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第48回ばんえい記念

2016-03-21 | 勝手にばん馬メモ
2016年3月20日、帯広競馬場、晴天。

本日は年に一度の大一番「ばんえい記念」の開催日。走路整備も念入りに。
遠くにくっきり大雪山を望む十勝晴れ。が、強風が吹きすさび、寒いのなんの。

「ばんえい記念」は第9レースですが、
昨年、歴代最高齢15歳で優勝し、全国ニュースにもなった
コトブキライアン最後のレースを見るために早めに入場。

可愛いお飾りをつけたコトブキライアン入場。

第4レース、一番外側の8枠。16歳、がんばる!

残念ながら入賞はなりませんでしたが、
ラストランを終えたコトブキライアンに
観客から温かい拍手が送られます。
馬と観客の距離が近いのも、ばんえいの魅力。

そしていよいよ始まる頂上決戦ばんえい記念。

重量1トンをひく伝統のレース。出走馬はこの10頭。

誘導馬に率いられて本馬場入場。

続々と集まる人。年に1度、このレースを見るためだけに
全国から熱心なファンがやってくるのだ。
人波にさらわれると全貌が見えないので、
昨年と同じ、スタンドの階段席中央に陣取る。
にしても寒いっ。日が落ちかけ、風やまず。

陸上自衛隊音楽隊による生ファンファーレ。


あっというまにスタート!


普段なら難なく越える第一障害に手こずる馬も。


第二障害までは、止まりながら進む。じりじり…。
これも駆け引きのひとつ。


そして第二障害。しばし息を継いだのちに、登るー!

が、1トンは重く、なかなか上がらない。

最初に頂上に立ちあがったのは4番ニュータカラコマ。


そのまま抜けたー!大歓声があがる。


4番ひとり旅かと思いきや、止まったー!

その間に追い上げるのは、最若手の9番コウシュハウンカイ。
厩舎取材で見かけた馬なので、応援してましたが
1トンをひくのは初めてなのに、6歳でここまで強いとは!

しかーし!いつのまにやらトップに躍り出たのは、
6番フジダイビクトリー。さすが一番人気!

観客の熱狂もピーク。声をかけながら走る!

そこへ10番インフィニティーが4番手で追い上げる。

「インフィ行け~!」とファンの声。
一昨年のばんえい記念の覇者であり、このレースが
ラストランとなるだけに、インフィ・ファンは大興奮。
粘ってほしかったが、9番の余力も強し。
結局、6、4、9の順位のままでゴールイン。

が、まだ終わらないのがばんえい記念。
観客はいっせいに第二障害に駆け戻る!

1番フクドリさん休んでます(??)。
3番オイドンも思いのほか苦戦。
「がんばれ~!」の声がとぶ。

ようやく抜けたオイドン。

ネット状に編んだたてがみがきれい。
ベストドレッサー賞は君にあげよう!
オイドンは初めて名前を覚えたばんえい馬なので
ついひいきめに見てしまいます(笑)。

フクドリも立て直し、我が道をゆく確かな足取りで完走。

最終馬がゴールすると、場内に拍手が沸き起こる。
これが、ばんえい記念の醍醐味だ。

もっとも、以前は、勝敗が決まれば
観客はとっとと帰ってしまっていたのだそう。
最後まで見届けて、声援を送るようになったのは
ナンバーワンよりオンリーワンを評価する
若い世代のファンが増えたからかも。
昔ながらの競馬ファンは、メインスタンド2階の
場外馬券売り場でモニターに張りついておられました。

着順発表。


優勝馬フジダイビクトリーの晴れ姿。

昨年のばんえい記念では、トップを走りながらも、
ゴール目前で抜かれて痛恨の4位。
その雪辱戦を果たすであろうという
大かたの予想を裏切らずに優勝。おめでとう!
そしてすべての人馬に、お疲れさま!
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