ここのところ、新しい自動車のランプってほとんどがLEDに変わってきました。
昔は玉一つだったブレーキランプもウィンカーも、何十個ものLEDライトの束に変わって、なんだかあまりカッコよくないなあ、と思っていたのです。
ところが最近、黄色に点滅するウィンカーのLEDライトが時間差で流れるように点灯するタイプの車があることに気が付きました。「流れるウィンカー」とか、「シーケンシャルウィンカー」で検索すると、それらを備えた車の映像がyoutubeなどでたくさん出てきます。
最初はアウディやBMWなど、外車の仕様だと思っていたのですが、国産のレクサスでも採用されたものがあるとのこと。
私は全く知らなかったのですが、調べてみると国土交通省では2014年10月に法律を改正してこの「流れるウィンカー」を合法化したのだそう。
これからは視認性とファッション性を増した流れるウィンカーが流行りそうです。
ところがこれを見ていて、既視感が湧いてきました。
(これってどこかで見たことないか?)
そして思い出したのがこれ。
【奇跡のフラッシャー、昭和48年ツノダ「エレクトロGT」 】
https://www.youtube.com/watch?v=GxAEg_76uTM
そう、1970年代に爆発的に流行った、ウィンカーを背負った自転車。しかも既に45年前の段階で流れるウィンカーではありませんか!
当時は、これだけのランプを点滅させるのに単一電池を何本も使わなくてはなりませんでしたが、たしか変速ギアも軽い方から重たい方へと電動で動かせたという記憶があります。
考えてみれば、今の技術を用いればLEDによる省エネ技術で自転車にウィンカーを装着するなんて簡単でしょうし、その方が安全なようにも思えるのですが、今やウィンカーのついた自転車って見ませんね。
自転車に対する美学って、既に一定の形が整ってしまっていますが、時代が一周して、ウィンカーの付いた自転車が出てこないものか、と思う今日この頃。
懐かしいなあ、日本って、時代を先取りし過ぎていたのかなあ(笑)