北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

現代の身だしなみは何があっても驚くなかれ ~ いつもの床屋談義

2024-06-12 22:38:06 | Weblog


 いつもの床屋さんへ行くと、普段は2名体制でやっているうちの一人(オーナー)がいません。

「オーナーはどうしたの?」と訊くと、「今、新しい事業について打ち合わせ中なんです」とのこと。

 床屋さんが新しい事業をするとはなんだろう、と思ったら、「まつげエクステ(まつエク)をやっているお店を従業員込みで事業譲渡したい、という話がありまして、受ける方向で考えているんです」とのこと。

「新しく始めるんじゃなくて、もうお客さんの着いている事業を継承するってこと?」
「そうなんです」

 私もまつエクなんて全く知らないのですが、今は女性で目を大きく見せるためにまつ毛に人口のまつげをノリでつけるというまつエクの施術が流行しているのだそう。



 そんなことを話しているうちに打ち合わせを終えたオーナーが出てきて、「昔だったら考えられなかったような身だしなみの技術がどんどん出てきますが、自分たちでやるかどうかを別にして、まずはどんなものかは一通り勉強しておかないとおいて枯れちゃいますね」と日常の心がけを教えてくれました。

 オーナーは「男性だって最近は色の落ちない顔料で自分の好きな形の眉毛を描くという人がいますね。それに髭なんかも脱毛で生やさないという人もいます」と最近の男性美容の話を教えてくれます。

「毎日髭を剃らなくなったら顔を洗うのを忘れたりさぼったりしちゃうんじゃないかな」
「いやあ、それだけ観られ方に意識が高ければ顔を洗わないってことはないですよ(笑)」

 それにしても、どんどん新しい美容の価値観と技術が登場しますが、全てはそれを良いと思う価値観の問題なので、それを良いとか悪いとか「昔は…」などと言ってはいられません。

 歯だって日々のメンテナンスが必要なうえに虫歯の心配があったり、歯並びが悪くてコンプレックスを感じるような人は健康な歯を抜いて総インプラントにするというような人が出てきていて、実際にプロ野球選手にもそうした歯並びの人を見かけます。

「もう何があっても驚きませんが、以前、『あと何十年かしたら髪が生えて整えるのも面倒くさいから、髪の毛を脱毛してカツラで身だしなみを楽しむなんて人が出るんじゃないか』って言っていたことがありましたが、もしかしたらそういう日もちかいかもしれませんね」とはオーナーの弁。

 うーん、脱毛も髪にまで及ぶと床屋さんとしては困るかもしれませんね。

 まあそれがメインストリームにはならないにせよ、身だしなみの事ですから、そういう人が登場する日が近いかもしれません。

 昭和の床屋談義よ、消えないでくれい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 人間ドックの一日 ~ 健康状... | トップ | 私の話を真に受けてくれた後... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事