北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

下北沢を歩く

2007-04-21 23:18:24 | 東京ウォーク
 ひどかった寒波も峠を過ぎ、今日はぽかぽかと暖かな陽気。こういう日はぶらりまち巡りにぴったりです。

【世田谷をめぐる~下北沢】
 午前中は、一生懸命直したパソコンを家に送るのに、宅配便の会社に家まで取りに来てくれるのを待っていました。それで、この時間を利用して家のかたづけなどや掃除を実行。週一回ですがすっきりしました。

 午後も薄曇りでそれほど暑くもならないようで、こんな晴れた日はもったいないのでまたまたまちを巡ることにして電車に乗りました。

 今日は午後だけなので近場をまわることにして、ターゲットは若者のまち下北沢にしました。若者のまち下北沢、とは何度も聞いたことがあったのですが、もちろん一度も行ったことはありませんので。

 さて、下北沢は、小田急線と井の頭線が交差するところに広がる地域なのですが、実は「下北沢」という地名はないのです。実際、地図を探しても駅名にしか登場しない不思議な地名です。

 下北沢に到着して、駅の北側の出口から出てみると、閑静な道路沿いにはそれなりに商店が貼りついているものの、それほど賑やかという感じでもありません。
 どうやら賑わいの中心は駅の南側らしいと思い、適当に小路を曲がりながら駅南へと向かいます。

 お店の並ぶ狭い小路には若いカップルのみならず、中高年のカップルも大勢いて、でもみんな三々五々、仲良さそうに歩いています。見ている方もほのぼのとしますね。

    ※    ※    ※    ※

 踏切を渡って駅の南側へ出ると、こちらはもう大にぎわい。道も太くなくしかし細すぎず、適度な幅もあってヒューマンサイズの歩きやすさです。

 お店も昔ながらの小さな間口の個性的なものがたくさんあります。一番多いのはやはりファッション関係ですが、飲食店も個性的です。こんなところでは、フランチャイズのお店にはいるのがなんだか恥ずかしくなります。

 冒険心をかき立てて、いろいろなお店に入ってみたいものですね。

 数多い飲食店の中に、北海道の「山頭火」というラーメン屋さんと、スープカレーのお店がありました。

 山頭火の前では、「あ、あれ北海道のラーメン屋さん」
「へえ、よく知ってるね」
「旭川ラーメンなんだって」
という若いカップルの会話に聞き耳を立てていました。

 こんなところでも北海道のお店が頑張っていますよ。

    ※    ※    ※    ※

 お店を見ていたら、「池波正太郎の愛したカレーパン」という宣伝文句の「アンゼリカ」という小さなパン屋さんがありました。

 このあたりは萩原朔太郎、坂口安吾、横光利一を始め、多くの文人・文豪達に愛された地域としても有名なのですが、池波正太郎とカレーパンとは意外な組み合わせ。

 池波正太郎は、「スパイシーな」カレーパンがお好みだったとか。試しに一個(税込み189円)買ってみましたが、なかなかのお味。話題性も味もあるんですねえ。

    ※    ※    ※    ※

 さて、そんな下北沢も、いまこの近くに道路拡幅と再開発の計画が持ち上がっていて、地元では反対運動も起きています。

 この商店街のストリートそのものではなくても、近くの道路の拡幅が地域の雰囲気にどの様な影響を及ぼすのか、意見の分かれるところでしょう。

 穏やかな陽気の下北沢は良かったですよ。 
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1 コメント

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空から一緒に散歩です (coara)
2007-04-23 16:44:35
ぶらりまち巡りが続いていますね。
実は、こままささんの行くところ、私はグーグルアースでお邪魔しています。
こままささんのプログを読んで、空中散歩とシャレています。
それにしても随分とまちが変貌したところもあれば、昔のままというところもまだまだ多く残っていますね。
道路づくりに公園づくりですか、大変ですネェというのが空からの感想です。頑張ってくださいね。
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