねぎ」の味がします。

削りかつをは、固い鰹節をよく切れる「かんな」を裏返して削ります。
指先を削ると剣呑なので、鰹節を布巾にくるみ、指先を削らないよう
保護します。鰹節が固くて削りにくいときは、ガス火にかざして暖め、
柔らかくして削るとシュッシュッと面白いように、きれいに削れます。
花かつおは削りたてに限る・・値段はともかく、かんなで削る・・と言う
手数をかけたぜいたく食べ物ですが、今の家庭からこうした風景が
失われていくのは、なんとも寂しいことと思います。

現代は、こんな食べ物を作り伝える余裕が失われているのでしょう。

葉玉ねぎは「2本パック」で100円くらい、いまの季節だけの美味しい
食材です。レシピを参考にして、作ってみてください。

初夏のいま、玉葱の生育真っ最中です。この頃の玉葱の葉は柔らかくて甘味があって、煮ても炒めても美味しいです。
美味しく食べるコツは、煮すぎたり、炒めすぎないことです。シャキシャキ感が残るくらいに調理します。


葉玉葱のぬた
材料
玉葱の葉 4本
玉葱の根元 6本
酢味噌 大さじ2
作り方
玉葱の葉と根元は4cmくらいに切りそろえて、ラップで包み電子レンジで
1分間加熱する。熱が冷めたらラップをはずし器に盛り、酢味噌をのせる。
チンしたあとすぐ取り出すと、思った以上に熱いのでやけどに気をつける。
酢味噌は、白味噌・さとう・酢を大さじ3杯づつすり鉢に入れてすり混ぜる。
味見をして足りないものを加え、おしまいに練りからしを混ぜてできあがり。
すり鉢を使うのが面倒なら、調味料全部をボールに入れ泡立て器で混ぜる。
葉玉葱と豚肉の豆板醤炒め
材料
玉葱の葉 7~8本 130g 長さ6~7cmに切る
玉葱 中1/2こ 120g 5ミリ巾のくし型に切る
にんじん 1/3本 70g 3ミリ角・長さ4~5cmに切る
ぶたばら肉 70g 2~3cm巾に切りそろえる
調味料
塩・こしょう 少々
豆板醤 大さじ 2
日本酒 大さじ 3
ごま油 大さじ 2
作り方
鍋にごま油を入れて強火にかけ、玉葱と人参を炒める。油が回ったら葉玉葱を加え、
塩・こしょうを振り入れて中火にする。葉玉葱がしんなりしたら日本酒、豆板醤を加え
味のムラがないよう良くかき混ぜてできあがり(ここでの注意は煮すぎないことです)。
濃い味が好きなら醤油か赤味噌(八丁味噌など)を、甘いのが好きならさとうを加える。

葉玉葱と焼き豆腐のすき焼き風
材料
葉玉葱 2~3株 130g 葉は長さ6cmに、玉はくし型に切る
焼き豆腐 小・1丁 120g
牛肉・切落し 150g
作り方
醤油・日本酒・みりん・さとうを大さじ3杯を中火にかけて、ひと煮立ちさせる。
牛肉を一枚づつ広げて煮る。肉の色が変わったら、焼き豆腐と葉玉葱を加え、
葉玉葱に火を通し、すき焼き風の味つけにする。2~3分煮てできあがり。
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たけのこの炊き合わせ

2009年04月22日 | 野菜類
4月の上旬、京・八幡市の桜の名所、背割堤に行きました。
ここは、南に向かって右から、桂川、宇治川、木津川の三川が
合流して淀川になるので、三川合流とも呼ばれています。
そのうち、宇治川と木津川に挟まれた堤の両側1,4キロにわたり
250本の桜並木が見事な花を見せてくれます。
かつては(昭和30年代半ば)見事な松並木で、時代劇映画撮影の
メッカでしたが、松枯れでダメになって、桜に植え替えられました。

帰りに長岡京の山あいのたけのこ農家「H」さんの現場に伺いました。
折り悪しく、たった今売り切れて今日はおしまい・・というときでしたが、
「せっかく遠くから来たのだから、掘ってあげる」と気さくに大小5本を、
目の前でほりあげてくださいました。

「H」さんの持ち山は3000坪あって、年間に200袋の「筍」専用の
肥料と、切り藁と枯れ草の上に「ユンボ」で土を3センチ敷きこむ・・
もちろん「H」さん夫妻お二人ではできないので、人を雇います。
「皆さん筍が高い」と仰るが、ここまで育てる費用と労力は大変です・
そんなお話を伺いながら、たけのこ掘りを見せていただきました。

初代吉兆の主「湯来貞一」さんの著書の中に「長岡天神の奥にある
竹やぶで良いたけのこが取れる」というくだりがあります。
ここ「H」さんの竹やぶは、まさには長岡でもかなり山深い所なので、
湯来さんが書かれたところがこことは言いませんが、食べてみたら
そのねうちが分かる「たけのこ」でした。大小5本の筍は、五通りの
料理にして楽しみました。そのうちのひとつが今回のレシピです。
  
長岡京の竹やぶで掘りたての筍を買い、高速をとばして家に持ち帰りすぐに茹でました。
ここの筍は、茹でるのに「ぬか」は不要と聞いたので、水洗いして先端を斜めに切り落とし
縦に包丁を入れ、約1時間茹でて冷ましたあと、「たけのこの炊き合わせ」をつくりました。


材料
たけのこ  中  1本 500g
茹でて皮を取った中身が300g、柔らかい姫皮が100gありました
たけのこと炊き合わせるえび・ホタテの貝柱・菜の花のレシピは
次回お送りします。

調味料
日本酒 100cc
みりん 50cc
さとう 大さじ 2
淡口醤油 大さじ 2
水 100cc
削りかつお 20g(茶袋に入れる)

作り方
たけのこを煮る
えびと貝柱に負けないよう、しっかりめ・濃い目の味にします
茹でたたけのこを、食べよい大きさに切り分ける。
この大きさならたて半分にして10切れくらいにする。
根元の方は1~1,5cmくらいから、だんだんと厚く切る。
たけのこは、あまり薄く切ってはおいしくありません。
たけのこと、日本酒・みりんを鍋に入れ、始めは中火、沸騰したら弱火でゆっくり煮る。
10分くらいしたら、削りかつおとさとうを加え、弱火で20~30分くらいクツクツと煮る。
煮汁が半分になったら、淡口を加え強火でワーッと煮て、すぐに火を止め「器」に移す。
レシピの調味料は、少し濃い目です。薄味が好みなら、さとうと淡口を控え目にします。
たけのこは、中身まで味が滲み込んだら美味しさ半減なので、中身が白っぽいくらいに煮ます。
たけのこの味と香りを楽しむには、程よい厚さに切ることと、余り煮過ぎないことです。


味つけは、炊き合わせのえび・貝柱は旨味が濃い食材なので、たけのこも濃い味にしました。
わかめと炊き合わせた、「わかたけ煮」なら、両方とも「薄味」に仕上げます。
牛ばら肉や豚肉、なまり節と炊くときは、このレシピくらいの濃い味にして炊くとおいしいです。


煮あがったら、温かいうちに器に盛って・・・
これは大きな器ひとつに盛ります・・・そして
すぐに食べるのが、おいしく食べるコツです

姫皮は、適当に切って、梅和えするのが一番ですが、酒・みりんでゆるめた味噌で和えても美味しいです。
茶袋の削りかつおは捨てないで、裏ごした梅干と煮て梅かつをを作ります。お茶漬けに美味しいですよ。





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わけぎのぬた

2009年03月10日 | 野菜類
わけぎは、桃の節句・・・丁度今頃が一番おいしいといいます。
家の前の畑の「わけぎ」が、ずいぶん大きな株に育ちました。
植えたのは、一株が10個くらいの球根でしたが、先日堀りあげたら
一株が優に70本を越えていました。

お金がこんなに増えたら、どんなに嬉しいことだろう・・とつまらぬ
空想にふけりました。
ネギ、玉ねぎと同じ仲間のユリ科ネギ属ですが、ネギはタネと分球で
増え、玉ねぎはタネから、そしてこのわけぎは「タネ」は稔りません。
分球だけで増えていきます。わけぎがネギと玉ねぎの中間のもの・・・
といわれる所以でしょう。

これから、春本番になるにつれ、わけぎの球根は膨らんできて、
びっくりするほどの大きさになり、地上の茎は枯れてしまいます。
これを堀りあげて、軒先につるしておき、秋口に球根を10個づつ
くらい植えつけていくのです。

それがやっと今頃になって、食べ頃になる・・・と言う次第・・・それも、
すぐに根が球状化して硬くなり、食べ頃をすぎてしまいます。
半年間営々と育ててきて、役に立つのはほんのひと時であります。
畑をやっていると、そんな作物は多いですね。

わけぎは栄養的には、優れものです。100gあたりの茹でたものは、
30Kilocal、と熱量は低いのに、カリウム、カルシウム、カロテンなどを
多く含み食物繊維も多いので、旬のいま、食卓に多用したい食材です。

「ぬた」以外にも、葉ネギと同様な使い方で利用できるし、白い根に
味噌をちょいと乗せて食べると、酒の肴によろしいものです。
ただ、これを多食すると、口中が粘っこくなり、翌日はわけぎの匂いが
芬々するので、おいしいからといっても、ほどほどになさってください。

今が旬の「わけぎのぬた」です。和える相手はこれも今が旬の貝が一番でしょうが、手近な油揚げもおいしくできます。
酢味噌は、本格的なものは、白味噌に卵黄を加えた「玉みそ」を使いますが、レシピは手軽にできるやり方にしました。


共通の材料
材料
わけぎ 1束 200g 塩   少々
調味料
白味噌 60g さとう 大さじ 6
酢 大さじ6 60cc 練からし 少々

わけぎの下ごしらえ
わけぎの葉先2~3cmを切り捨て、根元をそろえゴム輪でしばる。
葉先があると、茹でるとき、茎が熱でふくらんでぽんぽんとはじける。
塩少々加えた熱湯に、白い根もとから入れ、しばらくして葉の部分を入れる。
葉を入れたら一まぜしてすぐに引きあげる、全体がしんなりする程度でよい。

茹で上がったら、ざるにあげて冷まし、白いところを2~3cmに切る。
青いところも3~4cmに切って軽くしぼる。(茎の中のぬめりをこそげ取る
作り方もあります。)
でも、このぬめりがおいしく、栄養的にもすぐれもの
なので、軽く絞る程度にします。 嫌いなときは、ぬめりを取ってください。

わけぎの相手いろいろ
貝類
とり貝 大きいものは、3~4つに切る。小さいのはそのまま。
ホタテの貝柱 刺身用なら生のまま薄切りにする。茹でたものは一口大に切る。
あおやぎ 茹でたのはそのまま・・丁寧にするなら酒と塩少々で湯通しする。
アサリ・蛤 酒蒸し(蒸し過ぎないように)にして、中の身を取り出して使う。

さかな類
たこ・いか 活きの良いものは、3分くらい茹でて薄切りか、コロコロに切る。
しめさば 薄皮をはぎ、5ミリ巾の薄切りにして、器にわけぎとそろえて盛る。
ほたるイカ 目玉と、薄い甲をのぞいて器に盛り、わけぎも同量をそろえて盛る。

その他
わかめとうど 生わかめ、うどは食べやすい大きさに切る(うどは酢水にさらす)。
油揚げ 油揚げを茹でて油抜きし細く切る。またはこんがり焼いて細く切る。
ちくわ・かまぼこ ちくわは4cmに切って細切り、かまぼこは5ミリに切って細切りする。

何もないとき・・・わけぎだけ
わけぎだけ わけぎだけの単品、ここでは削りかつをの炒り煮をトッピングした。


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日の菜漬け

2009年01月10日 | 野菜類
日の菜は日野菜とも書き、ひの菜とも書きますが、わたしは
緋の菜と書くのが、この蕪に一番ぴったりしていると思います。

漬け上がりが、緋色をしてきれいだからですが、味も濃厚で
おいしい、とくに京都・亀岡の漬物店「T」の日の菜の漬物は
芸術品といえるほどの絶品の漬物と思います。

京都・大阪・兵庫に8軒の支店があるだけなので、知名度は
高くありませんが、知る人ぞ知るお店です。
この店の人に、どうしてこんなおいしい味に漬けあがるの?
と聞いたことがあります。
こたえは、その店のおじいさんが、秘伝の漬け方で漬ける・・・
とにかくこんぶをたくさん使うと聞いている・・・と言いました。

毎年、日の菜を買い求め、漬け方を変えてやって見ましたが
うまく漬かりませんでした。しろうとで簡単にあの味が出せる
なら、値段もあんなに高くはないはずで、素人のあさはかと
言うものと思い知ったことでした。

レシピの漬け方で漬けた日の菜は、本物には遠く及びませんが
それらしい味に漬けあがりました。
お店の人の、こんぶをたくさん使うというのが、ヒントのひとつで、
もうひとつは、先にお送りした「割り漬けだいこん」の漬け方です。
これまでは、しおとこんぶだけで漬けていたのを、酢とさとうを
加えたらどうか・・・とためしたのが正解でした。


たかが漬物されど漬物です。簡単には漬けあがってくれません。
今日は、畑から壬生菜を7キロばかり収穫して漬け込みました。
下漬けから本漬けまで、1週間の勝負です。
どんな味に漬けあがるか、楽しみです。  

日の菜の漬物は、色がきれいであじもおいしいが、自分でつけたら、どうしてもうまくできませんでした。
今回、№143「割り漬けだいこん」の漬け汁をアレンジしてみました。はじめておいしいのができました。


材料
日の菜 1,5キロ
しお 75g(日の菜の5%)
さとう 85g
酢 70cc
日本酒 70cc
板こんぶ 30g(20cm長さで3枚くらい)
こんぶだしの素(顆粒) 1パック 8g

作り方

下漬けをする
日の菜をきれいに水洗いして、葉の部分に塩をふり1時間おく。
(これに使う塩は、上の分量外です。)
葉がしんなりしたら、もみ込んでアクだしをする。
容器に、葉と根を交互に並べて塩を振りいれる。
全部を漬け終わったら、水少々を注ぎ、重石をする。
塩だけでつけると、水が上がりにくい・・始めから、
呼び水をする方が、順調に漬けあがります。

日の菜が浸るくらいの水に、分量の塩を溶かした塩水で、
下漬けをしてもよい・・・この方がかんたんです。
下漬けは2~3日くらい写真のは1日だけでした。


本漬けをする
下漬けした日の菜をザルに上げて、水をよくきっておく。
日本酒を中火にかけて、アルコール分をとばして冷ます。
酢とさとうをあわせて、冷ました煮切り酒を加えてまぜる。
水きりした日の菜2~3本あわせて、葉っぱをくるりとまとめ、
容器に並べ入れ、上から漬け汁をまわしかける。
こんぶだしの素は、このときに、日の菜全体に行きわたるよう
すこしづつ、ふりかける。
いた昆布は、10cm角の大きさに切り分けて、日の菜の間に
適宜はさみこむ。
重石をして3~4日もすると食べはじめるが、7日めくらいが
ピークで、あとは味は落ちないが、色がさめてくる。

写真の「漬け上がった日の菜」は5日目です。
これくらいが、色はいちばんきれいです。一週間もすると
色がおちはじめます(一番下の写真が7日めのものです)。





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だいこんのふろふき鍋としょうゆ味ステーキ

2009年01月08日 | 野菜類
レシピに紹介した大根は、夏の終わりに畑にまいて育てた
「白首だいこん」です。漬物用にタネを種苗会社から取り寄せました。
まいとし、たくあん用に白首だいこんを求めて、山間の道の駅などを
さがし歩くのですが、あるのは青首だいこんばかりでした。

で、自分で植えつけることにして、漬物用に最適の品種・・・と言う種を
100株植えつけました。うち50本はたくあんに漬け込み、残りは
1本ずつ抜いて、煮物にしたり、浅漬けにしています。

漬物用には適期がありますが、煮物などは多少時季はずれでも良い
のです。それでも大きくなりすぎて「ス」が入ったりはしますが・・・。
大根は、おろしにすると、とても辛いのでもっぱら煮物と漬物にします。
とくにふろふきにすると、ほんとうにおいしい、抜きたてのだいこんを
筒切りして煮込むのですから、おいしいのは当たり前かも知れません。

たくあんにした大根は、抜きとって2週間干しましたが、人に見られるのも
恥ずかしいようしろものでした。それを我慢して干して漬け込みましたが、
だいこんの味は良いが、今度は塩分が多いように思いました。
たくあんを作る・・・というのは、ほんとうに難しいと思い知らされました。
もう1樽50本、作用の棚田の農家にお願いして作っていただいたのが
まだ漬けあがっていません。うまい具合に漬かるとよいのですが・・・。

ところで、皮むきして「茹でただいこん100g」の成分はつぎのとおりです。
熱量=18kcal、カリウム200㎎、カルシウム25㎎、食物繊維1.5gです。
これが、「切り干し」にすると100gの熱量が279kcal、カリウム3200mg、
カルシウム540mg.、食物繊維20.7gに変身します。
鉄分も茹でたものの0.2mgから9.7gに、亜鉛も0.1gから2.1gになります。

たくあん漬けにすると、カリウム、カルシウム、鉄分、徹食物繊維は茹でより
多くなりますが、食塩が増えるのが難点ですね。
身近な食材、だいこんの効用であります。
  
だいこんの皮を厚いめに剥いて、2センチくらいの筒切りにしたのを、米のとぎ汁で水からじっくりとたきあげる。
炊き上げただいこんは、いったん水洗いして、もう一度ゆでて、ぬかのにおいをおとしてから、ふろふきにします。


ふろふき鍋
昆布をしいた鍋に、ゆでただいこんをならべて、ごく弱火でことことと煮る・・・なべです。
みそは ごまみそ ゆずみそ 八丁みそ 玉みそ(白ミソと卵黄)など好みのものにする。
さむい冬の夜、これだけで十分にあたたまる、おいしいなべです。
材料
ゆであがっただいこん 7~9切れ (二人分)
板こんぶ 20cm
作り方
みそだれ1
白みそ 大さじ 1
ゆず 少々
さとう 大さじ 2
日本酒 大さじ 2
みそだれ2
赤みそ 大さじ 1
さとう 大さじ 2
すりごま 大さじ 2
日本酒 大さじ 2 

ゆずみそ・ごまみそともみそとさとうと日本酒を鍋に入れ、
まぜあわせながら、弱火でじっくりと煮込む。
白みそには柚子皮ををこそいでこまかく刻んだのを、
赤みそには、炒りごまをペースト状になるまで、
すり鉢ですったのを、それぞれまぜ合わせる。

こんぶをしいたなべに、ゆでただいこんを並べ、
お湯をはって、中火で煮ながらあたたかいのを、
好みの味噌につけてたべる。


しょうゆ味ステーキ

材料
ゆであがっただいこん 2切れ
ごま油 少々
しょうゆ 大さじ 2
日本酒 大さじ 2
作り方
熱したフライパンにごま油をおとし、ゆでただいこんを並べて、強火で焼く。
こげめがついたら、裏返して日本酒としょうゆをふりかけて焼く。
強いこげめがついてから裏返して更に焼き、裏もこげめがついたら器にうつし、溶きからしを添える。


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白菜キムチを作る

2008年12月17日 | 野菜類
今朝、起きぬけにガラス越しに畑をみたら、寒気よけに撒いた
もみがらが、霜で真っ白になっていました。
これからの野菜は、霜をかぶるごとにうまみが増してきて、
柔らかくなっていきます。

白菜はその最たる野菜、表面が霜焼けして、茶色になっても、
2枚目~3枚目からは、白いきれいな葉がみっしりと重なり、
1株が2キロから3キロにもなります。
こんな白菜は、鍋によし、煮物によし・・・油揚げと煮たのなんか
ほんとうにおいしい・・・これは薄味に煮るのがよろしいですね。

真冬の白菜漬けもこの上なくおいしいものですが、自宅で漬物樽に
漬けるお家もすくなくなりました。
白菜と塩加減にこだわりがあるので、毎年のように白菜漬けを
作りますが、昨年は漬けたあと水が上がらずに、苦心しました。
出来るだけ塩をすくなくしようとしたのが、トラブルのもとでした。
薄い塩水を加えて「呼び水」にしましたが、味は「C級」でした。

今年は、うまく行きました。そのうちの1株分をつかって、キムチを
作ります。このキムチが毎年のように味が変わるので「ナンギ」する
のですが、それでも作り続けて40年近くにもなります。

何回作っても、専門店の味に遠く及びません。
近くのshopping centerの中のお店で「あみ塩辛」を買うとき、
出来上がったキムチの具を試食させてもらいました。

おいしさ抜群、でも100g420円と言い、一株に500gの具をはさみ
込むとの説明に・・・キムチが高いはずですね・・・と感心したら、
店主はにっこり、作り方をカタコトながら、親切に教えて下さいました。

シーズンオフのキムチは、これからはこの店で買うことにきめました。
気のよい親切な店主に、せめてものお返しをしようとおもったからです。

白菜キムチをはじめて作ったのは、いまから36年前のこと、年令はいまの半分でした。
以来、毎年のように作りますが、具材は変わりません。アミ塩辛とにんにくととうがらし粉がベースです。
できあがりは、キムチには違いないが、味は本場ものに及びません。でも、めげずに毎年作っています。


材料
白菜の浅漬 1株 2キロ
だいこん 1本 300g 5cm長さの千切り
人参 1本 120g 同
青ねぎ 1把 50g 1.5cm巾の小口切り
白ねぎ 2本 100g 縦半分にして1cmの小口切り
にんにく 2かけ 20g すりおろす
しょうが 1/2かけ 30g すりおろす
りんご 1/4こ 75g すりおろす
すりごま 大さじ3
粉とうがらし 大さじ3
いわしエキス 大さじ2
アミ塩辛 100g
いか塩辛 50g
ヨーグルト 大さじ2

具材を作る
千切りした大根とにんじんに、かるく塩をしてしんなりさせる。
そこへ、きざんだ青ねぎと白ねぎを加えて、まぜ合わせる。
さらに、おろしたにんにく、しょうが、りんごを加えてまぜこみ、
すりごま、アミ塩辛といかの塩辛を加えて、まぜ合わせる。
最後にヨーグルト、粉とうがらし、いわしエキスを加え
よくかきまぜたら、白菜にはさむ具材のできあがり。
白菜にはさむ
白菜の浅漬けはサッと水洗いして塩分をおとす。
かるく絞って、葉のあいだに、具材をいれこむ。
1株の白菜を4つに切りわけて浅漬けしたので、
この作業を4回くりかえす。
はじめに、具材を4等分しておくと、均等になる。
漬け込む
ひとつずつ丸めて、タッパーなどの器に入れ、表面を
ラップできっちりとおさえ、ふたをして冷蔵庫に入れる。
4~5日してからが、食べごろになる。

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