マグノリアホール、2025年1月31日17時(初日)
何度も語って申し訳ありませんが、私の宝塚歌劇初観劇はヤンさん、ミハル、ミキちゃん時代の花組『メランコリック・ジゴロ/ラ・ノーバ!』でした。ちなみに月組はユリちゃんとヨシコの『風共』から、雪組はトンちゃんサヨナラの『ブルボンの封印』から…かな? 星組はシメさんサヨナラの『カサノヴァ 夢のかたみ』からかな。なので74期トップ娘役3人(のちに遅れてアキちゃんも就任しましたが)は私の青春です、当時娘役本同人誌も出しちゃったものでしたよ…!(笑)
なので今回の開催告知に飛びつき、しかし抽選に外れ、一方で当初2月1日14時公演のみの開催だったのが17時公演も追加になり、しかしその抽選にも外れ、ついで前日17時公演が再追加され、そこにやっと「今まで外れた方優先で…」みたいな案内が来て飛びつき、無事にチケットが買えていそいそと出かけてきたのでした。…ら、最前列最上手のかぶりつきのお席をいただきました、ありがとうございます…!
ピアノは毎度おなじみ吉田優子先生。黒のホルターネックのドレスが素敵!
オープニングは会場後方扉からふたり揃って登場で、椅子の列を分けて二本作られた通路をそれぞれ練り歩きながらの『キス・ミー・ケイト』の「Another Opening」。私はミハルサイドでした。この期の初舞台公演ですね。私は間に合っていませんし、他での上演も観たことがない演目で、再演をずっと願っているのですけれど…どうなの劇団?
それはともかく、ミハルはマスタード色のドレスに茶色のファー、アヤカは白いドレッシーなブラウスにブルーのロングスカートと、だいぶテイストが違うお衣装でした。てかアヤカのウエストが! まるで現役娘役みたいな薄っぺらさで、内臓どこに入ってんの!?って細さで仰天しました。こんな「主婦」います!? しかも色白すぎる…! 正直、今の流行りのツヤテカメイクではなくやや粉っぽかったので、そういう意味では年相応ではありつつも、これが美魔女ってヤツか…!と震えました。
一方でミハルのほうは「最近どう?」と聞かれて「太ってる!」と朗らかに応えてネタにするような人なのですが、まあフツーの体型ではありますよね、それこそ年相応…アヤカの方が高いヒールを履いていて、ミハルはなおさらちんまくて、でもとてもキュートでした。胸が高まりまくりです…!
セットリストは、まずはふたりが花組で一緒だった3年間の曲から、ということで『ザ・フラッシュ!』のプロローグや「ジタン・デ・ジタン」、そして『ベルばら』の「ごらんなさい~駒鳥が鳴いている」など。でも合間に挟まれる当時の失敗談トークがすごすぎて、もう抱腹絶倒でした。ミハルはなんでも忘れちゃうんだけれど(笑)周りの同期はよく覚えているもので、何かというとエピソードが掘り返されるようです。アヤカも下級生時代はよくやらかしたとのことで、ハケ際に転んだだの出遅れならぬ出忘れがあっただの、いろいろ披露してくれました。過剰に悪びれていないところがすがすがしくてよかったです…!(笑)
これも私は観たことがない『会議は踊る』の「唯ひとたびの」も素敵でしたし、『春の風を君に』の「風は何処から吹いてくる」も素敵でした。「明日にかける橋」で前半は終了、10分の休憩がありました。
後半は、デザインコンセプトが同じで細部が違うお揃いのドレスで出てきてくれて、ミハルが黒、アヤカが白。靴もアクセも髪型も変えてきて、さすが娘役さんです! そういえばピアノの傍らに置かれた給水ボトルのキャップがピンクとブルーで、組カラーでミハルがピンクでアヤカがブルーかなと思ってたら逆でした(笑)。確かに当時、組カラーってそこまでこだわっていた気がしなくもなくもないかもしれません…
「タカラヅカ行進曲」で後半を始めて、今度はソロを交互に歌って『グランサッソの百合』(このあたりのバウ公演も秀作は再演してほしいなー…!)の「これが恋」、『ワン・タッチ・オブ・ヴィーナス』の「Foolish Heart」、『パパラギ』の「心はいつも」に珍しい『ベイ・シティ・ブルース』の「オリヴィアの幻想」(このあたりのナカグロや音引きの有無をプログラムの表記から校正できてしまう自分が怖い…)。ラストソングはアヤカがつい「ひまわり」と言ってしまう「おひさま」でした。
優子先生のハモりのアレンジが素晴らしくて、ミハルのソプラノとアヤカのアルトがよく響き合って、ときどき司会のキンさんのカゲコーラスも加わって、まろやかな歌声を堪能しました。まあ正直アヤカは腹筋が出来ていなくて怪しいところもあるかなとは思いましたが、なんせ主婦ですからね…! 男児四人で一時は毎朝お米を八合炊いていたと言うんですから驚きでした。今はガラス工芸作家さんとしてもご活躍ですしね。
マグノリアコンサート、数回観に来ていると思いますが、どうしても元男役さん偏重、ないし元トップコンビ企画になりがちかと思います。でもこういう娘役同士、というのも実にいいものですね。キャルさんやさっちん、ユウコの話が出たのも胸アツでした。ジュンナとユウコとグンちゃんとユリちゃん、とかも観たいぞ! トップでなくても、ネネレミとかさ。まだまだ本道のミュージカル出演などで忙しいかもしれないけれど、96期とか、100期とか…萌え企画、待っています!
アヤカの子育てが大変だったころは全然会わなかったこともあったそうですが、今は会えばまた昨日も会っていたかのような意気投合っぷり、仲良しっぷりなのがよく伝わって、楽屋もさぞにぎやかなのでしょう、優子先生はふたりの喉の心配をしていました(笑)。でもきっとしゃべるのと歌うのは違う声帯を使うんですよ…! いつまでも明るく朗らかで、美しくたくましく、元気で輝いている娘役スターを観られて幸せでした。
ミハルの舞台、また観に行きたいものです…!
何度も語って申し訳ありませんが、私の宝塚歌劇初観劇はヤンさん、ミハル、ミキちゃん時代の花組『メランコリック・ジゴロ/ラ・ノーバ!』でした。ちなみに月組はユリちゃんとヨシコの『風共』から、雪組はトンちゃんサヨナラの『ブルボンの封印』から…かな? 星組はシメさんサヨナラの『カサノヴァ 夢のかたみ』からかな。なので74期トップ娘役3人(のちに遅れてアキちゃんも就任しましたが)は私の青春です、当時娘役本同人誌も出しちゃったものでしたよ…!(笑)
なので今回の開催告知に飛びつき、しかし抽選に外れ、一方で当初2月1日14時公演のみの開催だったのが17時公演も追加になり、しかしその抽選にも外れ、ついで前日17時公演が再追加され、そこにやっと「今まで外れた方優先で…」みたいな案内が来て飛びつき、無事にチケットが買えていそいそと出かけてきたのでした。…ら、最前列最上手のかぶりつきのお席をいただきました、ありがとうございます…!
ピアノは毎度おなじみ吉田優子先生。黒のホルターネックのドレスが素敵!
オープニングは会場後方扉からふたり揃って登場で、椅子の列を分けて二本作られた通路をそれぞれ練り歩きながらの『キス・ミー・ケイト』の「Another Opening」。私はミハルサイドでした。この期の初舞台公演ですね。私は間に合っていませんし、他での上演も観たことがない演目で、再演をずっと願っているのですけれど…どうなの劇団?
それはともかく、ミハルはマスタード色のドレスに茶色のファー、アヤカは白いドレッシーなブラウスにブルーのロングスカートと、だいぶテイストが違うお衣装でした。てかアヤカのウエストが! まるで現役娘役みたいな薄っぺらさで、内臓どこに入ってんの!?って細さで仰天しました。こんな「主婦」います!? しかも色白すぎる…! 正直、今の流行りのツヤテカメイクではなくやや粉っぽかったので、そういう意味では年相応ではありつつも、これが美魔女ってヤツか…!と震えました。
一方でミハルのほうは「最近どう?」と聞かれて「太ってる!」と朗らかに応えてネタにするような人なのですが、まあフツーの体型ではありますよね、それこそ年相応…アヤカの方が高いヒールを履いていて、ミハルはなおさらちんまくて、でもとてもキュートでした。胸が高まりまくりです…!
セットリストは、まずはふたりが花組で一緒だった3年間の曲から、ということで『ザ・フラッシュ!』のプロローグや「ジタン・デ・ジタン」、そして『ベルばら』の「ごらんなさい~駒鳥が鳴いている」など。でも合間に挟まれる当時の失敗談トークがすごすぎて、もう抱腹絶倒でした。ミハルはなんでも忘れちゃうんだけれど(笑)周りの同期はよく覚えているもので、何かというとエピソードが掘り返されるようです。アヤカも下級生時代はよくやらかしたとのことで、ハケ際に転んだだの出遅れならぬ出忘れがあっただの、いろいろ披露してくれました。過剰に悪びれていないところがすがすがしくてよかったです…!(笑)
これも私は観たことがない『会議は踊る』の「唯ひとたびの」も素敵でしたし、『春の風を君に』の「風は何処から吹いてくる」も素敵でした。「明日にかける橋」で前半は終了、10分の休憩がありました。
後半は、デザインコンセプトが同じで細部が違うお揃いのドレスで出てきてくれて、ミハルが黒、アヤカが白。靴もアクセも髪型も変えてきて、さすが娘役さんです! そういえばピアノの傍らに置かれた給水ボトルのキャップがピンクとブルーで、組カラーでミハルがピンクでアヤカがブルーかなと思ってたら逆でした(笑)。確かに当時、組カラーってそこまでこだわっていた気がしなくもなくもないかもしれません…
「タカラヅカ行進曲」で後半を始めて、今度はソロを交互に歌って『グランサッソの百合』(このあたりのバウ公演も秀作は再演してほしいなー…!)の「これが恋」、『ワン・タッチ・オブ・ヴィーナス』の「Foolish Heart」、『パパラギ』の「心はいつも」に珍しい『ベイ・シティ・ブルース』の「オリヴィアの幻想」(このあたりのナカグロや音引きの有無をプログラムの表記から校正できてしまう自分が怖い…)。ラストソングはアヤカがつい「ひまわり」と言ってしまう「おひさま」でした。
優子先生のハモりのアレンジが素晴らしくて、ミハルのソプラノとアヤカのアルトがよく響き合って、ときどき司会のキンさんのカゲコーラスも加わって、まろやかな歌声を堪能しました。まあ正直アヤカは腹筋が出来ていなくて怪しいところもあるかなとは思いましたが、なんせ主婦ですからね…! 男児四人で一時は毎朝お米を八合炊いていたと言うんですから驚きでした。今はガラス工芸作家さんとしてもご活躍ですしね。
マグノリアコンサート、数回観に来ていると思いますが、どうしても元男役さん偏重、ないし元トップコンビ企画になりがちかと思います。でもこういう娘役同士、というのも実にいいものですね。キャルさんやさっちん、ユウコの話が出たのも胸アツでした。ジュンナとユウコとグンちゃんとユリちゃん、とかも観たいぞ! トップでなくても、ネネレミとかさ。まだまだ本道のミュージカル出演などで忙しいかもしれないけれど、96期とか、100期とか…萌え企画、待っています!
アヤカの子育てが大変だったころは全然会わなかったこともあったそうですが、今は会えばまた昨日も会っていたかのような意気投合っぷり、仲良しっぷりなのがよく伝わって、楽屋もさぞにぎやかなのでしょう、優子先生はふたりの喉の心配をしていました(笑)。でもきっとしゃべるのと歌うのは違う声帯を使うんですよ…! いつまでも明るく朗らかで、美しくたくましく、元気で輝いている娘役スターを観られて幸せでした。
ミハルの舞台、また観に行きたいものです…!
アップデートできるものとできないものがありますもんね。
時代の推移に耐えられない作品というものは、あるものです…(><)
あーん『ガイズ&ドールズ』もホントは心配なんだけどなー、上手い新演出になっているといいなー…!
●駒子●