北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

幸せへの道筋は見えている

2006-06-19 23:00:39 | Weblog
 雲が多くてやはり気温が低い一日でした。窓を開けていると職場の中が寒いくらいです。
 
【心から感謝する】
 ある知人Aさんの話です。

 彼はよりよく生きるにはどうしたらよいか、ということを考えるようになり、いろいろな本を読んだりたくさんの人から教えを受けたのだそうです。

 そうしてある考えに至りました。それは「なにか一つの事を続けてみよう」ということでした。

 彼は靴を脱ぐときに必ずきれいに揃えて、靴に感謝をする事にしました。そうしてしばらく時が過ぎたのですが、自分の回りの事がより良くなったという感じがしなかったのだそうです。

 そうしてある勉強会で講師の先生に「先生、私は何か一つの事を続けてみたら、より良い生き方が出来るのではないかと靴を揃えることを続けてみました。しかしそのことで何かが変わったという気がしないのです。これはどういうことでしょうか」

 するとそう訊かれた先生はじっと考えて、「Aさん、あなたは靴を揃える事を続けているとおっしゃいましたが、それは楽しい事ですか?義務感によるのではなくてそのことを楽しんで、本当に靴に感謝してありがたいと思っておられるのでしょうか?」と言われたそうです。

 Aさんはそのときに自分が今までしてきた事が義務感には基づいていたものの、靴を揃えられる事の楽しさやありがたさを感じていたわけではない、と言う事に気がついたのだそうです。

 人から言われて嫌々するのはもちろん、自分自身が決めた事でさえも楽しくやれないのであれば、幸せに生きているという事にはならないのです。

 本当に幸せに生きるという事は、そんな小さな悦びに気づく事なのかも知れません。

 謙虚な気持ちで感謝の心を自然に持てるようになる。そんなことを誰が教えてくれるのでしょうか。教えてくれても自分の事にならない人も多いのです。

 宝はそんな一言の中にあります。みんな見ているはずなのに宝に気付かないでいる人のなんと多い事でしょうか。

 さて、世の中で幸せにたどり着く道にもうそろそろ気付いてもよろしいのではありませんか?
コメント
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