午前中に車の点検で日産のディーラーへ行ってきました。
事前に工場の予約をしていなかったのですが、「夕方4時以降ならお受けできます」とのことで、夕方に再度日産の工場へ行ってきました。
車の症状は、エンジンをかけた後にメーター類のインパネの中で『電制シフト警告灯』というランプがついているというもの。
【このマークがつきっぱなしになるのです】
マニュアルでは「エンジンがかかったら2秒ほどで消える」とあるのですが、ときどきそれが消えずに残っているのです。
で、それが消えないときはギアが「Pパーキング」から帰ることができず発信できない状態になります。
一度エンジンを切って掛け直すとかかることが多いのですが、昨日はそういう症状が二度ほど出たのでまずいと思って工場へ行くことにしたのです。
工場で40分ほど待っているとメカニックの担当の方が来て説明をしてくれました。
「やはりシフトレバーのところのコントロールユニットの接触が悪くなっていました。直すには、部品代と工賃で1万8千円ほどになりますが…」
「仕方ありませんね。すぐできるのですか?」
「部品は取り寄せになりますので、水曜日くらいにご連絡して再度お越しいただきたいと思います」
「わかりました」
修理の予定はそれとして、最近の車は電子部品ばかりになっていると聞いていたので、そういうときにどうやって具合を見つけるのか訊いてみました。
「それにしても、これだけ多くの電子部品があるのにそこが悪いというのはどうやってわかるのですか」
「はい、電子部品だけに逆にコンピューターを車につないで調べると、不具合のある部品からエラーメッセージが送られてくるんです」
「ははあ、なるほど。でもその部品でもいろいろな種類の不具合があるでしょう」
「ええ、車から送られてくる情報は、人間でいえば『手が痛い』とか『足が痛い』という程度のものです。ただそれでアタリを付けたらそこで電波の波が正常に出ているかとかいった診断をして不具合の正体にたどり着くことができるんです」
「自動車整備というのはもう機械整備の経験じゃなくて、パソコン一台あれば全部わかる時代なんですね」
「いえ、やはりこういうときにはこのあたりかな、というような経験は欠かせません。トータルの技術力はいつの時代でも必要だと思います」
私の質問にも誠実にてきぱきと答えてくれて、なかなか気持ちの良い青年が対応してくれました。
故障の箇所が車の側から申告してくれるというのは、体で言うと神経が通っているようなものでしょうか。
ただし神経が痛みを感じても、そこから病気(故障)の原因が何かを探るにはお医者さんの様な経験と技術が必要のようです。
体の健康も車の健康も、不具合が出たらすぐに診てもらうのが一番のようですね。良い勉強になりました。