今回の置戸での釣り旅では、改めてあるフライの強力さに開眼しました。
そのあるフライというは「レッグ付き」というタイプのフライで、フライを浮かせるのと水面で虫があたかもバタついているかのような動きをさせるためにゴムでできた長い足をつけたものです。
一昨日の土曜日に妻と一緒に置戸の川へ入った時に、ちょっとした溜まりがあって、妻がそこへ普通のカディスフライをキャストしたものの、全く反応がありませんでした。
そこでその後に私がレッグ付きのカディスをほいっとキャストしてみたところ、川底から湧いたかのように、バクっと食いついてきました。
出たフライと出なかったフライの違いは、レッグ付きかそうでないか、ということだったので、レッグ付きが効果的なことに改めて気付いたというわけです。
夜の飲み会でも、超ベテランの方にその話をすると「やっぱり、どんなに姿を虫に似せても、生きている虫は水面でもがいたりバタついたりするわけですよね。ラバーレッグをつけるとそのバタつきが見えるので、魚にはたまらないわけですよね」と解説してくれました。
別な先輩も、「それに、レッグをつけると姿が大きく見えるので、魚も大きく口を開けるのでフックがより深くなると言いますよね」とも。
面白くなって、レッグ付きでどんどん巻いています。
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これからに向けて、フォーム素材を使ったカメムシフライも巻いてみました。
この手のフライは基本的なパターンはあるものの、絶対的な正解があるわけではないので、先人たちの作品を参考にしながらも、いろいろと試行錯誤をして自分なりのパターンを確立しましょう。
今日は1号から5号まで巻いてみましたが、人間の目に映る出来栄えと魚の目から見る魅力には差があるので、実際に川で試してみるのはこれからです。
鉄人28号のように、28号までつくれば完成形になるでしょうか。
もちろん全部レッグ付きですが、妻はこれでも「気持ち悪くて触りたくない」と言います(笑)。
さて、(行け、カメムシ5号!)と心の中で叫ぶのはいつの日か。