北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

銀行窓口での臨機応変な対応 ~ 実家の塗装修繕がおわりました

2024-07-11 23:38:38 | Weblog


 実家の家の修繕が終わりました。

 初めは無落雪屋根の樋が壊れたので直そうということで業者さんを呼んだのですが、そこで窓枠の外側も壊れていたことが発覚。

 その修繕もお願いしたところで、屋根の塗装が剥がれてきていることが気になり始めました。

 両親は94歳と91歳。

 あと何年生きているのか、そもそもこの家にあと何年住むのかということからいうと今になって修繕するのもアホらしい、とはいえ、もしもこの段階で雨漏りやら家の傷みが気になるのも困ります。

 検討した結果、屋根は塗ってもらおうということにして、そこまでは私も相談に乗っていました。

「まあそうだよね、今塗ればもう心配はないわね」

 そう言っていたら、数日後に母から電話が来て「いやあ屋根を塗るのに足場を組んだら、外壁の塗装もボロボロで、足場があるうちに塗った方が良いっていうから頼んじゃった」とのこと。

「う、うーん?」 

 正直そこまで直すかなあ、と思いながらも、ついでに玄関のタイルの割れているのも直したり灯油タンクの塗装も塗り直すなど細々した気になる痛みを一掃する気になったのなら、それも一つの価値判断でしょう。

 払うだけのお金があるんだったらもう気にならない安心を買うのも良かろうと思いました。

 業者側にすれば、あくまでも提案と金額の見積りなので、こちらが断ればそれだけの話だったのですが、母としてはもうついでにやっちゃうか、という決断でした。

 もっともその後になって、「いやあ、さすがに外壁まではいらなかったかねえ。クーリングオフの間に止めればよかったかな」と一瞬弱気なことを言い出したのですが、その頃にはもうクーリングオフの期間も過ぎていたので、「いいよ、やっちゃいな」と背中を押す言い方をしたのでした。

 見積には外塀の塗装直しも入っていたのですが、さすがに住むのには影響のない仕事だったのでそれは外させました。

 そんなこんなで足場を組んでがっちりと施工して、先日それが終了。

 業者さんの対応も仕事ぶりもそれはちゃんとしたものできっちりとした仕上がりで、お金をかけただけのことはありました。


      ◆



 支払いも足がないので私が付き添って銀行まで預金口座の名義人である父を連れて支払いをしてきました。

 窓口で、「通帳から支払うのとATMで支払うのでは何か違いがありますか」と訊ねると、「振込料金がATMからの方が安いです」とのこと。

 ただし振り込みの限度額が50万円に設定されているのでその枠を拡大しないと支払えない、とも。

「では支払額拡大の申請書をください」と言うと、窓口の若い女性が「この手の支払いは一度きりでしょうか?」と訊いてきました。

「たぶんそうでしょうね」と言うと、「一度きりであれば、窓口でATM料金で処理して差し上げます。限度額を引き上げると詐欺にあう被害が拡大しますので」とのこと。

 なるほど、そういうこともあるのかと、ありがたく窓口で支払いの手続きをしてもらいました。

 こうしたマニュアルの外にある臨機な対応ができるとは立派だな、と感心した次第。

 なんでも四角四面に決まっている通りにすることが良いわけではない、と思わされる出来事でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする