駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

又吉直樹『劇場』(新潮社)

2017年11月26日 | 観劇記/タイトルか行
 かけがえのない大切な誰かを想う、切なくも胸に迫る恋愛小説。

 『火花』とこの作品しか読んだことがないのですが、『火花』よりはおもしろかったかな。というか私にはわかりやすく思えました。まあ同じ題材、同じテーマなんだとは思うのですが。
 著者はこういう部分に興味がある作家なんでしょうね。本当に純文学作家っぽい作家だなあ。
 タイトルもいい。もちろん劇場の話ではないところがいい。でもせつない、という感じは私はしませんでした。なんかもうちょっと他にいい煽り方がある気はしました。

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