北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

都市再生の現場(6)~新宿

2007-06-21 23:15:27 | 東京探検
 今日も夏のような暑い一日。一体誰が「晴れ男」なのか、梅雨時にもかかわらずとうとう現場見学では晴れが続きました。
 雨が降るよりは余程ありがたいことですが。

 今日の最初は、新宿6丁目にある日テレのゴルフ場跡地の見学。新宿駅から約1kmという至近の距離に約4haの土地があり、これを有効に活用しようというもの。

 イメージは超高層のマンションということのようですが、実はここは景観法に基づく規制がかかっているのだそうです。
「絵画館の規制がね…」「???」

 私も実はよく分からなかったので訊いてみました。「絵画館の規制って何ですか?」すると、「それは東京都の建築規制なのですが、青山にある明治神宮の絵画館のまえには有名な直線の園路があって、そこから見える絵画館の姿を景観的に保全しようと言うことになったのです。そのため、正面のポイントから絵画館を見て、絵画館の上に建物が出ては行けないという規制が行われているんです」http://www.meijijingugaien.jp/seitk/

「するとここの高さはどうなりますか?」
「約120mまでしか建てられないことになりますね」

 ネットで調べてみると、日経BPの記事でこんな事が書かれていました。

■ 国会議事堂など三つの歴史的建造物周辺で東京都が建築規制 (2006/03/30) nikkeibp.jp

 東京都は、国会議事堂など三つの歴史的建造物の周辺地域を対象として「眺望の保全に関する景観誘導指針」を策定。4 月1日から運用を開始する。
同指針の対象となるのは国会議事堂のほか、赤坂離宮迎賓館と明治神宮聖徳記念絵画館。これら三つの建物の背後で、(1)高度利用地区(2)特定街区(3)再開発等促進区を定める地区計画(4)総合設計――のいずれかの制度を活用して計画される建物に適用する。
 それぞれの歴史的建造物ごとに正面から見た「眺望地点」を1カ所ずつ設定。眺望地点から歴史的建造物を見たとき、背後に適用建築物が見えない高さにするよう規制する。 (記事終わり)

 特徴的な景観を保存しようとする先進的な取り組みですね。

 
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