北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

もっと釧路港を利用してもらいたい

2011-10-18 23:45:24 | Weblog

   【ポートセールスも地道に】


 釧路港をもっと使ってもらおうという宣伝活動の、ポートセミナーを網走と北見で開催。今日は北見で宿泊です。

 実は釧路港は、十勝、釧網、北網の三エリアからなる東北海道の港湾取り扱い貨物量ベースで87%を占める重要な港となっています。

 後背地へ運ばれる荷物は結構釧路港が使われているものの、かなりの量が陸路苫小牧へ運ばれてそこからの船で内地へ運ばれているのも事実。

 北網から苫小牧へ行く距離は約400kmで、釧路へは半分の170kmほどでしかないのですが、船の定期航路の有無や料金などで苫小牧を使うことも多いのです。

 折角地理的には近い港なのですからもっと使って欲しいところで、こういうことは地道に宣伝に努め、メリットを高めなくてはなりません。

 釧路港が国際バルク戦略港湾に指定されたことは道東にとっては有利なこと。中国を始めとするアジア諸国が経済成長して食事の質が上がり肉や乳製品の高タンパク食品へのニーズが高まれば高まるほど、北海道ブランドの農畜産物もビジネスチャンス性が高まることでしょう、いや高めなくてはなりません。

 そしてそのためにも、東北海道は名目的にも物理的にも連携を深めなくてはなりません。

 特に、物理的な距離を縮めるためには北網と釧路を結ぶ道東縦貫道路はぜひとも早急な整備が求められ、地域の課題でしょう。こうしたことへもやはり連携が大切になってくるのです。


 
    ※    ※    ※    ※


 ポートセミナーに先立って、開催する網走と北見では市役所を訪ねてそれぞれ市長さんにご挨拶をしてきました。

 網走の水谷市長さんは就任1年目とのことでしたが、お話を聞くと「今年は秋サケ、ホタテ、イカの漁模様が良くて、予想外に税収が上がり喜んでいます」とのこと。

 また、「企業スポーツの夏合宿も延長などで予想外に多く、より長期に滞在してくれました。来てくれる企業も一流どころなので単価も高くてこれまた良い方向に予想外でした」とも。

 これは地道な誘致活動を続けた結果だそうで、参考にして大いに学びたいところです。

 一方北見では、市役所を訪ねたところ庁舎は解体中。市長さんがどこにいるかを訪ねるのに随分ウロウロしてしまいました。

 北見は今や常呂町と合併して海のある市となりましたが、その結果今では日本で4番目に面積の大きな自治体なのだそう。

 そうか、今や北見には海があったのか。時々旅をしないと常識が凝り固まりそうです。
コメント
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