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スンガリーでロシア&ジョージア料理

2023-10-25 | ロシア料理とその仲間たち
海外在住の友人が来日し、スンガリー新宿三丁目店で会食。半年前にほぼ同じメンバーで来店したときは、3次会の席だったのであまり多く頼めなかったこともあり、今回は腹をすかせて食べる気満々で、午後5時半スタート!


歌手・加藤登紀子さんのご両親が1957年に創業したロシア料理の老舗スンガリー。新宿三丁目店は、靖国通りに面した「クスリの龍生堂」の入っているビル地下1階にあり、歌舞伎町にある本店とはまた違った趣あり。


照明を落とした店内、壁には1980年モスクワオリンピックのマスコット、ミーシャのポスター、その下にはホフロマ塗りの器とサモワール。

ロシア料理店といっても、ロシアのみならず旧ソ連諸国の料理が食べられるのが、ソ連時代から続く老舗の魅力。特にスンガリー新宿三丁目店は、本店よりジョージア(グルジア)料理が充実しているとのことなので、ジョージア料理を中心に迷いなく頼みまくりました。


乾杯は、もちろんジョージアワイン。まずは白のツィナンダリから。


ジョージアでおなじみの前菜のひとつ、ルレット・イズ・バクラジャン(フェタチーズとクルミを巻いたナスの冷製グルジア風)。「ルレット」は「ロール」の意味。ジョージア風クルミペーストはあっさり味。


サラート・キンザ(パクチーサラダ)。こちらもジョージアの定番サラダ。
ちなみにロシア語では生のパクチーは「キンザ」、料理のスパイスとして使われる種(たね)は「コリアンドル」と呼び分けます。


マリノーブナヤ・グリヴィ(キノコのマリネ)。こちらはキノコ大国ロシアのザクースカ(前菜)としておなじみ。


ぺリメニ(シベリア風水餃子)もロシアを代表する家庭料理。ちゅるっとした皮の食感とサワークリームのやさしい味がやみつきになります。


毎度テンションが上がるジョージアのハチャプリ!
スルグニチーズのもちもち感とあつあつ感がたまりませぬ。


ウズベックプロフ(仔羊と野菜のウズベキスタン風ピラフ)。
これがまた絶品。前回頼んでおいしかったので迷わずリピート。


このあたりからジョージアの赤ワイン、ムクザニにシフト。
そろそろメインの肉料理に突入します。


初オーダーのシュクメルリ(鶏肉のニンニククリーム煮込み)。今や日本で一番有名なジョージア料理。そのおかげであちこちのロシア料理店で食べられるようになったのは嬉しい限り。今回は5人で少量ずつ取り分け、ニンニクソースをあまり堪能できなかったので、次回はガッツリ食べてみたい!


シャシリク(肉の串焼き)もジョージアをはじめとするコーカサス地方の定番料理。このお店では香味野菜とハーブに漬け込んだ仔羊のロース肉を使っているもよう。ダーチャで食べるようなワイルド系ではなく、上品なお味。


宴もたけなわ。酒飲み組はまだ飲み足りなくて白ワインをデキャンタで追加し、シメのつまみにセリョトカ(生ニシンのオイル漬け)を注文。


ノンアルコール組はデザートタイムに突入。こちらは洋ナシのタルト。


こちらはオレンジのスフレグラッセ。


ロシアンティーにはホフロマ塗りの器に入った3種の自家製ジャムつき。

いやいや、よく食べよく飲みましたー。予約は時間制で午後8時までと決まっていたので、ここでお開きとなりましたが、そうでなければまだまだ飲み食いし続けていたかも。それほど美味しく楽しい夜でした。


あとから知ったことには、新宿三丁目店の前身は新宿西口スバルビル店。スバルビル解体に伴い、2017年にこちらに移転したのだそう。スバルビル店でニコライ学院のロシア語仲間とランチして、お店のマッチをいただいて帰ったのはいつのことだったか。マッチ文化のあった懐かしき時代!

スンガリー公式サイトはこちら
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