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サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ロシアの少子化対策

2011-12-07 | ロシアコラム
ロシアも先進諸国の例にもれず少子化が問題に。
でも、その対策たるや日本の子供手当ての比ではない。
2007年から、第2子以降が生まれるたびに
「母親資金」として36万5,000ルーブル、
なんと約95万円が支給されているという。

読売新聞のロシア情報紙『ロシアNOW』最新号によると、
加えてこのたび、3人以上子供をもつ家庭は
タダで土地をもらえることになったとか!

「お国は素晴らしいですねぇ」というつもりで
その紙面をロシア女性S先生にお見せしたところ、
ふ~ん、はいはい、とやけにそっけない。
「あのね、これはヴィルトゥアルヌィなのよ」
え?ヴィルトゥなんですって?
「コンピューターの中だけってこと」
ああ、ヴァーチャルってことですか…。
って、それどういうことでしょう!?
とたんに、S先生の弾丸炸裂。

「母親資金なんて名前だけよ。
うちの息子に去年2人目の子が生まれたけど、
1カペイカだってもらってないわよっ!
今度は土地がもらえる? ああそうですか。
ウソです。みんなウソっぱち!
プーチン政権になってから、あるのは嘘と汚職だけ!」
は、はあ、そーなんですかぁ。
でもこの新聞面白いですよ、と話題を変えようとすると
「じゃあ面白そうな記事があったらまた教えて。
今度はどんな嘘が書かれてるのかしらねぇ」

…ううむ。ほんとかしら。
ほんとに母親資金をもらった人は
ひとりもいないのか!?
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S先生近況

2011-07-21 | ロシアコラム
「ええと、11月は大学の文化祭で1週間お休みがあるのよ」
そう言って、おもむろにカレンダーをめくるロシア人のS先生。
なんで今からそんな先の話を?と思いきや。
「今年はグルジアに行きましょう!行くでしょ?行くわよ!」
ええっ。また始まってしまった。
「そうですね、では行きますか」と同席の長老Uさん。
って勝手に決めないでくださいよ~。

「しかしなんでチュニジアなんでしょうかね」
と帰り道にUさんが言う。
「え…。グルジアですけど」
「ああ!グルジアですか」
行き先がどこであっても行く気だったとは!

もちろんグルジアには行きたいし、
心身・経済・時間ともに余裕のあるときなら、
そんなデコボコトリオの旅も面白そうと思えるのだろうけれど、
うーん、いまはキツイ。どうやって断ろうか。

翌週。よせばいいのにUさんのほうから、
「先生、今年はグルジア、行かれるんですよね?」
「行きましょう。行くでしょ?」とこちらを見るS先生。
えー、ちょっと仕事が~。
「その仕事はいつまで?11月には終わってるでしょ!」
うーんと、どうでしょう。まだわかりません。
「じゃ、考えておいてねっ!」
そう言い残して、S先生はモスクワに帰っていった。
あーやれやれ。しばし安堵の夏休み!
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暑中お見舞い申し上げます。

2011-07-14 | ロシアコラム
夏本番。節電暑中お見舞い申し上げます。

今日はどういうわけかロシア関連の郵便物がまとめて到着。
そのひとつが、神奈川県日本ユーラシア協会さんから届いた
手づくり感いっぱいの会報「日本とユーラシア」。
さる6月19日の「ロシアのアパート事情」講演会のもようを
温かくレポートしてくださっていて嬉しいかぎり。
当日来てくださった皆さん、遅ればせながらありがとうございました!
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勇気あるロシア人の帰還

2011-04-13 | ロシアコラム
「今日帰ったわよ~!」とロシア人のS先生よりまさかの電話。
春休みで一時帰国していたS先生、原発事故の影響を懸念して
当分戻ってこないかと思ってたのに、勤務大学の授業にあわせ、
予定どおり戻ってこられたのである。

ロシアでも連日のように日本のニュース。
「いま日本に行ってはダメ!」と引き止める家族や友人を、
「行くか行かないかの問題じゃないの。行くんだってば!」
と振り切ってきたというS先生。
「ガイガーカウンターを持っていけ、なんて言う人もいるのよ。
ガイガーカウンターなんか買ってどうするのよ!
1万ルーブルもするのよ。3万円ですよ!
それ持ってどうするの!?あちこち測って歩くの!?
やめてよ、そんなのバカバカしい。
チェルノブイリのときのモスクワやペテルブルクのほうが
よっぽど数値が高かったでしょうに!」

チェルノブイリの経験があるからこそ、過剰反応する人もいれば
逆に放射性物質について知識をもち冷静に分析するつロシア人も。
「この数値なら大丈夫、安心してお行きなさい」
信頼する人にそう言われて、「はい、行ってきます!」と
モスクワをあとにしたというS先生。
それだけに、外国人の日本脱出には冷ややかなコメント。
「フランス人はみんな帰ったんですってね。
ロシア人は帰っていませんよ!帰ったのは子ども連れだけ。
ちょうど春休みだったから。でも大使館員はみんな残ってます!
ほんとにフランス人ってやな人たちよねー」
…と話はリビアに移り、弾丸トークはますます加熱。
自粛ムードとは無縁のS先生、パワーアップして日本復帰である。
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モスクワへ

2010-11-19 | ロシアコラム
本日よりモスクワに行ってまいります。
取材対象は「まだ誰も見たことのないロシアの部屋」。
資料写真が続々と集まっていますが、想像を上回るユニークさ。
そのホンモノをこの目で見るのが楽しみです!

そして実は、もうひとつ目的が…。
叶うか叶わぬかは、そのときの運しだい。
さてどうなることか!?
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ロシアまであと1週間

2010-11-13 | ロシアコラム
このところずっとバタバタしてたので、まとめていきますロシアねた!
某日、モスクワから戻ったS先生の恒例のお土産ロシアチョコ。

30個ぐらいあったけど、猛暑で体重激減したのをいいことに
あっというまにひとりで全部食べてしもうた。

チョコの入ってた紙袋の絵も可愛い!

「この袋もロシアのよ!」とS先生自慢げ。

某日、モスクワ在住S.Rさんのお母様がお一人で住む都内某所へ。
ネットでいつも見ているロシアのテレビが見られなくなったとのことで、
パソコンのようすを見にうかがう。
幸い私でも解決できるレベルだったので一安心。
帰りぎわにボルシチとロシアふうハンバーグをいただく。

こちらは前回お邪魔したときの写真ですが、
牛肉と鶏肉入りのハンバーグはヘルシーで美味!

11月8日、ビザを受け取りにロシア領事館へ。
APECのせいか、メドべージェフ国後訪問のせいか
周辺警備がいつも以上にものものしく、ひとりずつ通せんぼされて
「どちらへ行かれますか?」と尋問を受ける。

領事館入口から入るとこの看板。右がビザセクション。
左の矢印に沿って進むと、うっかり大使館の敷地内へ。

2週間前に申請に行ったときはガラガラだったのに、この日は大混雑。
APECの関係で翌9日が臨時休業になったためらしい。
それはいいけど、まだこの翻訳。よく見えないかもしれませんが…。

「尊敬する客様」…。
「水曜日(国籍の日)」ってなんでしょう?

9日、みなとみらい近くの神奈川県日本ユーラシア協会へ。
こちらAPECのお膝元のわりには歩行者規制はなかったが、
茨城県警のおまわりさんが道を聞かれて困っておられた。

ロシアジャム400円!のセール実施中。これはお買い得!
ブルーベリーと黒スグリのジャムを購入。


10日、阿佐ヶ谷のロシア雑貨店パルクさんへ。
残念ながらシベリア岩塩のミックスが売切れだったので
パウダータイプを購入し、しばし店内を拝見。
ちょうど先月末に買いつけ旅行に行かれたばかりで
新しい商品がいっぱいありました。

うしろのひょろ長いチェブがいい味出してます。

店主さんに現地の最新写真を見せていただき、
来週のモスクワ行きに向けて気分はロシアモードに!
…なのにバタバタしていてまだ何も仕度できてないぞー。
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ロシアの「蚤の市」

2010-10-08 | ロシアコラム
さて!ロシアカフェも無事終わり、次なる照準はロシア訪問。
昨年末から練ってきた書籍企画がようやく動き出し、
11月下旬にモスクワに取材に行くことが決定したのです。
そんな折、パワー炸裂のロシア女性S先生がモスクワからご帰還。
そこでモスクワのアンティーク・マーケットのことを尋ねてみた。

チーシンカっていうルイノクがあるそうですけど知ってます?
「ああ、あるわね。でも私!ルイノク大ッキライ!」
あ~、のっけからまた大否定攻撃が始まっちゃったよ~。
「バラホルヌィ・ルイノク(蚤の市)でしょ?
アンティークは見るのはいいわよ。でも、買うのは絶対イヤ!
古いものなんて誰が使ってたかわかったもんじゃないわ!
悪い人のだったらどうすんの?盗品だったら?」
いやあの~、私見をうかがってるんではなく、
どういうルイノクかご存知なら教えてほしいだけなのに…。

ヴォロネジのインテリア雑誌のディレクター、
ナタリアさんにメールインタビューさせていただいたところ、
ロシアでは蚤の市は一般的ではなく、そこに通うのは
あまりいいイメージがないのだそうだ。
でもロシア、それもモスクワでは事情が変わりつつあるもよう。
そういうことを知りたかったのに、S先生に聞くだけヤボでした。

「あ、でもひとつだけ骨董を持ってるの。北京で買ったのよ!」
とS先生が誇らしげにとりだしたのはカメの印鑑。
マトリョーシカのように大ガメのなかに子ガメが次々入ってて
なおかつそれぞれが印鑑になっているのが先生のご自慢。
「最初は180元て言われたから、90元!って言い返して…」
いきなり半額!? で、100ぐらいで落ち着いたとか?
「それが、最後は85元よ!あ~面白かったわ~」
値切った値段よりさらに値切るとは!
しかしこのカメ、どう見ても骨董じゃなく土産物なんですけど…。
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ルーシのしらべ2

2010-09-14 | ロシアコラム
10月3日(日)開催の1日ロシアカフェ「スバボーダ」では
ヴァルシェブニキ・ドヴァラ(中庭の魔法使い)の
日本語曲『雫のしずくん~カピトシュカ』もご紹介する予定です!

え?どうしてロシアっ子が日本語で?とお思いでしょうが、
じつは3年前に彼らを訪ねたときに、数曲の日本語吹替え訳を
音楽監督ヴィタリーさんに手渡してきたのです。
「カピトシュカを日本語でレコーディングする」
という噂が舞い込んできたのはその翌年のこと。
でも、日本語を音にのせるのは大変だよー!
訳詞カードだけでできるのかい!?と思っていたところ、
案の定「日本語ムズカシイ。助け請う!」というヘルプメールが。

そこで我ら「勝手にロシア通信」スタッフは急遽集合。
簡易スタジオをこさえて、歌い方のお手本を録音することに。
しかしこれが思いのほか難しい! 
そもそもプロの歌い手じゃないし、キー高すぎだし、
外国人に理解させるためにはカツゼツよくないとまずいし~。
数時間かけて何テイクもとってようやくOKの出たものを
データ変換してもらってヴィタリーさんにメールで送信!

なおかつ現地ヴォロネジ在住で日本語のできるロシア人を
トーキョーから遠隔操作して探し出し、
レコーディング当日立ち会って発音指導してもらう手配を。
さらにその日本語指導者用にルビつきの日本語歌詞カード、
実際に歌うソリストのヴラッドくん用には
日本語をキリル文字で起こした特別歌詞カード、
音楽監督ヴィタリーさんには歌う際の注意事項メモを
それぞれ作成して添付送信!
すると「すべて拝受!」とヴィタリーさんの奥さんから速攻返信。

かくしてレコーディングされた『雫のしずくん~カピトシュカ』。
翌日には「これでよい?」と音声ファイルが送られてきたのですが
さすが音感のいいヴラッドくん、一発OKでした!!
(といっても、「朝、草の上」が「浅草の上」と聞こえる!?
といった空耳要素はありますが、ご愛嬌なのでよしとしました)

さて今回のカフェで上映するカピトシュカ日本語バージョンは、
中欧の歌の祭典「スラビャンスキー・バザール」にて披露されたもの。
影の協力者としては、感無量であります!
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あっぱれソ連館娘

2010-06-01 | ロシアコラム
「素晴らしかったわー、大阪万博!カラヤンもディートリヒも来たのよ~。
上海万博?あんなの見る必要ないわよ。万博は大阪がサイコー!」

ちょっと前にS先生がまた「大阪万博」ネタを披露されていた。
ソ連館コンパニオンだった若き日のS先生、万博会場で開かれる
カラヤン指揮ベルリンフィルのコンサートがどうしても見たくて、
当時反ソ陣営にあった西ドイツ館の責任者のもとを単身訪ね、
どうしても見たいんです!と熱烈にアピールしたんだそう。
すでに入手困難なプレミアム・チケット。
難しいが、もしとれたらソ連館に電話する、と言われたS先生、
こんな勝手な行動がほかの人に知れたらマズイので
「いえ!私の宿舎に電話してください!」と必至に抵抗。
そして後日、電話がかかってきて、めでたくチケット2枚を入手、
ソ連館の同僚と至福のコンサートを堪能されたのだそうだ。

ところが…。同僚のボーイフレンドが口の軽い男で
それをしゃべってしまったものだから、上司の知るところとなり
学生の分際でそんな高価なチケットを買うとは何事か!
「…と大目玉をくらったのよ~」と懐かしそうに語るS先生。
今でこそ笑い話だが、なんと大胆不敵なソ連娘だ。
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ライカ犬!?

2010-05-24 | ロシアコラム
週末、用事でたまたま通りかかり、またまた『パルク』さんへ。
先日一日違いでお目もじできなかった宇宙飛行士シリーズに対面。
右のロケット(?)にすし詰めになっているのは各国の宇宙飛行士。
そしてスプートニク2号を開けるとライカ犬が…。え?この子?
ライカ犬といえば涙なくしては語れない悲劇のサバチカなのに、
このおとぼけな感じはなんでしょう? いい味出してますねー。

注:このような置き方(載せ方)をするものではないようですが、
写真撮影のため台座に座っていただきました。
この子はもう養子にもらわれていったでしょうか。

ちなみに本物のライカ犬はこちら
顔の細さは似てますかね。
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ロシア雑貨『パルク』さん

2010-05-16 | ロシアコラム
ダーチャツアーのチラシをあちこちに発送したのち、同じチラシをもって
阿佐ヶ谷のロシア雑貨パルクさんへ。
いつもブログで拝見しているので、何度もお邪魔した気になってますが
まだ2回目、開店以来なのでもう1年以上ぶり!?
ツアーのチラシを置いていただきつつ、店内をじっくり拝見。
チェブがずいぶん増えましたねー。
 
歌わなくなったチェブくん、特価にて里親募集中↑
うちにも電池切れで歌わなくなったチェブがいますが、
歌わなくてもいるだけで可愛いです。が、なぜに
どれも電池交換できる仕様にしなかったのか、ロシア!


青い目の赤ちゃんがいっぱい転がっている~。
こちら「おくるみカーチャちゃん」というそうです。
おくるみの可愛いファブリックもロシア製。

さて今回お邪魔したのは、シベリア岩塩購入も目的のひとつ。
肉に魚に大活躍のシベリア岩塩、先ごろ使いきってしまったので
以前と同じく使いやすい「ミックス」を購入。
ついでにウォーキング用にロシアソックスも買いました。
  
三色国旗の派手色ですが、スニーカーをはくとこのように
サッカーボールがほどよいアクセントに。
するっとしてはきやすいです。

全然関係ありませんが、ついでながら
こちらは数年前Kくんにもらった水泳帽。

アメ横でオリンピックもののセールをやってたとかで
わざわざ買ってきてくれたもの。いちおうアリーナ製。
もちろんかぶって泳いだことはありません。
だって「勝利・露西亜」って…(笑)。
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スタハノフごっこ

2010-03-31 | ロシアコラム
なぜかライン作業の手伝いに駆り出され、スタハノフ運動とはかくやと思わせる貴重な経験を得る。やる気満々のご近所のT子らと、まずは形からとエプロン、マスク、ホカロン持参で現場に乗り込めば、出鼻をくじかれるトラブルの数々にいきなりの立ち往生。こんなことでは間に合わない!

ノルマ達成に燃えるたちの我々は、いまどきの若い衆のゆるい仕事ぶりが我慢ならん。ああすればもっと効率が上がるのに!こうすれば現場の士気が上がるのに!と言いたいところをグッとこらえ、いやがらせのように早ワザに磨きをかけていく。すると面白いもので、しゃかしゃか手を動かし、きりきり立ち回る者が隣にいると、たとえ普段ドン臭い人でも遅れまじと必死についてくるものである。なんだ、やればできるじゃないか。

そこで次にT子が編み出したのが、わんこそば大作戦。工場ラインのオートマチック作業と同じ流れを手作業で再現すべく、作業を終えた者の前に間髪入れずに次なるモノを配給し続けるのである。するとどうだ。ライン中間部の者たちは、下流に流しても流しても上流から新たなモノが補給されてくるので、逃げ場がなくなり手を休めることが事実上不可能となった。少しでも止まれば自らの首を絞めることになるため、休憩を言い渡されても誰一人手を止めようとはしなかったほどである。

こうして一人、また一人と優秀な「スタハノフ労働者」が誕生し、1分あたりの生産ノルマを最終的には1.6倍まで高めることに成功したのであった。そろそろ終わる頃かとタイミングを見計らい、「やあ、ご苦労さん!」を言いに社長が現場に到着したとき、労働者たちは予想より2時間早く作業を終え、三々五々帰っていったあとだったという話である。

……で、つくづく思ったのは、ソ連の五ヵ年計画は、それなりに意義のあることだったということ。ロシア人みたいに勝手気ままなのんびり屋集団は、そうでもして囲いこまなくちゃ同じ方向を向いて働くまいて!
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リジュコフ通りの猫

2010-02-22 | ロシアコラム
今日は2・22、にゃん・にゃん・にゃんの猫の日です。
ほとんど唯一といっていい自分で買ったヴォロネジ土産がこのマグネット。
ニャにかしら、この猫? ヴォロネジのシンボル?
調べてみたら、これ「リジュコフ通りの子猫ちゃん」というアニメのキャラ。
ヴォロネジに同名の通りがあることから、2003年に記念像ができたそう。
てことは、まだ新しい街のシンボルなのだけど、
今では名犬「ビム」像と並ぶパーミャトニクなんだとか。
なんだかほのぼのしてますね。

ところが! 改めて検索しなおしてみたら、最近になって
この記念像の移転が計画されているのだそうです。
だだっ広い場所にポツンと立っているのがたたり、
酔っ払いやフーリガンによって猫の耳やシッポが破壊されてしまったとか。
どこにもいるんですねー。不届きなやからが。
そこで人目の多い街の中心部にお引越しすることになったもよう。
(しかも監視カメラつき!)
でも…それじゃリジュコフ通りと関係なくなっちゃいますけど??


猫マグネットを買った革命大通り沿いのマーケット。
実はこのマグネットと一緒に、ご当地名入りボールペンを買ったのだけど、
肝心の「ヴォロネジ」の文字パネルがポロリと落ちて、
ただのボールペンになってしまった。悲しすぎ…。
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グルジアに行くのか?

2010-02-21 | ロシアコラム
ロシアに一時帰国するS先生、春休み前最後の授業にて突然の宣言。
「そうだわ、今年こそグルジアに行かなくちゃ。
一緒に行くでしょ?行くわよね?行くのよっ!!」
えっ…。いや、行きたいことは行きたいですが…。

グルジアに知人のいるS先生は、前々からグルジア旅行を
ほのめかしてはいたのだが、ロシアとの関係悪化により
モスクワからの直行便がなくなり、この話は自然消滅。
…したかと思いきや、トルコ経由で行くプランが急浮上。
「Uさんも行くでしょ?」と振られた学友のUさん、
「あ、いや…その…。ええと、行くとしたらいつですか?」
「11月よ」
い、いつのまにそんな具体的に??
「気候もいいし、トルコ航空なら55000円よ!
イスタンブールで市内観光もできるし。そうねぇ…」
と早くもカレンダーをめくりながら
「3日の祝日をはさんで行けばいいじゃない!
そうよ、そうしましょ!」と民意を無視した強行採決。
まさか…これで決まっちゃったってこと!?

その前日、ロシアのニュース番組「ヴェスチー」を見ていたら、
「グルジア大統領は、ロシア連邦にとってペルソナ・ノングラータだ」
とメドべージェフ露大統領、公式の場で発言。
暗雲たちこめてますねー。知らんぞー。
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Mail.ruの翻訳機能

2010-01-22 | ロシアコラム
ブログの整理をしていたら、下書きのまま放置されてた記事が
大量にたまっているのを発見。例えばこんなものが…。

ロシアのフリーメール「Mail.ru」には翻訳機能がついていて、
自分で書いたメールも、相手から届いたメールも、
あっというまに外国語に翻訳してくれる。
もちろん日本語の選択はないけれど、
例えばロシア語で書いたメールを英語に変換してもらうと、
文章の構築のアヤシイところを発見できるし、
スペルが違うと訳してくれないのでスペルチェックにもなる。
ロシア人あてに英語で書いたメールも、この機能を使ってロシア語に。
といっても、機械が訳したロシア語をコピペしてそのまま送ってたら
自分の勉強にならないので、あくまで添削のツールとして
ちゃんとしたロシア語に訳されるかどうかをチェックしてみる。
これがけっこう面白い。
なんでこんな文章になっちゃうの??
なんでこの言葉が訳されないわけ??
理不尽な箇所を見つけたら、原文に戻ってスキがないかチェック。
直して、また翻訳機能にかけ、納得のいく文章になったところで、
えい!と送信する。
逆にロシア人から送られてきた、ちょい意味不明の英語メールも
ロシア語に変換してみると、なるほど、こう言いたかったのか、
とわかったりもするお役立ちツールなんである。

しかもこの翻訳機能、使うごとに進化している!…ような気がする。
以前は訳してくれなかった言葉を今はちゃんと訳してたり、
以前はおざなりだった訳が今はちゃんとしてたり、
こいつはひょっとして自己学習機能を備えているのか!?
それとも日々是、裏でロシア人プログラマーが修正を重ねてるのか!?
とにかく進歩のさまが見てとれて、感心することしきりである。

…と書いたのはどうも3年くらい前のようだけど、
今でもこの翻訳機能、時々使っております。
別に訳す必要のない手紙でも、とりあえず翻訳にかけてみて
「お待ちください、翻訳中です…」の表示が出るより先に
「パダズジーチェ!イジョット・ペレヴォッ!」と叫ぶのが今や快感。
そして一瞬でロシア語に訳された文章を見て、いつもため息。
は~、このくらい早業で格変化できるよう、もっと精進せんとねぇ。。。

…というわけで、埋もれていた記事を当面ちょっと再構築してみます!
Comments (2)
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