友人たちと3人で空知川へフライフィッシングに行きました。
昨日は道央地域でもかなり強い雨が降って、情報ではニセコ方面の川は濁ってしまってダメとのこと。
そちら方面は釣りにならないということで、道央でも空知地方の空知川へと向かったのでした。
スカッと晴れ、というわけにはいかず、時々小雨がぱらつくような天気でしたが、空知川は全く濁りがなくびっくり。
河畔林が豊かな川だけに、ちょっとくらいの雨では土砂の流出は簡単に食い止められるのかもしれません。
川の水の温度が高いのか、川面には低いところに靄が立ち込めて幻想的な中、3人は川へと向かいました。
川は流量が多くて、とても重い流れがぐんぐん体を押し込んでゆき、力のある川であることが良くわかります。
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さて、空知川は川底に大きな岩の岩盤があって、苔などが生えて滑るようなこともないあたりは水質がきれいだからでしょう。
「今日は大きなドライでガンガン行ってみましょう」というアドバイスに従って、どでかいエルクカディスで川の左右の奥を狙います。
3人の中での最初のヒットは私。23センチのイワナがかかってくれて幸先良好。少しずつ、魚のひそんでいそうな雰囲気が分かるようになってきたのが嬉しいですね。
川を遡上しながらポイントポイントにフライを落とし込んでみますが、その後はなかなか反応が返ってきません。
他の二人も、「生体反応が感じられないよ(笑)」と渋い顔をしていたのですが、そんなところへ私の一投に大きな感触が。
ラインを手繰ろうとしましたが、竿がしなって簡単に手繰れません。
これはかなりの大物と、糸を切られないことだけに気を付けて持久戦の構えで挑みます。
「大きそうだ!」ということで、仲間の二人も駆け寄ってきてタモ網を用意して救援の用意は十分。
その後も右へ左へと糸を振りながら弱るのをじっくり待って、ようやく網ですくい上げてもらいました。
釣り上げたのは、イワナでしたがサイズは53センチという大物!
【久々の大物イワナ】
釧路で冬にアメマス釣りをしたときに54センチのアメマスを釣ったことがありますが、それに続く大きさですし、冬のアメマスと、夏の渓流でドライで釣ったということの意味は大きな違いがあります。
その後も午後に43センチのイワナが釣れて、今日のラッキーボーイは私でした。
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ところで、仲間の一人が一匹釣り上げたところ、「イトウだー!」と驚きの声を上げました。
「どれどれ」と走り寄ると、点々が印象的で全体にスリムな体つきの24センチのイトウがいました。本物を見るのは初めてなのでちょっと興奮です。
【細かい点々が特徴のイトウ】
一日たっぷり時間を使って、せせらぎの音に囲まれて魚たちに遊んでもらって、友達との会話を楽しむ。
これが大人の遊びなんだな、と北海道にいることのありがたみを実感した一日でした。
一緒に行った仲間たちにも感謝です。
【川辺の昼飯もまた格別です】