北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

荒木町の夜

2008-08-19 23:47:59 | Weblog
 気合の入った飲み会で、午前様になるともうダウン。歳だな、もう。

   *   *   *   *   *

 大学の先輩後輩が集まっての懇親会をしました。先輩からのお誘いで、「場所決めは、こままさ君に頼むね」とのこと。なるほど、これまでのまち巡りの中で印象的だった場所の中から選りすぐった場所にいたしましょう。

 そんなわけで選んだのはやはりここ、四谷荒木町。今回は「さ行や 龍川」さんにお願いしました。 http://r.gnavi.co.jp/g507900/

 こちらは「私達が提供する酒、魚、菜、汁などの頭文字全てがさ行から成り、調理の不可欠食品の塩、砂糖、酢、酒なども、さ行です。そんなさ行からくる食材を使って『作業』をするところの意で「さ行や」と名付けました」というポリシーで、チェーン店居酒屋にはない細やかな料理を出してくれます。

 戸を開けるとすぐに掘りごたつになった小上がりがあって、いかにも日本家屋的な間取りで、ごく少人数での語り合いには最適。

 こういうところへ来てみると、がやがやした大きなチェーン店で、「○名様はいりまーす!」なんて叫んでいるようなところが当たり前ではないと気づきます。飲み会も場所を選ぶとそれだけで癒されるもの。

 四谷荒木町の車力門(しゃりきもん)通りという静かで風情ある通りに面して、静かなたたずまいの小料理屋さんは参加者から大好評でした。

「一本違えるとぜんぜん違う道路なんだね」
「どうしてこんなところを知ってるの?」

「東京に40年いるけど、こんなところへは始めて来たよ。俺東京知らないからさ(笑)」

 このあたりの今に通じるルーツは明治頃の東京で、江戸とはちょっと違います。

 そんなことを考えて歩くと、東京には面白い小路がありますね。

 
コメント
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