今日と明日は函館に来ております。
都市計画学会北海道支部の企画の一つで、函館でまちづくりの専門家が集まって、これからのまちづくりを語ろうというイベント。
おまけに今回は、海を挟んだ都市計画学会東北支部からも支部長以下13名が参加してくださって、全部で約50名が参加。
お互いの問題意識を共有しました。
始めは東北支部長の北原啓司先生による、「空間を場所に変えるまちづくり」と題した講演です。
北原先生は、青森県の黒石市での体験をもとに、自分が愛して関われる場所をどうつくるか、というお話でした。
まちづくりというが、もう作らなくても良くて、街を育てる方が良いのではないか。
あるとき、先生が感心したエピソードがあったのだそう。
それは、地域で公園を掃除している子供たちがいたのを見かけて、「どうして掃除をするの?」と聞いた時のこと。
聞かれた子供は、「だって、ここは私たちの場所だもん」と応えたのだそう。
自分がいたい場所は、別に所有していなくても良くて、関われる場所であればよい。
それがただの空間が、自分がいられる場所になるということ。
家庭と職場に次ぐ、第三の場所、サードプレイスはあなたにあるでしょうか。
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今日の函館には、JRの特急できましたが、札幌からもすでに大きなキャリーバッグをもった外国人がたくさん並んでいましたし、南千歳や登別からもさらに多くの外国人が乗り込んできます。
自由席ではとても座りきれずに、長い時間経ち続けた人も多く、ちょっとかわいそうな感じ。
函館駅のホームも、降り立つ観光客で混雑しています。
函館のまちなかも日本人よりも外国人が多いことがよくわかりました。
これを経済や景気の向上につなげたいものですが、さてどうしたものか。