北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

根津神社つつじ祭り

2008-04-29 23:51:34 | 東京ウォーク
 好天に恵まれた休日の一日。今日は恒例の都内巡りです。

 今日の目的は根津神社のつつじ祭り。しかしその前に近隣を自転車でぐるりと一巡りです。

 まずは西日暮里から田端周辺を走りました。田端にある田端八幡神社は、源頼朝が奥州征伐に向かう際の縁の神社。頼朝にゆかりのある八幡神社って都内に結構沢山あるのです。

  

 しかしもっと珍しかったのは、この八幡神社のお隣にある東覚寺の仁王様。なんと全身に赤い紙が貼られていて赤紙仁王と呼ばれているのです。

  

  

 これは自分の身体で不具合のある患部の箇所を、仁王様の身体の同じところに赤い紙を貼ることで快癒を願うというものなのだそうです。その霊験は音に聞こえ、遠くからも多くの人たちが訪れています。なかなかの奇観ですよ。信仰の力ってすごいものです。

    ※    ※    ※    ※

 次にいよいよ目的の根津神社へと向かいました。

 根津神社に近づくと駐車場待ちの車がずらりと並んでいます。境内は所狭しと露店が並んで大にぎわい。やっぱり祭りや縁日はこうありたいものです。

 つつじは赤や紫、白など多彩な色のつつじが斜面を利用して植えられていて、結構な見応え。やはり色物は斜面を利用して立体的に圧倒するのが上手なやり方です。有料のつつじ園はすごい長蛇の列です。

  

  

 有名な根津神社のつつじ祭りをまずは見られて良かったのですが、肝心の神社へのお参りは、長蛇の列が出来ていて全く動かないので今日は諦めました。いやすごい人です。

    ※    ※    ※    ※

 露店商の前の道はわざと狭くしているわけでもないのでしょうが、すごい混雑です。しかしそれがいかにも賑わっているという風情で、なんだか嬉しくなってきます。

 日本には広い広場を使う風習がなくて、こういう道上の長い広場こそが民族性に合っていると言った人がいました。そう日本人は縁日の露店巡りで広場を楽しんでいるんです。

  

    ※    ※    ※    ※

 そこから帰る途中で、赤坂に最近出来た再開発ビルの赤坂サカスへ寄ってきました。

 ここでは三階建てのこじんまりした建物を造ることで、大きな本体ビルの一階部分との間にちょっとしたストリートをつくり、賑わいの空間を作り上げています。これまた長い広場というわけです。

  

 かつての商店街とこういう賑わいストリートの違いはなんでしょう?それは左右のお店との距離感がほどよくヒューマンスケールとして近く、しかも車交通で分断されていないということでしょう。

 実は人間の感じる心地よい賑わい間には、ほどの良いスケール感が必要なのです。だだっ広ければ良いというものではないのですね。

 ゴールデンウィークの東京はどこも混雑しそうです。

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