北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

実は驚くべき決断

2011-10-01 23:45:00 | Weblog
 明日の全国まちづくり会議出席に向けて、昼に東京へとやってきました。

 ちょっと時間があったので、秋葉原にあるいかにもアキバらしい献血センター「akiba:F」に立ち寄って献血をしてきました。

 以前東京にいたときはよく通ったものですが、献血とアキバ文化がコラボするとこういう空間になるのか!と驚いたものです。

 宇宙船を思わせるような近未来的な内装に、待合室空間は無線LANと電源が完備。さらに、またアキバ系の各種キャラが展示できるような空間も作られています。


   【これが献血センターか(笑)】


 開設当時は人間の声で歌を歌わせることができる音楽ソフトのキャラクターとして大人気だった「初音ミク」づくしで、驚きかつ嬉しかったものですが、今日訪れてみると、日本各地のご当地キャラの展示会イベントとなっていました。

 献血というと、大事なボランティアだとは思いながらも、痛そうでなかなか足が向かないものですし、特に若者の関心が薄れていると聞いていたところですが、こちらの施設は若者であふれ帰っています。

 まさに秋葉原という空間性を最大限に生かして、そこに集う若者の関心を引くことに成功した好事例だといつも感心しています。

 そもそもこういう献血センターを作ってアキバ的に運営しようという発想に感心し、さらにはその提案を認めた組織の上層部に感心します。



   【なぜか羅臼町のキャラも】

    *    *    *    *    *


 翻って考えるに、我々も地元の施設のあり方を固定的に考えすぎてはいないでしょうか。

 決して一発花火で終わるようなものではなく、しっかりとした思想や哲学を持ちながら、黙っていたらジリ貧になりそうな事柄に対して、そこから脱却するための挑戦にブレーキをかけすぎていないでしょうか。

 冒険心と寛容の心をどこかに置き忘れてはいないでしょうか。

 何かをやって怒られる可能性があるならやめておこうというのは怠惰な精神ではないのでしょうか。諦めという心の病魔に襲われてはいないでしょうか。

 突拍子もないものがコラボレーションすることで、不思議な化学反応が起きる、そんな成功例を見るとうらやましくもあり、わが身の至らなさに情けなくなるのです。

 発想と行動力。これかな、やっぱり。


 今日で献血回数は90回となりました。人生の目標である100回までいよいよあと10回です。 
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