北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

結束を固めるのだ

2008-08-27 23:29:00 | Weblog
 知人のWさんという日本在住の中国人の方と会いました。話題は当然オリンピックのことに。

「中国は随分オリンピックで頑張りましたね。テレビは見ましたか」
「おかげさまで、でもテレビはあまり見ませんでしたね」

「オリンピックのシンクロナイズドスイミングで、日本の井村コーチが中国チームを育てて銅メダルを獲得しました。中国ネットでは井村コーチを賞賛する一方で、中国人でありながらアメリカのバレーボールチームをコーチした郎平を非難している聞きましたが」
「『郎平は中国人じゃない』とかね。でもどうですか?日本ではその井村コーチを売国奴と非難していると、中国のネットでは流れていましたが・・・」

「私自身は日本人が井村コーチを非難しているとは感じていません。一部にそういう声はあるかもしれませんが、ネットでもそんな声が大きくなっているとはとても思いません」

   *   *   *   *   *

 ネットを見ていたら、朝鮮日報で「北京五輪野球:星野ジャパンにバッシングの嵐」というタイトルの記事がありました。 

 こちら → http://www.chosunonline.com/article/20080827000038

 記事そのものは国内での星野監督に対する批判的な記事を取り上げているだけのものですが、日本国内で内輪もめが起きている様子を面白く取り上げている印象です。

 ライバルの国や嫌いな国の中で内輪もめが起きているのを見るのを気味が良いように思う気持ちはどこにでもあるようです。『敵の敵は味方』ということでしょうか。

 狭い世界での内輪もめは所詮コップの中の嵐。過ぎたことを反省して次に生かそうと逆に結束を固めてくる相手は手ごわいけれど、単なる内輪の批判を繰り返しているだけならば結束を緩めることにしかならないもの。ちょっと外から見てみると良く分かります。

 少し冷静になって、結束を固めたいものです。

    ※    ※    ※    ※

 アフガニスタンで掛川出身の伊藤さんが誘拐されて、この夜に亡くなったという報道がテレビで流れていました。

 イスラム過激派のテロとは言いながら、何とも残念な限りです。しかしここで逃げてしまっては亡くなった伊藤さんの志も果たせなくなります。勇気を持って結束を固めなくては。 
 伊藤さんのご冥福を心からお祈りします。   
コメント
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