北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

仕事も会社も魅力的にしよう ~ 業界はどう変われるか

2018-07-18 22:53:12 | Weblog

 

 今日は舗装協会の会員企業による地区懇談会が開かれました。

 集まったのは、石狩・空知地区での会員で、今週から道内5カ所の各地域でそれぞれ懇談会を開催するのですが、北海道は広いので、なかなかハードな出張が続きます。

 懇談会は、私から予算や新たな制度などの話題提供をして、その後に意見交換を行いました。

 今回は資料として、この春に調査した「年齢別技術者数」のグラフを使いました。

 

 

 今回の調査によって、
①技術者には、57歳と44歳のところに山があること
②36歳以下の技術者が少ない
③36歳以下の技術者の土木・舗装の資格保有者が少ない
 …ということが分かりました。これは皆さん、普段感じているとおりのことでしたが、グラフで見せられると改めてそのことを実感したようです。

 そして改めて「若い人たちがこの業界に入っていない」という現実が明らかになりました。

 そのうえで意見交換のテーマは、「週休二日への取り組み」と「新規採用」という二つに絞りましたが、どちらも快刀乱麻を断つような答えがあるわけではなく、皆様々な苦労に対して工夫しながら対応をしているのが現実です。 

 ある社長からは、「最近は工業高校からではなく、普通高校卒業の生徒さんを採用するのだけれど、普通高校卒業生が土木の資格を取ろうと思うと、経験年数条件があるので、何年も待たないといけない」という声がありました。

 また、「仕事そのものにも、入社する会社そのものにも魅力がないといけないと思う」という方もいました。

 仕事そのものの魅力としては、「社会をインフラ整備で支えている」という達成感があるけれど、それが忙しさにかまけてしまって実感できない、という悩みがあり、現場を動かすことの楽しさをなんとかして伝えたい、というのが目標でした。

 また、「会社の魅力のために、必ず健康診断を受けさせています」とも。「再検査の診断が出たら、休暇を取って行くのではなく、業務命令で行かせます。この会社ならば健康でいられる、ということは価値あることだと思います」と言います。

 若者に魅力的に映る業界、企業、仕事のやりがいなどをどのように実現して、それをちゃんと伝えるか。

 いろいろな試みを共有して、より良い業界づくりを目指します。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする